167-4話 若狭湾決戦後始末の顛末の結果の結末の行方の因果の余波の彼方 憎悪と転換
167話は4部構成です。
167-1話からご覧下さい。
《い、一体何を仰りたいのです……!?》
場は急速に弛緩した。
だが、それは信長だけで、帰蝶は臨戦態勢を崩していない。
信長はそれに気に留めず話始める。
《ワシにしても3回目の人生にしてようやく気が付いた事だしな。ワシも1度目は長慶と同じ考えじゃった。流石は日本の副王よ。この歴史の蠱毒計にしても本当に見事なモノじゃ。転生をしていない奴がこれ程の覚悟と策を見せるとは恐れ入ったわ》
先程までは、徹底的に長慶を批判していた男が吐く言葉とは思えない賞賛の言葉に、帰蝶は唖然とするしかなかった。
《しかし、だからこそ気が付いた。ワシと同じ思想思考を持つ人間がいてこそワシも気が付けた。蠱毒計の発動とその弊害、そして、上総守を近衛に直訴する必要性。具教も大したものだ。奴はワシの失敗を修正しおったわ》
《殿の失敗? それに、北畠殿の修正?》
《具教がどこまでワシの真意に気が付いているかはわからん。あるいは何の考えもなしに近衛に告げてしまったかもしれぬ。じゃが、奴も大名の身。しかも公家としての立場もある。何の考えも無いとは考え難い。ならば、ひょっとしたら、今の織田家で一番ワシに近いのは奴かもしれんな。流石は伊勢の雄たる北畠よ。あんなに頼もしい奴なのに、それを知らなかった1回目で奴を滅ぼしては、ワシが途中で死ぬのも道理だったやもしれぬな》
《そ、そこまで北畠殿を評されますか!?》
帰蝶も決して具教を侮っている訳ではない。
むしろ具教を己の手本としている部分もあるが、この信長の絶大な評価は予想外であった。
《桶狭間で義元と戦う上で伊勢は必要だったが、本当に必要だったのは九鬼一族で北畠はオマケじゃった。それは知っておろう?》
《は、はい》
《そんなオマケが今やワシには必要不可欠となっておる。何が功を奏するか本当にわからんモノよ》
信長は義元と再度桶狭間で戦う為に、海上を使った大迂回戦術を取ると決めた。
その為には水軍が必要だ。
織田家も水軍が無いでは無いが、もっと大規模に欲しかった。
その為には、史実でも配下として活躍した九鬼一族が必要だった。
そこで信長は九鬼一族を支配下にする為に伊勢へ侵攻したのだが、北畠まで吸収したのはオマケだった。(54話参照)
何なら北畠は完全に滅ぼす事も視野に入れていたが、思いの他に聞き分けよく降伏したので戦力とした。
これは、うれしい誤算には違いないが、あくまでも誤算は誤算。
信長の期待値としてはゼロからのスタートだったのが北畠だ。
それが今や信長に欠かせぬ重鎮となっている。
転生する奇跡によって誰よりも絶大なアドバンテージを持っている信長だが、それでも予想外の連続である今の人生において、北畠の重要性は五指に入る予想外とすら思っている。
《き、北畠殿の評価はともかく、上総守は申請する事に意義があると?》
《そうじゃ。むしろ自称では絶対駄目だ。そして近衛には期を伺うように言ってある》
この時信長は、近衛前久以外全員退出させ幾つか告げた。(140-1話参照)
どんな内容だったのかは誰にも知らされていない。
《近衛がそれを実行するかどうか、更に時期が何時になるかは流石に読めん。未知数だ。しかし、事が起こるのであれば、そう遠くない時期にはなろう。それが成れば織田の道が開くと共に三好も終わる……かもしれんな》
信長の話はあくまで予測だ。
だが信長は高確率でそうなると踏んでいる。
その根拠が帰蝶には分からない。
《あるいはワシの懸念は懸念に過ぎず、三好が天皇となって万事解決という未来も無きにしも非ず。ワシはそうはならぬと踏んで行動しておるが、予想が外れれば織田は三好に臣従して終わりであろうよ》
だが、一方で別の未来も予測している。
信長にしても断定はできない。
ならば、歴史に埋もれる織田家、という未来も有り得なくはない。
《一体……一体何を話されたのですか!? 殿の真意は何なのですか!?》
信長の話には驚かされるが、一方で、具体的な話には一切触れられていない。
とりあえず分かっているのは、帰蝶や長慶の行動が信長にとって、と言うより日本にとってマズイとの事だけだ。
そのマズイ結果、一体どういう理屈で平将門を生み出そうとしているのか理解できない。
蠱毒計の何がマズイのか?
北畠具教の行動が何故功を奏しているのか?
近衛前久に何を話したのか?
肝心要の部分が抜けている。
《これは仕方ない事なのじゃろうな》
信長は帰蝶の体を上から下まで視線を通過させた。
今度は殺気も覇気もない、本当にただの視線だ。
《長慶は1回目、ワシは3回目の人生。お主は1回目は寝たきりだから今回がほぼ1回目。それでも転生した事実もあるから実質1.5回目とでも言うべきか》
《1.5回目……。まぁ、そうとも言えましょう》
《ワシや長慶も1回目では思い至らんかったからな。ワシにしても3回目での具教の行動でやっと失敗に気が付いたからな。土壇場も土壇場じゃったわ。あの時、近衛に慌てて訂正していたら逆にTake4になっていたじゃろう》
帰蝶には理解できないが、信長にとってはまさに危機一髪だったのだろう。
信長は心底から安堵していた。
もちろん帰蝶には安堵の理由はわからない。
その温度差が居心地の悪さを加速させる。
《だから今、お主が思い至らんのは仕方ない。しかし、ずっと思い至らんでは困る。1.5回目なのじゃからな。話して聞かせるのは簡単じゃが、支配者ならば自分で辿り着かなければならぬ。本気でこの国の呪いを解こうと思ったら、心底未来を思うのであればな》
《心底!? そ、そんな事は当然思って……!!》
信長に言われるまでもなく心底頑張っている帰蝶だが、信長の宣告は『足りぬ』と言ったも同然だ。
《わかっておる。お主や長慶が何も考えておらぬ、とは言わぬ。むしろ天皇弑逆など良くぞ辿り着いたと褒めたいぐらいよ。だから助言は与えよう。過去に学べ。そこから新しき道に繋げるのだ》
《過去に学ぶ? 温故知新……ですか……》
《その為には、お主も次の段階に進まねばな。例えばお主の野望は既に叶っておるな?》
《野望……。歴史に名を残す事ですが……》
《それは女大名になった事で目的は果たされたと言って良かろう。いや? よく考えてみれば、そうなる前からも既にその目的は果たしておるよな。ワシも散々驚かされているが、本当に大した物だ。その努力は称賛に値する。仮にこの歴史でも信長公記とやらが執筆されるなら、お主の記述は大多数に登ろうて》
帰蝶は転生して以降、やりすぎ位に暴れている。
仮に今から一切の痕跡を残さず消えたとしても、歴史にその名は燦然と輝き続けるだろう。
織田家全体で少々麻痺してしまっているが、男の仕事場に女の身で殴り込み居場所を作ったのは本来尋常な事ではない。
そんな帰蝶が、この歴史の未来において『いつ死んだかも分からない謎の人』とはならないだろう。
《しかし、大名となった今、歴史に名を遺す程度の野望では他の凡百の大名と変わらん。そんな斎藤家では織田家の助けにならん。従ってお主は否が応でも次の段階に進まねばならぬ》
《次……。殿の思想に追いつけ、との事ですね?》
《そうだ。自力でたどり着いて見せよ。出来なければワシは斎藤を切る。いや、勿体ないから使い潰すか。ハハハ!》
信長は笑う。
こんな冷ややかな笑い声が存在するのかと、帰蝶達は冷え切った肝を更に冷やす。
《おっと。別に今すぐとは言わぬ。ワシも3回目で思い至った事だから偉そうな事は言えぬ。時はかかって構わぬ。寧ろ安易に答えを出すな。考え抜いた答えこそ価値がある。ワシや長慶がそうした様にな。妥協はするな。最善を考えるのだ。そうしなければ必ず禍根を残し、応仁や天文法華など比較にならぬ惨劇が起きるであろうよ》
信長は、帰蝶と長慶が話した事と似た様な事を言った。
(殿はハッキリと三好殿の先を見ている。でも私も三好殿もそれは分からない。一体何が欠けているの?)
信長は答えを言わない。
帰蝶や長慶が間違っているとは言うが、一方でその思想は褒めている。
惜しい所までは来ているのだろうが、何かが欠けている。
答えを聞いてしまいたいが、帰蝶もプライドがある。
何とかそれは踏みとどまった。
《斎藤家の未来も、この世界の未来も対応一つ間違えたら消し飛ぶ。決して脅しではない。よく考える事じゃ》
《ま、待って下さい!》
信長は話を切り上げようと立ち上がるが、帰蝶が引き留めた。
《確認させて下さい! 殿は天皇家を潰そうとしていますね!?》
《もちろん》
ここが間違っていたら最早何が何やら分からない。
《しかし、私や三好殿が講じた手段とは違うのですね?》
《もちろん》
もし信長が天皇家を潰さないのであれば、根本的に考え違いを起こしている事になるが、その部分は共通認識だった。
だが、そうなると『では、どうするのか?』との疑問が頭を支配する。
長慶の蠱毒計も相当に配慮が行き届いた計略だ。
だが、信長はそれはダメだと断言するが、天皇家を潰さない訳でも無い。
最終目的は同じだが手段が違う。
帰蝶の頭はパンク寸前だ。
《わかりました。いえ、正直、何を狙っているのか今は皆目見当もつきません。ですが必ず辿り着いて見せましょう》
《それでいい。一朝一夕に辿りつけるモノでもない》
現時点ではギブアップするしかない。
何せ日本どころか、未来においては世界の運命も決める選択だ。
帰蝶も熟慮が不可欠だと認めざるを得ない。
《もう一つ確認させて下さい。殿はその考えによって精神を蝕まれたりしませんか?》
《それはどういう事……む? 長慶の事か?》
《そうです。三好殿は本来の歴史では精神を病み自滅した、と私は思っています。ですが、その原因は親兄弟や子の死より、天皇家を弑する重圧に潰れたと思っています》
《ほう? 成程な。良い目の付け所だ。2000年は続く理を覆す重責は確かに計り知れぬ。成程。そうかもしれん。ワシの精神を心配しておるのか? だが心配するな。ワシは至って健康だ》
《ならば良いのですが……》
《しかし、長慶の精神が天皇家に潰されたとは面白い解釈じゃ。じゃがワシの今の予測は少し違う。以前は親兄弟、子の死が関係していると思っておった。それらや重責が無関係とは言わぬが、どちらかと言うと、それら要因によって蓄積された、世に対する憎悪ではないかと思うぞ》
《ぞ、憎悪!?》
余りに突拍子の無い言葉に帰蝶は驚く。
長慶の溢れる覇気は憎悪の賜物だとしたら、帰蝶はその片鱗すら気が付けなかった。
長慶の隠蔽が凄いのか、信長が勘違いしているか?
もう何が正解なのか帰蝶にはわからなかった。
《考えてもみろ。乱世故に父を謀殺され、兄弟、子を失ったのだ。世が乱れていなければそんな悲劇は起きていない。だが乱れた原因は何だ? 力を制御できない将軍家と、それを野放しにする朝廷しかあるまい》
信長は、長慶が面談で話した事と似た様な事を交え、長慶の憎悪を語る。
《己がおらねば何も出来ぬ父の仇たる主君細川晴元、その晴元が従う将軍足利義輝、そして祈る事しか出きぬ朝廷。そんな奴らが絶対君主として君臨し、頭を下げなければならない理解不能の現実がある。憎悪を募らせて当然だ、とワシは思っておる。ワシも1回目では足利義昭には散々煮え湯を飲まされたからな。奴の気持ちは良くわかる。重責や縁者の死も要因だろうが、その狂おしいまでの憎悪が最後の一押しとなって精神が破壊されたのだ、とワシは思う。だってそうだろう―――》
細川晴元は一向一揆を使って長慶の父元長を謀殺した。
だが、その後晴元は一向一揆を制御できなくなるが、あろう事か、晴元と一向一揆の和睦を取り持ったのは元長の子である長慶こと、当時は12歳で元服前の千熊丸。
憎悪も怒りも、何もかも抑え込んで謀殺犯と実行犯の仲を取り持った。
誰がどう考えたって、何もかも異常だ。
爆破予告犯でさえ筋の通った(?)理論で行動するのに、長慶の行動はなんら筋が通っていない。
どこの世界に親の仇の窮地を助ける子がいるのか?
長慶は12歳にして主の無力を知った。
宗教の暴威も思い知った。
それなのに主が仕える将軍家は主の傀儡に過ぎず、その将軍を任命する立場の朝廷も統治は当然、自力で儀式を執り行う事も当然、住処の修繕すらままならない無力な存在。
長慶は12歳にして世の矛盾を知った。
こんな無力な存在が日本を支配し、しかも侵してはならないなど、誰がどう考えたっておかしい。
長慶少年の憎悪は燃え上がる一方だ。
そして最高の筋の通し方を思いつく。
だから長慶は耐えて待った。
強靭な精神力で暴発を抑えた。
誰にも何も文句を言わせぬ力を付けるまで。
こうして日本の副王が誕生した。
あとは思いついた筋を存分に通すだけだ。
仇を徹底的に虚仮にして、死より屈辱的な扱いで魂まで侮辱する。
史実では晴元を幽閉先で失意のまま死なせ、義輝は長慶没後の永禄の変にて縊り殺した。
長慶死後の結果には何の因果関係も無いと思うかもしれないが、当時は宗教が絶対の世界である。
ならば永禄の変は怨霊長慶による呪いも同然だ。
この歴史でも、主君の細川晴元をただ殺すよりも屈辱の追放処分とし、さらに支配する力皆無の支配者たる足利義輝も徹底的に虚仮にして、蠱毒計のダシとして使い潰した。
宗教が絶対の世界において、しかも縁起や名誉を重んじる武士には、侮蔑はただ殺すより悪質極まりない行為だ。
これで無能な主君と、更に無力な将軍を排除した。
14代陣営は既に残りカスの如き無力な存在に過ぎず、しかし蠱毒計は終わっていない。
ならば残るは一つ。
史実も今も、天下人となった長慶が憎悪をぶつけるべき残る最後の矛先は、諸悪の根源たる朝廷と天皇だ。
ただし、2000年にも及ぶ歴史の重みは長慶も理解している。
直接弑する愚は犯せない。
だから上辺だけの付き合いで京の復興には本腰を入れず、蠱毒計に巻き込んですべての毒虫と一緒に消毒する。
《―――ワシと長慶は本質的には同じ。立場が同じならワシもそうするだろう》
《……!》
信長の話は完全な妄想だ。
だが、長慶の行動を振り返れば、全くのホラ話で片付けられない状況証拠がありすぎる。
長慶も憎悪以外は肯定した野望を全て帰蝶に話したが、信長の話が事実ならば、長慶も認めた天皇弑逆の理由である『法の下の宗教の自由』は憎悪を隠す名目上の理由に過ぎない。
別に名目上の理由を悪だと帰蝶も言うつもりはないが、憎悪で目が眩み足元を救われるのは履いて捨てる程に聞く話だ。
《そ、そうかも知れません》
《まぁ、ワシも憎悪が全てだとは言わん。弑逆の重圧も可能性の一端なのじゃろう。しかし、幸か不幸か、今の歴史では真意を知る同志が多い。面談によって多数の賛同……したかどうかは分らんが、真意を知るものは前々世よりも圧倒的に多い。じゃから心理的負担は軽くなっておろう。ならば以前より安定していると見るべきだろうな》
《そ、そうですね》
帰蝶は相槌がやっとであった。
《そして、ここが長慶の限界か。惜しい所まで到達しているのだがな。いや、これでも大したものなのだろう。何度も言うがワシも3回目で朝廷工作の過ちにようやく気がついたのだ。偉そうな事は言えぬ。それを長慶は1回目ここまでやるとはな。流石は日本の副王。その異名に偽り無しか。奴も次の人生を手に入れたならば間違いなく己の過ちに気付くであろうよ》
《……》
帰蝶は反論できず聞き入った。
《フフフ。とまぁ、これはワシの予測であり、ワシの意見が事実だと言い張るつもりはない》
《えっ……あ……!?》
見て来た様に語る信長に、すっかり飲まれてしまった帰蝶だが、信長のその言葉に我に返るも、言葉は出てこなかった。
《案外お主の推察が正しいかもしれん。だが、長慶が失敗した場合は要因としてワシはそう考えるだろうな。だが、いずれにしても奴のやり方では長慶天皇を作って平将門となるだけ。それでは意味がない。本当に残念だ!》
そこまで話した信長は、今度こそ立ち上がり部屋を出ていこうとする。
《さて、行くとするか》
《ど、どちらへ?》
《堺へ。いや? 今は阿波は芝生城なのか? 何れにしろ、今一度長慶と会っておくか。一応、弁明もしなければならんしな》
《ま、待って下さい! 殺されに行くようなモノですよ!》
長慶が組むに値すると判断した者しか生き残れない面談。
信長はクリアした身であるが、今はその信頼が揺らいだ状態である。
組むに値しない者よりも、今の信長は危険な状態だ。
長慶の視点からすれば裏切り者なのだから。
《長慶の目に叶わぬ者は死ぬ。叶えば生き残る。ならば、上回ったらどうなるのじゃろうな? 気になる所じゃ。ま、大丈夫じゃろうが殺されたならば、とりあえず5次元から蠱毒計の行く末と答え合わせをしてみるか。クックック!》
何が可笑しいのか信長は楽しそうに笑った。
もちろん帰蝶は笑う所ではないが、己が間違っている可能性を指摘された今、長慶を無条件に信ずる事だけは控えるのであった。
こうして帰蝶の各国訪問旅は終わった。
美濃に帰還後は、様々な問題に対処する大名としての生活が始まるが、そんな事はオマケだと言わんばかりに、朝廷工作に悩む事になる。
一方信長は、長慶の元へ赴き、何の問題もなく生還するのであった。
【山城国/京 天皇御所】
「どうした近衛よ。改まって何事か?」
「はっ。帝に上奏に参った次第ではありますが、まずはお人払いを」
「ふむ……?」
近衛前久は話した。
信長に落とし込まれた雫が波紋となって心を揺らし、今、帝に対し献策をするのであった。
17章 永禄4年(1561年) 弘治7年(1561年)完
18章 永禄5年(1562年) 弘治8年(1562年)に続く
これにて本来12/29の時点で投稿したかった部分の全てが投稿できました。
次章は今月下旬に投稿予定ですが、コロナの後遺症(?)がしつこく残っており、場合によっては遅れるかもしれません。
その時は申し訳ありませんが、しばらく猶予をください。




