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403話 葬儀
昔子供の頃私は鳥葬に憧れた。
鳥に食べられれば鳥の身体の肉となり骨となり、大空を自由に飛び回れると思ったから。
大きくなって日本には鳥葬が無いことを知り、代わりに海に散骨して欲しいと願う。
海に散骨してもらい魚の餌となり、大海原を自由に泳げれば良いなとの思いからだった。
それなのに今私には散骨する事は許されず、2ツの選択しか許されていない。
1ツは、部屋の中で死に虫の餌となり、腐敗した身体がドロドロに溶けていく選択。
もう1ツは、マンションのベランダから飛び降りて下に屯しているゾンビに喰われる、ゾンビ葬かだ。




