信長Take3 登場人物7
7章までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
【あらすじ】
信長は『天下布武法度』を定めて明確に足利将軍家に敵対する意思を示して始まった年初。
広がった勢力をまとめる法をと共に、各地で力を蓄えるべく活動を活発化させていった。
その項目は多岐にわたり、特に水、鉄、木材、船、養蚕(硝石)治安、は力を入れて行われた。
一方、織田家の同盟者である斎藤家では、当主の斎藤義龍が信長の野望に中てられて、己の進む道を模索し始める。
斎藤家は、北近江国の浅井家から越前国朝倉家を目標に定め進軍を開始するが、立ちはだかるのは朝倉家が誇る伝説の武将である朝倉宗滴。
その朝倉宗滴と知恵比べのような進軍と小競り合いを繰り広げつつ、浅井久政の拙い対応も幸いして苦労して近江の一部を支配下に収める事に成功するが、朝倉宗滴に手酷くやられた為に一旦休止をせざるを得なくなるのであった。
その浅井朝倉との戦が終わる頃、足利義藤(義輝)と細川晴元が秘密裏に斎藤家と織田家に接触し、権力回復の為に織田家親衛隊に名前を偽って入隊するのであった。
【浅井家陣営】
☆浅井左兵衛尉久政(25歳)
北近江の戦国大名。
乱世に不向きな性格故に、あらゆる事で後塵を拝していたが、斎藤家との戦いに敗れ嫡男の猿夜叉丸を失い、戦国大名として覚悟を決める。
六角家との関係を絶ち、朝倉家と繋がる。
☆猿夜叉丸/浅井長政(6歳)
浅井久政の長男。
六角家への臣従の証として人質に出されていたが、浅井家が斎藤家との戦いで負けた事で、六角家との関係を絶つにあたり、救出される事となるのだが、織田家の横槍が入り誘拐される。
浅井家では限りなく死んだ者として扱われる行方不明者となる。
☆海北善右衛門綱親(37歳)
☆赤尾孫三郎清綱(37歳)
☆雨森弥兵衛清貞(36歳)
浅井三将として久政に仕える武人。
弱腰の久政に振り回されて実力を発揮できずにいたが、久政が自覚をした事で、戦場で働き場所を得る。
朝倉宗滴の策に従って動いていた。
☆遠藤喜右衛門直経(21歳)
浅井家家臣。
浅井家の先駆けとも言える若武者。
新進気鋭にして才気活発な武人。
斎藤家との戦後、六角家から人質としている猿夜叉丸を奪還する任を受ける。
しかし、とんでもない偶然に遭遇し失敗に終る。
【朝倉家陣営】
☆朝倉孫次郎延景/義景(18歳)
朝倉家当主。
朝倉家を継いだばかりで、宗滴の補佐を受けながら家を纏めている。
☆朝倉宗滴(74歳)
浅井家へと援軍に出された朝倉家古参の将。
逸話のどこを切り取っても伝説的な武名を誇る。
高齢であるが、そんな事は微塵も感じさせない神懸り的な采配や智謀を駆使して斎藤軍を手玉に取る。
浅井家は戦に負け領土も半減してしまったが、戦国大名として成長させた。
☆山崎新左衛門吉家(31歳)
朝倉宗滴と共に浅井家へ援軍に派遣された武将。
自身も決して無能な将では無いのだが、身近な比較対象が朝倉宗滴である為、眩暈を覚える毎日。
【斎藤家陣営】
☆斎藤新九郎義龍(24歳)
斎藤家当主。
信長の野望を理解し、己の役割が何かと考えた時、斎藤家として何をすべきか悟る。
手始めに近江浅井家へ攻めるが、朝倉宗滴の策や、敵と噛み合わない戦略もあって、暫く頭脳戦があったのち朝倉軍と激突。
結果からすれば浅井領の南半分を手中に収めるが、己も重傷を負ってしまう。
命に別状は無かったが、帰蝶によって精神が瀕死に追いやられる。
突如現れた将軍にたいして、矜持を示し対等に渡り合った。
☆稲葉彦六郎良通(36歳)
☆安藤守就(48歳)
☆氏家直元(39歳)
美濃三人衆として斎藤家に仕える武将。
浅井を駆逐した後は、それぞれ防御する城を与えられ、敵に対する防衛を担う事になる。
☆明智十兵衛光秀(23歳)
重傷を負った主君の護衛を兼ねて横山城に入る。
突如現れた将軍一向に慌てふためき小細工を弄する。
ついうっかり、主君よりも将軍よりもランクが高い官位を詐称しようとする野心(?)を見せた。
【斎藤家陣営 織田援軍】
☆斎藤帰蝶(肉体:16歳 魂:48+5+6歳)
史実に無い斎藤家の近江侵攻を見極める為に斎藤家への援軍として派遣される。
浅井軍を弱腰と侮り、思うように戦果を挙げられなかったが、何とか最低限の仕事はこなす。
☆丹羽五郎左衛門長秀(16歳)
元々斎藤家に派遣されているが、改めて援軍として参戦した。
だが、色々絶不調な精神面が如実に指揮に影響し、散々な結果となってしまった。
原因は帰蝶の特訓。
☆佐々内蔵助成政(15歳)
全体的に劣勢だった織田援軍の中で、一人気を吐いた武将。
『力が無いなら、もっと力をつければ良いじゃない!』と悟った。
無意識なら華麗な戦い方も出来る。
☆滝川彦右衛門一益(26歳)
信長の別命で六角の調査と猿夜叉丸の確保を命じられて活動をしていた。
琵琶湖で偶然にも程がある程の強運で確保に成功する。
【六角家陣営】
☆六角弾正少弼定頼(56歳)
六角家当主。
斎藤家の浅井侵攻にあたり援軍を出したかったのだが、織田の動向に振り回されて動くことが出来なかった。
結果、浅井と手切れになってしまう。
【足利将軍家陣営】
☆足利左近衛中将義藤/義輝(15歳)
室町幕府第13代征夷大将軍。
とは言え、殆ど何の権力も無い飾りの将軍であるが、野心は高い。
現在は三好長慶に京を追い出され近江にいる。
斎藤家、織田家に赴き劣勢を挽回する『何か』を得る為に、偽名で親衛隊に入隊した。
帰蝶の考えで、史実の伝説である『剣豪将軍』を事実にする為に、猛特訓を受けている。
☆細川右京大夫晴元(37歳)
足利義藤に従う室町幕府管領。
かつては管領として権力を欲しいままにしたが、家臣の三好長慶に義藤もろ共、京を追い出されてしまう。
義藤に巻き込まれて親衛隊に入隊。
【三好家陣営】
☆三好修理大夫長慶(29歳)
三好家当主。
京を支配し幕府を意のままにする現在の日本最大の実力者。
通称『日本の副王』
【教育関連】
☆織田三郎信長(肉体:17歳 魂:49+5+6歳)
☆斎藤道三(57歳)
☆斎藤帰蝶(肉体:16歳 魂:48+5+6歳)
☆平手中務丞政秀(59歳)
若手への教育者として熱弁を奮う。
教育体制としては過去最高峰に豪華布陣ある。
☆猿夜叉丸/浅井長政(6歳)
浅井久政の嫡男。
織田家によって誘拐されてきて、訳も分からぬまま教育を受けるハメに。
☆於市/お市(4歳)
織田信秀の娘。
史実では浅井長政に嫁ぐ。
史実では浅井家の滅亡と供に織田家に戻り柴田勝家に嫁いだ。
☆三四郎/織田信包(8歳)
織田信秀4男。
幼名は不明の為オリジナル。
史実では、この小説で滅ぼした北勢四十八家の一つ、長野家に一時養子として入った事もあった。
史実での織田家内での地位は高かった模様で縁の下の力持ちの存在。
☆五七郎/織田信治(7歳)
織田信秀5男
幼名は不明の為オリジナル。
史実では浅井朝倉連合軍に、森可成供に討ち取られる。
☆十一郎/織田長益/有楽斎(4歳)
織田信秀11男
幼名は不明の為オリジナル。
史実では千利休に茶道を学び、利休十哲の一人として数えられる。
☆勘九郎/斎藤利堯(11歳)
斉藤道三4男。
幼名は不明の為オリジナル。
史実では信長の息子である信忠、信孝に仕えていた。
☆勘太郎/斎藤利治(10歳)
斉藤道三5男。
幼名は不明の為オリジナル。
史実では、本能寺の変に際し信忠と供に運命を供にした。
その討ち取った相手は義兄の斎藤利三。
☆斎藤於龍(9歳)
斎藤道三次女
史実における斎藤利三の正室。
名前が不明の為オリジナル。
☆斎藤藤花(8歳)
斎藤道三3女
史実における姉小路頼綱の正室。
名前が不明の為オリジナル。
☆北畠具房(4歳)
北畠具教の嫡男
織田家臣従の証の人質として織田家に送られていた。
史実では『大腹御所の餅喰らい』だの『太り御所』だの散々な評価を受けている。
☆九鬼嘉隆(9歳)
九鬼定隆3男。
この年齢にして、海に関しては達人の域にある。
陸戦は修行中。
【織田家陣営 今川家】
☆今川治部大輔義元(32歳)
駿河今川家当主にして『海道一の弓取り』の異名を持つ大大名。
桶狭間で信長と戦うが敗北。
力を貸す事を約束した。
☆太原雪斎(55歳)
今川家の最高幹部にして軍師。
その存在が天下布武法度に抵触するので、今川家では表面上では織田家と敵対している事を利用し、法に触れないようにしている。
☆今川彦五郎氏真(13歳)
織田家へ人質として送られるはずであったが、妻が北条家の娘の為、織田家との繋がりを察知されないように弟に人質の役目を交代される。
本人は人質として織田家に行きたかった模様。
【織田陣営】
☆柴田権六勝家(29歳)
天下布武法度の説明を受け衝撃を受けるが、割と前向きに受け取る。
光秀ほどの信仰心の喪失は無い模様。
【語録】
★天下布武法度
信長が作り上げた法律
今川仮名目録と追加21条を参考に、流用、改変、追加を施した。
宗教に対する法度が一番多い上に厳しいが、厳しいと感じるのは堕落した僧侶のみである。
【主人公】
☆織田三郎信長(肉体:17歳 魂:49+5+6歳)
3回目の人生を邁進中。
宿敵である今川を下した。
その影響地域は尾張、美濃、伊勢、志摩、伊賀、三河、駿河、遠江と拡大している。
天下布武法度を制定し、明確に日本を手に入れる事を宣言する。
☆斎藤帰蝶(肉体:16歳 魂:48+5+6歳)
2回目の人生を邁進中
桶狭間の決着を決定付ける活躍を見せた。
斎藤家への援軍として派遣される。
この物語最大の自由人。
☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)
未来よりテレパシーにて信長と帰蝶を補佐する。
未来に伝わる伝説や情報に嘘や誤魔化しが多い事に驚く。




