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失恋に効く薬(ミハエル視点)




 カンザナイト家の客室を出たミハエルは、廊下で控えていた侍従に持っていた資料を預けた。

「殿下へ、カンザナイト家への説明は終わったと連絡をしてくれ。それから、僕は少し庭を散策して部屋へ戻る」

「散策ですか?」

「少し考え事をしたいんだ。君は殿下への伝言が終了したらそのまま休んでくれ」

「承知しました」

 そう言って殿下の下へと向かった侍従を見送り、ミハエルは中庭の方へと足を向けた。

 昼間なら綺麗な花が楽しめるだろう庭も、夜の(とばり)が下りた今は薄暗い。

 足元を照らす常夜灯の仄かな明かりを頼りに、ミハエルはゆっくりと足を進める。

 そんなミハエルの頭を占めるのは、先ほど見たカンザナイト家の面々の顔だ。

 ずっと謝罪をしたいと思っていた。

 罵倒される覚悟もしていたというのに、彼らは誰もミハエルが悪いとは言わなかった。

 人がいいにも程があると思う。

 ミハエルがユリーナを突き放したりしなければ、こんな悲劇は起きなかった。

 ダリヤにもそう説明したが、彼はそれでもミハエルが悪いとは言わなかった。

『同じ状況でも罪を犯さない人はいる。ユリーナ嬢が呪いに手を出したのは間違いなく彼女の(ごう)だ』

 それでもユリーナを追い詰めたのはミハエルに他ならない。

 だから、彼らには何を言われても甘んじようと思っていた。

 しかしダリヤが望んだのは絹の融通だけだった。

 安くしないと軽口は叩いたものの、元より安くするつもりだった。だが、当のダリヤから安過ぎると怒られ、結局は通常価格の取引となった。

 しかも、彼らの父や祖父からは、ダリヤの友人でいてくれるだけでいいとまで言われた。

 それは全く詫びではないと言ったが、ダリヤはその身ゆえに友人を作るのが大変であり、高位の貴族が友人としていてくれるなら心強いとまで言われたのだ。

 サフィリアの要望だって可愛いものだ。

 本当なら最初の求婚すらその場で止めろと言われてもおかしくなかったのに、彼は止めなかった。

 ミハエルとルビーの意思を尊重してくれたからだ。

 二度目は止めて欲しいなんて、随分と可愛いおねだりである。

 本当に人が良すぎる。

 それでも彼らが百戦錬磨の商人であり、人が良いだけの善人でないのも知っている。

 しかし彼らは一度懐に入れた人間に対しては優し過ぎる気がする。

「まぁ、それをどうにかするのが僕らの役目だけど……」

 カンザナイト家に何かあれば、公爵家だけでなく王族まで出てくるだろう。

 それほどにカンザナイト家の人脈は広く、信頼も厚かった。正直、下位の貴族では太刀打ち出来ない人脈だ。

 それ故に、カンザナイト家の一人娘であるルビーの婚約破棄は貴族社会に歓迎された。

 それは勿論、カンザナイト家と縁を結ぶ為だ。特に一人娘ともなれば、その価値は計り知れない。

 そのお陰か、現在のカンザナイト家はダリヤの機嫌が悪くなる程の縁談が舞い込んでいる。

 だからこそ、ミハエルは自分が求婚中であるという噂を流した。

 またダリヤには、無理を言ってくる貴族がいればミハエルの名前を出してもいいと言っている。ミハエルとの縁談が進んでいると言えば、大抵の貴族は黙るだろう。

 これである程度、貴族からの求婚を跳ね除けられるはずだ。

 振られてしまったが、名前は使っても良いと言ってある。

 正直、これが七年前の詫びになるかは分からないが、少しでも彼女が煩わしい事から解放されるなら嬉しいことだ。

「でも、出来るなら僕と家族になって欲しかったな……」

 甘い夢のような考えだったが、彼女が隣に居てくれれば暖かい家庭が築けると思ったのだ。

 しかし、彼女にはあっさりと断られてしまった。

 あんなに真っ直ぐに断られてしまうと、身を引くより他にない。

「はぁ……」

 覚悟していたとはいえ、やはりそれなりに堪えると思いつつ、ミハエルは庭を眺める。

 月明かりに照らされた庭園はそれなりに美しく、少しだけミハエルの心を慰めてくれた。

「……そろそろ帰ろうかな…」

 明日は明日で予定が入っている。

 ギルレイドとの仔細な書類のやり取りや、子爵との会食も外せない。

 出来れば傷心の心を癒したいところだが、現実はそこまで甘くはなかった。

「いや、むしろ仕事をしている方が気が紛れていいかな……」

 呟きながら元来た道を返せば、不意に目の端を何かが掠めた。

 一瞬賊かと思って身構えたが、よく見ると一人の女性が東屋に座っているのが見て取れる。

「……ベルベット・セーチェック嬢、こんな所で何を?」

 座っていたのは保護されたセーチェック姉弟の姉、ベルベットだった。

 彼女とその弟であるエリックは、ギルレイド一行と離すために子爵邸で保護されている。

 その為彼女がこの庭に居てもおかしくはなかったが、今はかなり深夜に近い時間帯。

 幾ら屋敷の中庭といえ、貴族女性が一人でフラフラして良い時間ではない。

「シュバルツ公爵様……」

 保護された彼女とはここに来てから一度だけ面談している。

 そのお陰か、少しだけ驚いた表情をしたものの、彼女は特に叫び声を上げることなくゆっくりと顔を上げた。

「こんな遅い時間にどうされました?お部屋に何か不都合がございましたか?」

 侍女を呼ぼうかと声を掛ければ、彼女は慌てた様子で首を振る。

「いいえ……、少し夜風に当たっていただけですので、お気になさらないで下さい」

「しかしこんな時間にお一人は危険ですよ。屋敷内とはいえ、賊がいつ忍び込んでくるか分からない」

「わたくしのような者に過分のご心配をありがとうございます。ですが、もう既に穢れた身ですので、今更ご心配して頂くようなことはありません」

 自分を卑下するような彼女の物言いに、微かなため息が漏れる。

「ご自分を(おとし)める発言は感心しませんね…」

「すみません。ですが、もう少しだけ夜空を堪能させて頂けませんか?国に帰れば、こうやって静かに過ごせる時間はないでしょうから……」

 二週間近く攫われていたベルベットは、静かにそれだけを言って空を見上げた。

 立ち去るべきかと思ったが、どうしても彼女が心配でこの場を離れ辛い。

 自殺でもされたら……と、嫌な考えが頭を掠めてしまう。

「こちらに座っても良いでしょうか?」

「シュバルツ公爵様も夜空観賞ですか?」

「ええ。実は先ほど結婚の申し込みを断られまして……」

 自分でも何を言い訳にしているのかと思ったが、その言葉は思いがけずベルベットの気を引いた。

 沈んでいたような顔を持ち上げ、目を丸くしながらミハエルを見る。

「あらっ…」

「そういう訳で、少し気分転換中なのです」

 そう言って、彼女から少しだけ離れた位置に座る。

「公爵様を袖にされる方がいらっしゃるなんて…」

 彼女が心底驚いているのが分かった。

 先ほどまでの気落ちしていた表情が嘘のように、じっとミハエルを見つめている。

 多分、何故断られたのか考えているのだろう。

「公爵の妻は到底無理だと言われました……」

 彼女の探るような視線に苦笑を浮かべながらそう言うと、ベルベットが大きな瞳を更に大きく見開く。

「つまり、そのお方とは身分の差がお有りなのですね?」

「えっと…、自分から話を振ったとはいえ、グイグイ来られますね?」

「うふふ、ごめんなさい。でも、こんな恋愛話が出来るのも修道院に入るまでなんですもの。それにシュバルツ公爵様ほどの方が袖にされるなんて、気になって仕方ないではありませんか」

「そういうものですか?」

「ええ、そういうものですわ。女性はみんな恋のお話が大好きなのです」

 楽しそうに語るベルベットの顔は、ここに来てから初めて見るものだった。

 恋の話と言われるのは微妙な気持ちだが、沈んでいた彼女の気持ちが少しでも浮上するなら構わないとも思う。

「身分違いということでしたら、こちらの子爵令嬢かしら?……でも、少々御歳が離れていらっしゃるわね……」

「さすがの僕も、十二歳のご令嬢に求婚はしませんよ」

「では……、カンザナイト商会のご令嬢?」

「正解です……」

 見事に言い当てられ、ミハエルは思わずため息をつく。

 そんなに自分は分かりやすかったのかと思ったが、確かにこの状況で振られたとなると、選択肢は少なかった。

「確かルビーさんと仰ったかしら?保護されたわたくしを真っ先に気に掛けて下さった優しい方ですわ。素敵な方ですよね」

「ええ。ですが、あっさりと断られてしまいました」

「うふふ…、ダリヤ様の美貌を見慣れているルビーさんには、さすがの公爵様でも歯が立ちませんでしたか?」

「彼女にとってはダリヤの容姿ですら壁に掛かった宗教画だそうなので、僕の外見など路傍の石ですよ」

「それはそれは……、でも容姿に惑わされない性根(しょうね)をお持ちというのは素晴らしいことだと思いますわ。わたくしなど、ダリヤ様の姿絵を見ただけで舞い上がってしまって………。しかしそのお陰でまさか姫様の不興を買うとは思いもしませんでしたが……」

「ベルベット嬢……」

 自嘲気味に笑った彼女は、大きなため息を吐いて夜空へと視線を向ける。

 そして心の内を吐露するように静かに口を開いた。

「………ダリウスとは幼馴染みで、ずっと上手く婚約者としてやっていると思っていました。学院に入るまでは……」

 しかし高等学院に入ってからというもの、ダリウス・カザンは王女の取り巻きとなり、徐々にベルベットを(ないがし)ろにするようになったという。

 しかも卒業と同時に結婚予定だったのが、何だかんだ理由を付けられて延期になっていたそうだ。

「落ち込んでいるわたくしの話を聞いたヴァルテンベルグにいる従姉が、慰めにとダリヤ様の姿絵を貸してくれたのです。わたくし、あの方の姿に夢中になってしまいましたわ」

「……分かります」

「鬱々としていた心が晴れるかのように、ダリヤ様の姿絵を見ているだけで幸せになりました」

 しかし姿絵を持っているベルベットを妬んだステラ王女により、ベルベットは二週間近く監禁されることになる。

「エリックは自分の空間魔法目当てだったんだと謝ってくれるのですが、全ては私が至らないせいなのです。むしろ弟は巻き込まれた被害者で……」

 今回の件で、彼の将来も閉ざされた。腕の立つ近衛騎士として頑張っていた弟に、もう出世の道は残されていない。

「ギルレイドにいる両親や兄は戻って来いと言ってくれるのですが、わたくしはこのまま修道院へと入ろうかと思っています。ただ、エリックが自分も一緒に行くと言って聞かず、どうしていいか……」

 セーチェック姉弟はお互いがお互いに責任を感じて、前へ進めなくなっていた。

 幾ら彼女らに非がないとはいえ、ギルレイドに戻れば誹謗中傷は免れない。

 ベルベットが修道院へ行きたいという気持ちは痛いほど分かるし、一緒に行きたいと願う弟の気持ちも良く分かる。

「もし宜しければ、暫くはヴァルテンベルクに滞在されてはどうですか?こちらなら煩く言う連中もおりませんし、滞在場所はご用意させて頂きますよ」

 彼らは今回の件の所謂生き証人で、こちらとしても全てが終わるまでは彼女達の安全は確保したい。

 それに、彼女達姉弟は完全なる被害者だ。

 そんな二人が辛い目に遭うというのは、ミハエル自身が許せない気持ちだった。

「そう出来れば嬉しいのですが、さすがにそれはギルレイド王家が許さないと思います。国にいる両親は庇ってくれるでしょうが、それでも一度はギルレイドに戻らなければいけないでしょう」

 さすがのギルレイドも黙ってヴァルテンベルクでの滞在を許すほどは甘くないという事だ。

 滞在先にやってきては、ギルレイドへの帰国と王家への報告を望むだろう。

 だが帰国すれば貴族院への呼び出しは必至で、どこに行っても晒し者になるのが落ちだ。

 だからこそ彼女はこのままひっそりと修道院に入ることを望んでいるようだった。

「ギルレイドも必死だろうから、何をするか分からないね…」

 どうにかして穏便に彼女達姉弟を保護する方法はないだろうか?

 一番簡単なのは、ベルベット嬢がエメラルド殿下に嫁いでくれれば安全に守ることも出来るのだが、さすがにそれは難しい。それに、これ以上ギルレイド王家と揉めるのは得策ではなかった。

「……あっ、一つだけ手がある……」

「公爵様?」

「えっと、ベルベット嬢……」

「はい…?」

「貴女の今後の選択肢の一つとして、一つ提案したい事があります」

「ご提案ですか?」

「はい。あくまでも貴女の選択肢の一つとして加えて頂ければ結構ですし、当然貴女には拒否権があります。あと、僕は断られても気にしません」

「えっと、はい……?」

 少しだけ不思議そうに首を傾げる彼女に、ミハエルは思い付いたことを提案した。

「良かったら僕と結婚しませんか?」

「え?」

「そうすれば、貴女はギルレイドに帰ることを拒否出来ます。エリック殿も一緒に来て頂いて構いません」

「それは……」

「もちろん無理にとは言いません。先ほども話したとおり僕は振られたばかりの身ですし、一度結婚もしています。子どもはいませんが、初婚の貴女に後妻という形を強いる事にもなります。ただ、僕と言う隠れ蓑は存外便利だと思いますよ」

 結婚の理由など適当に何とでもなる。

 一目惚れでもいいし、彼女を慰めている内に惚れたでもいい。

「結論は急ぎませんので、貴女の選択肢の一つに加えて頂ければ結構です」

 仮にお互いの性格が合わずに離婚したところで、その頃にはベルベット嬢の外野も静かになっているだろう。

「………あの、公爵様……」

 いい案だと機嫌の良くなったミハエルだったが、提案を受けたベルベットの瞳はかなり不安げな様子で揺れている。

「そのご提案はわたくしにとっては非常にありがたいものですが、公爵様には何の利点もございません…。それにわたくしは、二週間もの間、その……」

 言葉を濁したベルベットは、俯いたままグッと手を握り締めた。

 微かに震える彼女が何を言いたいかは分かっている。

 長期に渡り監禁されていた彼女が、何もされていないとはミハエルだって思っていない。

 けれど、彼女は何も悪くない。

 それに彼女は、監禁という劣悪な環境化でも常に弟の身を案じていたという。

 狂っていてもおかしくない状況で家族の身を案じられる彼女を素晴らしいと思いはすれ、穢れているなんて絶対に思わない。

「あの状況下ですので、貴方が男性を嫌悪していたらどうしようかとは思っていますが、他は気になりません。それに利点はありますよ。カザン侯爵家に嫁ぐために勉強していた貴女なら、我が公爵家の奥向きも任せられます」

「で、ですがわたくしは…っ!」

「それ以上は言わないで下さい。僕から見た貴女は家族想いの優しい女性、ただそれだけです」

「公爵様…っ」

「ただ、貴女の気持ちを思えば、僕の提案は早急過ぎたと今は少し反省しています」

「……そ、そんなことはございませんっ」

 彼女は首を何度も振る。

 しかし早急過ぎたのは事実だし、端から見たミハエルは、失恋した途端に次の女性に求婚する不誠実な男そのものだ。

「宜しければ、弟さんやご家族とも相談してゆっくりと決めて下さい。もし詳細について聞きたいという事であれば、明日の朝時間を取ります」

「………分かりました。エリックと相談致します」

「では、そろそろ部屋に戻りませんか?夜風が本格的に冷えてきました」

「はい…」

 ミハエルに促されるように、ベルベットがゆっくりと立ち上がった。

 そんな彼女をエスコートするように、ミハエルはゆっくりと前を歩く。

 そうして彼女の歩調に合わせながら歩きつつ客室へと向かう。

 すると、何故か客室前の廊下をウロウロしているエリック・セーチェックが居た。

「姉さん!」

「エリック?!どうしたのこんな所で?」

「どうしたって、それはこっちの台詞だ!部屋に居ないから心配したんだ!」

「ご、ごめんなさい…っ!少し夜風に当たりたくて……」

「だったら俺に一言……っ」

 そこまで言ったエリックは、その時になってようやく隣に立っているミハエルに気が付いた。

 そして、眉を寄せるように睨み付けてくる。

「………シュバルツ公爵、貴方が姉を連れ出したのですか?」

「違うのエリック!たまたま庭園でお会いして、公爵様はわざわざここまで送って下さったのよ!」

 ベルベット嬢の訂正に、エリックからは途端に険が消える。

「す、すみません、公爵様…」

「いいや、気にしないよ。こんな遅い時間だ。君が心配するのも仕方ない」

 エリックが姉であるベルベットを本気で心配しているのは見ていれば分かる。

 あんな事があった後だ。

 やっと会えた姉の状況を考えれば、ミハエルが最初に感じたように自殺かと思っても不思議ではない。

「では、もう夜も遅いので僕はこの辺りで……」

「公爵様、送って頂いてありがとうございました。それに、思い掛けない提案もして頂いて……」

「提案……?」

 訝しがるエリックに、ベルベットが今後の事で……と小さく呟いた。

 それに同意するようにミハエルも頷く。

「明日の朝は時間を空けておくので、質問や条件など聞きたい事があればその時に…」

 それだけを言ってミハエルは自分の客室へと足を向けた。

 エリックはまだ何か聞きたそうにしていたが、引き止めてはこなかった。

 だが、明日は必ず訪ねてくるだろう。

「ギルレイドとの交渉内容、ちょっと変更した方がいいかな…?」

 部屋に戻ってから、明日交わす予定だった書面を確認する。

 特に彼らのことを盛り込んだ書類ではなかったが、付け足した方がいいかもしれない。

 セーチェック姉弟の保護を少しだけ優先してもエメラルド殿下は怒らないだろう。

「……寝る時間あるかな……」

 そうぼやきながら、書類を頭に叩き込む。

 本当なら今頃は傷心を紛らわす為に寝酒を飲んでいる予定だった。

 けれど、とてもそんな余裕はなさそうだ。

「多忙という薬が傷心に効くといいんだけどね……」

 小さく笑いながら、また書類を捲る。

 ベルベットとの婚姻は咄嗟の思いつきだったが、案外悪くないと思っている。

 彼女は聡明そうだし、隣国の高位の伯爵家ならば煩い親戚も何も言わないだろう。

 熱烈な愛情を交わすのは難しいだろうが、穏やかな家庭を築けていければ良いとは思う。

 出来れば、一日で二人の女性に振られるという事が無いように祈るのみだ。


いつも感想や誤字報告ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] エリック…ベルベット嬢どうかな〜?って思ってたんでその通りでビックリしました(笑)
[一言] 家名をおもっきり間違えていたので、修正して再投稿いたします。<(_ _)> ステラ王女はまさに醜悪な名実ともに令嬢を辱める指示をしたということですね。 こんなやらかしをした王女をしれっと交…
[良い点] 元より報われぬ恋だったとはいえ妹の想いを拒絶したが故に親友で想い人を殺しかけたミハエルの罪悪感を考えると 自分の不孝より家族の事を案じる彼女の意思の強さはさぞ眩しく映っているでしょうね、 …
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