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最高難度迷宮でパーティに置き去りにされたSランク剣士、本当に迷いまくって誰も知らない最深部へ～俺の勘だとたぶんこっちが出口だと思う～

作者：quiet 様

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【あらすじ】

Sランクパーティ所属の剣士・ジルは、最高難度迷宮の攻略中、すったもんだの末にたったひとりで置き去りにされてしまう。

ただでさえ致命的な方向音痴なのに、普段かけていた眼鏡が破壊され、もはや自力で地上に戻れる見込みはない。

しかし、方向音痴に特有の根拠のない自信と、卓越した剣の腕を武器にジルは進む。ずんずん進む。強力な魔獣が出てきても、よく見えないままズバズバ斬って捨てる。

やがて現れる似たような方向音痴ども。

徐々に姿を現し始める迷宮の本当の姿。

そして訪れる「もしかして俺って何ヶ月もかけて出口から遠ざかってないか？」という悲しい気付き……。

一方地上では、彼を捨てて行った冒険者パーティにも不穏な空気が立ち込めて……？

【感想】

根拠のない自信に動かされ、出口とは真反対の、迷宮の奥へと突き進む主人公。途中から合流した方向音痴仲間と、意図せず、迷宮の最奥まで行ってしまいます。

この一章がほんとおすすめ。未読の方は一章だけでもぜひ。ラストバトルはすんごい熱かった……！

有名作品だけあって全体的なクオリティも高いし、サブキャラでは魔術師さんがいい味出してて好きでした。

一章、二章それぞれきちんとストーリーがまとまってて、二章もとても面白かったです。

主人公が善良かつ奥手で、男主人公にありがちなハーレムとか唐突なエロとかないので、女性も楽しく読めるかと思います。恋愛要素ほぼなし。現在連載中。

同作者様ならこの短編も好き。めちゃ笑った。

令嬢「ショートコント、婚約破棄」https://book1.adouzi.eu.org/n0140gj/