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こいし恋しと夜になく◆
こいし恋しと夜になく◆
作者:カラスウリ 様
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【あらすじ】
その河童の茶髪の頭に皿はない。背に甲羅もない。今日も今日とてイケメンに変化しているので、始末に悪い。
過去の出来事で、人生につかれていたわたしの前に現れたイケメン河童の清水。
彼の求愛に及び腰になるわたしには、とあるトラウマがあったのだった。
【感想】
和風でノスタルジックな現代FT。
町内会の仕事が縁で知り合った青年から、河童であることを告白された主人公。
二人の距離は近づいたり、遠のいたり。
作品全体に流れる落ち着いた空気感、日本語ってきれいだなぁ……としみじみ思わせてくれる古風な文体が、とても心地良かったです。
こんな作品がなろうで読めるなんて思わなかった。
キラキラ西洋風ファンタジーも大好きですが、洋食ばかりだとたまに和食が食べたくなるというか、そんな気分の時にぴったりな作品だと思います。全十四話。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!




