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454話 躾
昔、結婚した女の連れ子が懐かない事に腹がたち言うことを聞かせようと躾る。
水風呂の中で数時間正座させたり食事を抜いたりした。
ある冬の夜、下着姿のガキを縛り家の外に一晩放置したらクタバリやがった。
俺は逮捕され、逮捕した警官を始め皆が皆あれは躾では無く虐待だと言う。
俺は虐待なんてしていない!
あれは躾だ! 躾中の事故なんだ!
裁判でも裁判官に虐待だと言われたが俺は虐待では無く躾中の事故だと言い続けた。
だが抵抗虚しく、子供を虐待死させた糞親と決めつけられ刑務所に収監される。
今、看守が俺の作業のやり方を見て怒鳴りつけて来た。
「なんだこのやり方は?
作業手順が教えた事と全然違うじゃないか!
何度教えても覚える気が無いお前のような奴には躾が必要だな、躾しなおすから此方に来い」
俺は下着姿にされ、後ろ手に手錠されて冷凍室の中に放り込まれる。
「寒い!
こんな所に放り込んでどうするつもりだ?」
「作業手順を覚えないお前を躾るんだよ」
「躾? 虐待じゃないか!」
「い、い、や、躾だよ。
冬の夜、下着姿の子供を、躾だと言って外に一晩放置していたお前なら分かるだろう? 」
看守はそう言うと俺を置いて冷凍室から出て行った。




