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僕だけに聞こえる彼女達の本音がデレデレすぎてヤバい!  作者: 寝坊助
デレ4~決着!? 最後に誰が選ばれるのかがヤバい!~
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38「……透さん? 透さん!」

 次の日。

 僕はクラスメートであり親友の白輝しらきアリサと水族館デートをしていた。

 ここで『なぜ急に?』という疑問について説明しておきたい。


 まずアリサには、これまで大変お世話になっている。

 あすかの第二の人格、ことり。そのことりの素性を確かめるため、あすかの学校での様子を観察してくれと頼んだのだ。


 すると僕の睨んだとおり、あすかは特定のクラスメートから苛めに合っていた。ことりは、あすかを苛めから守るために正当防衛を働いていたというわけだ。そして、ことりとの和解の場として、アリサはキャンプ場まで提供してくれた。それも天然温泉、充実したキッチン、フィットネスルーム完備の、かなり豪華なコテージまで用意してくれて。


 これだけ骨を折ってくれて、何のお返しもなしというのは流石に悪い。

 だから何かお礼をさせてくれないかとアリサに尋ねたところ、彼女は僕とデートしてほしいと言ってきた。(ちなみに心の声では結婚してほしいと熱望していた)。


 ほみかの件は何も解決していないけど、つばめさんの所にいるならとりあえずは安心だし。アリサに恩返しするのも大事なことだ。


 ちなみに、なぜ水族館なのかというと、アリサはアルビノであるがゆえに、日差しをまともに受けられないというのがあって、屋内ならば天候による影響は受けない。しかも僕と同じで魚好きだし、イルカショーなどのイベントも見たいし、デートコースとしても定番だ。よって、水族館をセレクトした次第。


 そんなこんなで今日、待ち合わせした水族館に、アリサと二人で遊びに来ているんだけど……。

 アリサからある疑惑をかけられ、僕はそのフォローに四苦八苦しているというのが、今の状況だ。


 まあ、とりあえずご覧いただきたい。


「……透さん? 透さん!」


「ん……? ああ」


 大声で呼ばれたので顔を上げると、ふくれっ面のアリサが僕を睨んでいた。


「ごめんごめん。ぼーっとしてた。いや、違うんだよ。アリサとのデートが久しぶりすぎて、何か緊張しちゃってさ」


「……白々しい嘘をつかないでください。今さら緊張するような間柄ですか? 私といるのがそんなにつまらないなら、帰ってもらってもいいんですよ?」


(……もし本当に帰ったら、私ここで死にますけど)


「いやいや、そんなことはないよ。アリサと次はどこを見にいこうか? って考えてたんだよ。それに――」


「……言い訳は聞きたくないです。それに、そんなこと考えてるような顔には見えませんでしたよ」


(……それっぽいことを言って誤魔化してないで、私のことを見てください)


「というより、あれなんだよ。今日のデートが楽しみすぎてさ……」


「……それはさっきも聞きました。というか、話をすり替えないでください」


(……明らかに様子がおかしいのに楽しみだったと言われても、説得力がありません。言うなら、ちゃんと抱き寄せてから言ってください)


 ぷいっ、と拗ねてそっぽを向いてしまうアリサ。

 内心は僕に構ってほしい気持ちでいっぱいだったが。

 まあでも、これはアリサの言うとおりかな。元々今回のデートはアリサに日頃の感謝を伝えるためのものであり、尚且つこれほどの美少女とデートしてるのにボーッとしているとあっては、男として最低と言っていいだろう。


 まあ、心の声を聞く限りでは怒ってるわけではなさそうだし、幸い雰囲気を作りやすい水族館をデート先に選んでいるから、とりあえずは何とかなるんじゃないかな?


 そう思い、僕は行動に移した。

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