127.6「魔宝技師、無双す(後編2)」
m(__)m
また、でてしまった。。。。
~おっさん(3歳)7章、これまでのあらすじ~
マイルズは魔王と神王という超大国のトップから依頼を受け死の国へ向かう。
途中魔王の策に嵌り、東部の辺境地域及び周辺国家の安定の為に一役買ってしまったマイルズ。
余りにすんなり受け入れたマイルズに不安を感じながら首都に変える魔王。
その頃マイルズは変態王子を使い、死の国へ向かい南部諸国からあるものを起動して歩かせていた。
死の国で、マイルズの陰謀、反政府組織の想い、聖王を取り戻さんと動く宰相派、死の国を舞台に物語は動き出す。暗躍する教会勢力は黒幕となりえるのか。それとも生贄にされてしまうのか。
マイルズとその一行はそれぞれの思惑を胸に死の国北部の遺跡に向かう。
ポチ「ばう(作者が風呂敷を広げました。収められるのか! 乞うご期待! )」
鱈「余計なあおり辞めて!」
「……」
馬車の中で先程まで黙っていた竜人学者が何かを語ろうとしていました。
彼にも反政府組織のリーダー(仕事人間)の声が聞こえていたようです。
私は集音魔法を使っていますが、彼は素の能力の様です。恐るべし竜人。
「マイルズ殿、望むのであればこの枷を外し脱出できるがどうする?」
真面目に問う竜人学者。
周囲を囲う異世界宗教の部隊に気付いたのでしょう、その表情はまじめそのものでした。
「そこの竜人の意見に賛成です。万の軍勢とて相手にできますが、万が一という事があります。御身に不幸が起こると自動的に我が国にも不幸が起こるのでご自重願いたい」
陰から声だけのティリスさんが竜人学者に賛同しています。
ですが、申し訳ないのですが、私としてもその意見は受け入れられないのです。
私も目的があります。
南部諸国であば……色々調査したときに発見したアレを起動しなければなりません。
ん?
皆さん、お忘れですか?
私は勝なのです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。





