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【書籍化・コミカライズ】【Web版】おっさん(3歳)の冒険。  作者: ぐう鱈
7章:宗教戦争で最も悲惨なのは宗派争い
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外伝『その時の……おっさん幼児!』  第5回「その魔法力化け物か!」

※完全に蛇足です。3章当時のマイルズが獣王国でちやほやされるお話です。

※完全に蛇足です。3章当時のマイルズが獣王国でちやほやされるお話です。

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 ……燃え尽きちまったぜ……。

 ……もう真っ白だ。

 私は今、親衛隊長とお手手繋いで食堂を移動中です。権三郎は毒味&味の最終調整のため料理場におります。

「はい、マイルズ様。専用チェアにおすわりしましょうねー」

 抱えられる私の目はきっと死んでいたのでしょう。

 でも…………。お腹減ったのです!

 飯はまだか! 私の理想は亭主関白なのです!

 ……あれ? 関白だと陛下が上にいますね……。奥さんが陛下だったのでは? ですと? ……黙秘します……。

「マイルズ様。お食事が来るまでの繋ぎとして、……こちらなどいかがですか?」

 親衛隊長がそっと取り出したのはガラスの瓶。その中には琥珀色の液体に金色の葉が漂っています。

 ……こっこれは!

「我が領地はこの神の雫の産地なのです」

 ない胸を張る親衛隊長。

「ご興味ない?」

 滅相もございません。お嬢様!

 それ1度お父さんに1なめさせていただいたことがあるのです。上品な甘味で喉をさらりと通り過ぎ、かすかに登ってくる後味は至福味わいだったのです。1瓶で家が建つといわれる高級食材なのです。

「その、反対の手に持っているのは何ですか?」

 神の雫を持つ手とは反対の手にウィッグが握られております。

「等価交換です」

 ……え?

「赤髪ツインテールも似合うと思うのです」

 ……え?

「欲しくないのですか?」

 ……。

 はい、被りましたとも。何とでも言うがいいのです!

 ……その後、お昼をいただいたあと被服魔道具検査室に戻ったのでした。


「はい、そこでくるっと回って笑顔ください~」

 これは………………ビジネスなのです!

 ビジネスだから仕方がないのです!!


(6話につづく! そして安定のタイトル詐欺!!)

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