127.5「魔宝技師、無双す(後編)」
うがあああ、半端なものが出てしまった。。。
忙しさにかまけて予約見てなかった。。。
そして大スランプ。。。
そもそも真面目に仕事をしていたら出会いなどないのです。
貧乏くじを引いたとかなんか、余計なお世話なのです。
こちとら必死に仕事して、人の尻拭いを必死にして、みんなが幸せになれる結末まで必死に見通して仕事をしていたら30歳近かったのです。
なので、ころっと嫁に騙されたのです……。
リーダー、ファイト!
独身だっていいじゃないですか!
私ですか?
戻ったら気の利いた彼女がいます。
華の独身なのです。
リーダーも……。
「幼児の馬車から不快な気配がする……」
……病みは深い……。
「それよりも、リーダー。異世界宗教の奴らおかしくない?」
「ああ、それは俺も思っていた。奴らいつの間にか数が増えていないか?リーダー」
「……なんか、あいつらの目つきが怪しくなってきたんだがリーダー」
「……っふ、何でもかんでも都合のいい時だけ俺を頼ってんじゃねーよ……」
あ、本気で病んでる。
「けっ、どうせ密入国者と合流でもして、俺たちを看板にして反乱を煽る準備でもできたんだろーさ」
なんでそこまで知っているのですか?
「昨晩本部から反政府組織の中枢は方々の手に落ちたと連絡があった……。方々のことだ、俺たちの行動なんかすべてお見通しなんだろうよ……。必死にやったのに……完璧な計画だと思ったのに……くっそ」
正解。
異世界宗教は北部遺跡で一網打尽になります。
貴方がた反政府勢力はその餌です。
さらに言うならば、異世界宗教を逃さないための仕掛けを南部から起動して歩いています。変態王子が。
私と竜人学者は餌を気づかせるための最後のピース。
そう、地球への送還装置を起動状態にし、彼らの【帰還欲求】を刺激します。
それは冷静な思考を阻害するでしょう。
そうして、お得意の内部紛争開始なのです。
密に群がる蟻のように集まりはじめている現状。
ここまでお読みいただきありがとうございました。





