表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
信長Take3【コミカライズ連載中!】  作者: 松岡良佑
15章 永禄2年(1559年) 弘治5年(1559年)謀神、副王、かつての覇者の思惑
238/447

信長Take3 登場人物15&あらすじ

【あらすじ】


 西の情勢が、いよいよ天下の覇者同士がぶつかる気配を見せ始める。

 そんな中、尼子晴久は真新宮党を設立させた。

 三好家が抱える信長の家臣が見せた専門兵士に対抗するためである。

 その為に嫡男尼子義久に運用と毛利家討伐を一任する。


 一方毛利家では世代交代が行われた。

 厳島の失敗で衰えた毛利元就から隆元が全ての権限を引き継ぎ、尼子対策の為に大友家に救援を求める。

 だが、元就は衰えた振りをしていただけだった。

 尼子の真真宮党の運用の隙、隆元の大友家訪問の隙。

 これらの隙を活用し、毛利家領内で暴れまわり、毛利家を議会政治集団から、毛利家頂点の大名家として生まれ変わらせた。

 

 その父の強引な手腕に隆元ら兄弟は父の真意を知る。

 毛利家生存と、天下への道を。


 その天下へ道しるべをつけるべく、元就は三好長慶と面談し惨殺された。

 こうして毛利家は三好家を仇とし、陶晴賢を仲介として尼子家に降るのであった。



 一方、信長は長慶の要請に困っていた。

 将軍と六角を圧迫してほしいと言うが、まだ時期尚早であると信長判断している。

 三好長慶程の人物がその程度の事が分からないのかと思い悩み、その結果、三好は織田にも見切りをつけており、六角、将軍と共食いさせるつもりであると見抜く。

 そうして見抜いた上で、長慶の要請に従う決断をする。

 ただし、尾張の窮状を訴えた上で支援も要請した。


 だが、その支援が曲者だった。

 織田家の動員兵力のキッチリ2倍を物資として送ってきたのである。


 ここにきて信長は、己の中の懸念と疑念が沸き上がる。

 その疑念を晴らすべく、堺、京、近江へと渡る。

 堺で三好の物資輸送が矢銭出ない事実に驚き、京では近衛前久から上総守に向けた官位を授かる。

 六角領では疑念が晴れず、比叡山坂本に足を向け真実を知る。

 前々世とまるで規模が違う超武装要塞となった延暦寺がそこにはあった。

 そうして比叡山延暦寺の過剰な防衛こそが、三好の過剰な物資援助と、己の懸念と疑念の原因であると突き止めた。

 その上で、延暦寺とは不可侵の約定を結び、近江侵攻作戦を成功させるべく来年に備えるのであった。



【登場人物】


●尼子家

 ☆尼子修理大夫晴久(45歳)

 かつて自ら粛清した新宮党を再設立し、中国地方の覇権を取るために動き出す。

 しかし、毛利家の内紛と元就の死、しかもその原因が三好にある事から、武力による制圧ではなく、恨みを利用すべく取り込む。


 ☆尼子三郎四郎義久(19歳)

 真真宮党の指導者として、運営に携わる。

 父からは毛利家討伐の任を与えられるが、時世の変化から討伐は叶わなかった。


 ☆山中鹿介幸盛(14歳)

 義久の補佐として付けられる。

 年若いが優秀な指揮官として期待されている。



●毛利家

 ☆毛利陸奥守元就(62歳)

 毛利家の当主。

 厳島の失敗で呆けていたが、それは時勢を見極める演技であった。

 毛利家の弱点である議会制の政治から専制君主へと作り変える。

 三好長慶と面談し惨殺された。

 

 ☆毛利備中守隆元(36歳)

 政治に手腕を発揮する元就の長男。

 1本目の矢。

 できれば表舞台に立つ事無く静かに過ごしていたかった人。

 しかし父の衰えから自覚が芽生え毛利の全権を担う覚悟を持って立つ。

 矢を支える担当。


 ☆吉川治部少輔元春(29歳)

 武略に手腕を発揮する元就の次男。

 2本目の矢。

 兄の覚悟に圧倒され態度を改める。

 矢をへし折る担当。


 ☆小早川中務大輔隆景(26歳)

 策謀に手腕を発揮する元就の三男。

 3本目の矢。

 兄の覚悟に圧倒され態度を改める。

 矢を折る策を立てる担当。


●陶家

 ☆陶尾張守晴賢(38歳)

 大内家の残党を束ねる尼子家家臣。

 しかし野望から毛利と繋がり尼子を内部から侵食する為に動く。

 毛利兄弟とは昵懇の仲。

 4本目の矢。


●三好家

 ☆三好修理大夫長慶(37歳)

 日本の副王として様々な策を同時進行させつつ周囲を従える覇者。

 毛利元就に一杯喰わされたが、即座に挽回すべく信長に指令を下す。

 病んでいるのか、策なのか、本心がわからない。


●朝廷

 ☆近衛前久(23歳)

 北畠具教の要請により弾正少忠を信長に授ける。

 また堺に対し、三好長慶の策を援助するため口添えをする。

 その一方で、信長の思惑の一端を知り、決断を迫られた。


●比叡山延暦寺

 ☆覚恕(37歳)

 延暦寺金蓮院准后。

 比叡山と坂本を史実を上回る超武装要塞化させる。

 信長の突如の訪問を受け対応し、織田家とは不可侵の条約を結んだ。


●織田家

 ☆明智十兵衛光秀(31歳)

 斎藤家と織田家の家臣として働いている。

 史実の坂本統治の実績から、この歴史でも坂本を担当させるべく、信長に偵察調略を命じられた。


 ☆森三左衛門可成(36歳)

 史実で延暦寺との争いで戦死する実績を覆すために、信長に偵察調略を命じられた。


 ☆後藤重左衛門賢豊(36歳)

 ☆進藤小太郎賢盛(30歳)

 ☆蒲生権太郎賢秀(25歳)

 元六角家の重臣。

 六角家への調略の為に、旧関係地域を動いて回る。


 ☆北畠伊勢守具教(31歳)

 禁忌の『上総守』に向けて動き、弾正少忠を確保する。

 また、近江侵攻後詰一番手としての情勢把握も踏まえ信長の偵察に同行する。


 ☆滝川彦右衛門一益(34歳)

 信長の偵察に同行する。

 いつも間者が伝えている通り、延暦寺の武装化を伝える。

 

 ☆村井吉兵衛貞勝(39歳)

 堺在中の織田家家臣。

 三好長慶による織田家援助物資を確認し、信長に伝えた。



【主人公】


 ☆織田弾正少忠信長(肉体:25歳 魂:49+5+14歳)

 3回目の人生を邁進中。

 三好長慶の現状を策と織田潰しと判断するが、当の三好からは過剰な物資が送られ困惑する。

 何か間違いがあるのかと思い、堺、京、坂本と自ら偵察に行き、間違いの原因を突き止めた。

 弾正少忠の官位を得る。


 ☆斎藤中務丞帰蝶(肉体:24歳 魂:48+5+14歳)

 2回目の人生を邁進中。

 信長の大偵察に動向を申し出るが、留守番を命じられる。

 三好長慶の策は病気が理由と疑っている。


 ☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)

 斎藤帰蝶と同一人物のクローン。

 相変わらず無意識に、役に立たない未来知識を漏らしたりする。

 比叡山が全焼が信長らしいと思っていたのに、その歴史事実が間違っていた事を知る。 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ