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人国記を読む  作者: 三河
山陰道8ヶ国
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但馬國

但馬国は今の兵庫県北部地域です。

挿絵(By みてみん)

但馬(たじま

但馬国の風俗は丹後・丹波よりは優れり。

(但馬国の人は丹後・丹波よりは優れている)


根性に実儀あり。

(性根の部分に誠実さがある)


取分、出石・気多・城崎・二方郡は頼もしき意地あり。

(特に出石・気多・城崎・二方郡は頼もしいところがある)


朝来・養父郡の者は意地汚く、盗人多し。

(朝来・養父郡の者は意地汚く、盗人が多い)


両丹の風俗の中分にして、善にも悪にも従う風儀なり

(丹後と丹波の風俗の中間くらいで、善にも悪にも従う気質である)


・超意訳

但馬国は丹後や丹波よりは優れている。

何といっても性根の部分に誠実さがある。

特に北部の方は頼もしいところがある。

逆に南部は意地汚くて、盗人が多い。

丹後と丹波の風俗の中間くらいで、良い所も悪い所もある。


・私評

丹後も丹波も酷い言われようだったんだが、その中間くらいと言われてもなぁ

・一言要約

丹後と丹波の中ぐらい

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― 新着の感想 ―
[一言] ●但馬國 丹後と丹波を読み返してみましたが、確かに「この中間」と言われてもどういう感じなのかサッパリわかりませんでした。(-_-;)
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