ラドゥと旅路と獣狩り◆
ラドゥと旅路と獣狩り◆
作者:あびすけ 様
https://book1.adouzi.eu.org/n7914gb/
【あらすじ】
黒い霧から魔物が発生する世界。魔物は〈獣〉と呼ばれ、獣を殺す者を〈狩人〉と呼ぶ。
〈澱底〉と呼ばれる危険地帯で育ったラドゥは、師であるガロの死をきっかけに、故郷から外の世界へと旅立つ。
たまたま立ち寄った街で金を稼ぐために引き受けた仕事は、〈協会の狩人〉の荷物持ち。狩人の三人はなかなかの猛者。どうやら今回は剣を抜くことはなさそうだ。何ごともなければ、だが……
【感想】
独特な世界観のファンタジーで面白かったぁー!
黒い霧から生じる、〈獣〉という脅威が存在する世界。そして〈獣〉を倒す狩人には、実力に応じた等級が割り当てられます。
主人公ラドゥは等級の最強クラスに匹敵する強さなので、戦闘シーンは圧巻です。
ダークで武骨な世界観も、個人的にとても好みでした。
恋愛要素は、二部にうっすーーーくあるような、ないような……
当事者的にはノーカンでしょうか……
(ヤバい敵に追われててそれどころじゃない)
でも、恋愛要素はこれくらい薄くても全然有りだし、むしろ好きでした!
雰囲気的に、「騎士ユリウスの文通」が好きな方なら好きなんじゃないかなあ。
出てくる悪党がマジモンの胸クソばっかなので、そこは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、善良イケメンな主人公で中和されて、一応バランスは取れてる気がします。
明らかになってない伏線が結構あるので、ぜひ続きが読みたい作品。全13話。
キリのいいところで終わっていて、ステータスは完結済みになっています。




