知る。そして蓄える
どうも、からあげ大佐です。
下書きを用意しているのがだいぶ前なのですが
ちゃんと木曜日の21時に投稿してますか?僕
してると信じることにしますが。
創世輪廻譚の第二話になります
ここではエルシア王国についてのながーい説明になります、これ以降の話でまたしっかりと深掘りしますのでよくわからなくても安心してください。
それでは楽しんでください
エキナの案内で、黄凰を目指して歩く。
道なき道を進んでいるが、
それに反してエキナは常に楽しそうにしている。
エキナ「えーっと...それでどこまで話したっけ?」
歩きながらエキナはこの国のことを説明してくれた。
一気にペラペラと話す彼女は、
人に教えることはあまり得意ではないのだろう。
シナ「あー...ここがエルシア王国って場所...くらいしか覚えられてないな...ごめん...」
何か色々話していたが、
早口でほとんどおぼられていない。
それを聞いた彼女は怒る様子もなく、
不機嫌な様子もなく笑顔でまた教えてくれた。
エキナ「あ、そうなの?じゃあまた最初から教えるね!」
シナ「ありがとう」
歩きながら木の枝を切っていた剣を鞘にしまい、
エキナは説明を始めた。
エキナ「まず、ここエルシア王国は海に囲まれた国でね。全部で...えーっと....1..2...3...4...5個!5個の地方に分かれてるの」
シナ(エルシア王国...地域が5個...うん...そこはわかったぞ..)
エキナ「広大なサバンナが広がるウィルダネスアース地方!この国の首都があるのもこの地方なんだよ!」
エキナがシナの方を向き、
腕を横に大きく開いて。
エキナ「こーんなに大きな牛とかがいるんだよ!」
シナ「そ..そうなのか...」
だがエキナはそもそも体が小柄。
腕をめいいっぱい広げても、
普通の牛にもみたない大きさだった。
エキナ「すごいでしょー!それで...一面砂漠が広がる、乾水地方!砂の中におっきな魔物とかがいて、水もないから遭難したらちょー大変!」
エキナが手をパタパタさせて、
うちわのように動かす。
エキナ「すっごく暑いの。もうほんと暑い」
シナ「砂漠...確かに暑そうだね...俺が目覚めたのが砂漠だったらって考えるとゾッとする...」
想像しただけで汗をかきそうだ。
もし遭難したら....
シナ「その砂漠に住んでいる人たちはいるのか?聞いた限り生きていくのは大変そうだが...」
エキナ「おっ、いいこと聞くね!乾水地方にも主要な都市はあるよ!オアシスの周りにできた街!サンドシーカー!」
待ってましたと言わんばかりに話し出す。
シナ「オアシス...って水が沸いてる場所...であってるか?」
エキナ「うん、合ってるよ。サンドシーカーはオアシスの周りにできてるから涼しくて、水もたくさんあるから水路が張り巡らされてて....それに!まっっっしろのレンガで街が作られてるからすごく綺麗なんだよ!」
目を輝かすエキナ。
シナ「砂漠なのに涼しい....確かにそこなら人もたくさん住みそうだ」
腕を組みそう考える。
覚えるために真剣になりすぎて、
木の根に少しつまづいた。
エキナ「あっ大丈夫??もう続き話しちゃっていい?」
シナ「へ、平気...ここまではちゃんと覚えられてるから続きを話してくれ」
ギリギリ転ばなかった。
また歩き始める。
シナ「うん、わかった!次に今いる地方!柳緑地方!こんなふうに森が広がってて、自然豊かな地方だよ!」
周りの気をこんこんっと軽く叩いて、
ここがそうだよっと教えてくれる。
シナ「柳緑地方の主要な都市は二つあって...一つが農亭!機械とか農薬とかで農業をしている街で...この国のほとんどの作物はそこで作ってるの。ただ...人々が結構冷たくて..あんまり好きじゃないんだ」
肩をすくめる。
大きな声で元気よく喋っていたが、
農亭の話になった途端元気ではなくなった。
エキナ「もう一つが今向かっている黄凰!結構田舎街で一面田畑が広がってるんだけど、この辺だと一番大きい村って感じ!農亭と違ってみーんな優しいんだよ!少ないけど美味しい野菜がたくさんあるし!」
先ほどまでとは打って変わって、
元気よくしゃべりだす、嬉しそうだ。
シナ「どらちも野菜を育てているが...育てる仕方や目的が全く異なっている...ってことか?」
エキナ「うん!正解!」
腕を頭の上で丸にして、
正解と教えてくれる。
エキナ「4つ目の地方は雪林が広がるプリミオン地方!こう..トゲトゲーっとした木がたくさん生えてるんだよ!」
手を三角にして上下に動かし、
トゲトゲなのを表す。
エキナ「雪が降っててちょっと寒いんだけど、べネルタイルって言う街がね!火山の周りにできた街で温泉があるの!」
水たまりをぴょんぴょんっと飛び越えながら。
エキナ「とっても綺麗なんだ!雪景色を見ながら温泉に入ったり、標高が高いからとっても景色がいいんだよ!」
シナ「へぇ〜...それはいいな。行ってみたくなる」
同じように水たまりを越える。
エキナ「でしょでしょ!今度連れて行ってあげる!そ、れ、に、温泉卵とか温泉まんじゅうみたいに美味しいものもたくさんあるの!」
腕を組んで食べたものを想像するだけで、
よだれが垂れているエキナ。
エキナ「あ、でも行く時は注意しなきゃいけないよ。プリミオン地方にはもう一つ街があるんだけど...そこはとっても危険だから」
スンっと真面目な顔になる。
騎士としての顔なのだろうか。
シナ「危険...?...それは...魔物ってこと...なのか?」
首を振る。
エキナ「グリムナガル、エルシアで最も治安最悪の街。騎士の警備も何も意味がない法律ガン無視のやばい街...でもそこに気をつければプリミオン地方はいい場所だよ!」
暗く沈んだ空気を紛らわすように、
声のトーンを上げた。
シナ「グリムナガル...名前からして危険そうだな...」
自然と身が引き締まる。
その反面少し気になってしまっている。
エキナ「それじゃあ次が最後の地方!一番寒くて一番広いコールドコンティネット地方!」
エキナが体を震わせる。
エキナ「めっちゃ寒いの。もうすっごく寒いし、めっちゃ広いから.....乾水地方と同じように遭難したら助からないかも...」
がっくしと落胆のポーズをする。
シナ「乾水と同じ...ってことは、助かる街があるってことだな?」
ニヤリと笑って見せる。
「ふっふっふ!わかってきたようだね。シナくん」
下げた頭をあげる。
エキナ「そう、コールドコンティネット地方の街は二つそのうち片方の名前がツンドラタウン。この街の最大の特徴はね...あったかいの!」
シナ「あったかい?寒い地方の街なのに??」
流石にこれはすんなりと理解はできない。
質問をすると嬉しいのか嬉々として話し出す。
エキナ「ツンドラタウンは周りを囲むように5つの塔があるの、その5つの塔が魔法陣の役割を果たしてて...街全体を薄い膜でドームのように覆っているの。」
腕を広げ、上から下に下ろす。
ドームの形を表す。
エキナ「そのドームの中にある街は魔法陣の効果でとっても暖かいんだ!」
シナ「寒い地方に暖かい...暑い地方に涼しい...よくできているんだな...」
うんうんと頷くエキナ。
エキナ「でーもー!注意しなきゃいけないことが二つあるの。」
指を立てて2つを表し、
ビシッと腕を伸ばしシナの方に示す。
エキナ「2つ?」
エキナ「まず一つ目、それはコールドコンティネット地方にあるもう一つの街。そこはコールドタウン、エルシア王国で一番北にある街なんだけど...そこはもうめちゃめちゃ寒い!とんでもなく寒い!」
先ほどの震えに加えて、
腕で体を抱きしめる。
駅に「ドームも無いし...ずっと吹雪いてる。夜に街を出歩けば次の日には....ね?」
想像もしたくない状態になっているのが、
想像できてしまう。
エキナ「でもご飯が美味しいんだ!おでんとかシチューとか!寒さならではの料理がたっくさんあるよ!」
シナ「寒くて危険だが、美味しいものがある街...格別だろうね」
お腹が空いてきたような気がする。
エキナ「そしてもう一つの危険が...ノースノット山。コールドコンティネット地方にある山で、エルシアで一番高い山なんだけど....登ることができないって言われてる山」
頭の上で三角を作り、
山の形にする。
エキナ「山のうち大半は...登ろうとして...そこで終わっちゃった人でできてるって言われてるくらい危険な山なの」
山の形を崩す。
シナ「危険な山....でもそんなに高いなら登り切れれば景色はすごいんだろうなぁ」
エキナ「ね〜...これで全部の地方の話はしたかな?」
サバンナ、砂漠、森、雪林、雪原の5つの地方。
そこに含まれる主な主要都市の説明。
2回目の説明でおおよそは覚えることができた。
シナ「うん、だいたい覚えられた...と思う。また聞くかもしれないけれど...」
エキナ「あ、やったー!お...それに私の説明はカンペキだったみたいだね」
手を胸に起き、ふふんっとした顔をする。
森の終わりが見えてきた。
それゆえに完璧ということらしい。
エキナ「ちょうどついたね!」
森が終わり、開けた場所についた、
そこに広がっていたのは田畑だった。
田畑の中に道が一本あり、
中心の住宅エリアに続いている。
シナ「ここが...黄凰か」
エキナ「ようこそ!黄凰へ!」
第二話はどうでしたか?感想や意見をくれると励みになります。長い説明になってしまったので読みづらくなっているかもしれません、すみません。なるべくシナと同じ目線で知っていけるようゆっくり、そしてわかりやすく書いたつもりではあります。第3話はついに黄凰にたどり着きます。第3話もお楽しみに




