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信長Take3【コミカライズ連載中!】  作者: 松岡良佑
13章 弘治3年(1557年)思惑の衝突
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信長Take3 登場人物13&あらすじ

【あらすじ】

弘治3年(1557年)

とうとう始まった武田の飛騨侵攻。

三好長慶より授かった飛騨守の権威を口実とした、飛騨侵攻作戦。

武田晴信は必勝を期す為に、最大限の戦力をそろえた。

三国同盟を活用し、関東から北条氏康率いる北条軍、また、不倶戴天の敵である長尾景虎とも結んで兵をそろえた。

しかし、全兵力で飛騨に雪崩れ込むことはしなかった。

地形的にそれは難しい。

そこで晴信は武田軍を二つに割り、飛騨の二つの城を攻めさせる。

先方は南信濃の国衆である。

未だに晴信に面従腹背の信濃衆を使い潰した上での偽装撤退により織田連合軍を深志盆地まで引きずり出す作戦である。

ここまでは武田晴信の作戦通りであった。

しかしここからは誤算続きであった。

まず織田信長が早々に看破したこと。

さらに長尾景虎が足並みを崩し、引きずり込まれた織田信秀軍を襲撃したこと。

これにより織田軍を包み込んで撃破することが叶わず、まんまと逃げられてしまう。

しかも長尾景虎はこの背信行為をウッカリではなくワザと実行した。

ことここに至っては安心して織田の追撃はできぬと、晴信は飛騨侵攻を断念し、失敗の元凶である長尾軍と戦うことになった。


一方、退却する織田軍も予想外の展開で窮地に陥っていた。

織田軍が飛騨を出た隙に大規模な一向一揆が勃発。

帰還する場所を失い窮地に立たされる織田連合軍は斎藤道三、織田信秀ら大将級の武将を失いながら何とか持ちこたえ、今川義元の救援軍によって辛くも飛騨を脱出するのであった。



【将軍派 武田陣営】

 ☆武田飛騨守晴信(36歳)

 入道洞城攻略担当。

 三好長慶から授けられた飛騨守の義務を果たすべく侵攻を開始する。

 飛騨の防御が堅い事を考慮し、策を張り巡らせ織田軍を釣り出す事に成功する。

 しかし、長尾景虎の造反により策を潰され飛騨奪取の機会を逃す。


 ☆武田左馬助信繁(32歳)

 桜洞城攻略担当。

 兄を補佐する名参謀。

 飛騨の南側を攻める軍を率い、織田信秀や帰蝶を釣り出す事に成功させるが、その後の帰蝶との戦いで手痛い反撃を受ける。

 その雪辱戦として追撃戦では僅かながら帰蝶を上回り互角以上の戦いを見せた。



 ☆北条相模守氏康(42歳)

 武田との同盟の盟約に従い援軍を率いて参戦。

 長尾景虎の裏切りにより戦線を死守しつつ耐え抜いた。

 長尾景虎の不穏な言動にそなえ、当面は中央の争いには関知しないと決めた。



 ☆長尾平三景虎(上杉謙信)(27歳)

 今回、一番の大規模な策を持って戦いに挑んだ人。

 武田を勢力として拡大させず、織田の成長を阻み、三好派、将軍派の代理決戦の決着を付けさせず、一向一揆を誘発させたが、自らは最も不利などこの勢力にも組しない方針をとる。

 織田信行から持ち込また弩を復元生産し、武田、北条に横流しをするなど、極めて行動に一貫性が無いが、本人は自分こそがブレのない行動をとっていると思っている。 



【三好派 織田陣営】


 ☆今川治部大輔義元(38歳)

 三好の斡旋により織田と和睦し同盟を結ぶ。

 本当は織田家に臣従している。

 飛騨で窮地に陥っていた織田連合軍を救い出す。


 ☆太源雪斎(61歳没)

 引退後も若手武将から姫に至るまで稽古や学問を指導しながら余生を送っていた。

 義元の要請で甲斐に旅に出て、武田家に嫁いだ里嶺から長尾軍の存在を掴み、この値千金の情報が信長を救うことになる。

 最後の最後まで今川の為に尽くし死去。

 史実より2年長く生きた。


 ☆武田左京大夫信虎(63歳)

 入道洞城担当。

 元甲斐の支配者。

 晴信、信繁兄弟を討伐するために織田軍に仕官したが、兄弟の首には届かず。

 要所で信長の行動をアシストし、武田兄弟に父が敵対している事を示した。


 ☆朝倉宗滴(80歳没)

 入道洞城防衛担当。

 越前の妖怪にして武神。

 今回の戦を己の引退戦と決め、信長と共に飛騨から深志まで駆け回るが、満足する戦は出来ず。

 鉄砲、てつはうなどの新兵器の出番に、改めて時代の移り変わりを実感する。

 当主の延景(義景)に改めて戦の難しさを説き、元気な体のまま急死。

 史実より2年長く生きた。


 ☆斎藤道三(63歳没)

 桜洞城防衛担当。

 斎藤軍を率いる斎藤家の前当主。

 娘の帰蝶の負傷に激高し救援に駆け付けるが、そこで自分も致命傷を負ってしまう。

 何とか飛騨まではたどり着いたが、そこでの一向一揆の勃発に己の死に場所を今と決め、満身創痍ながら一揆軍を突き破り、そのまま失血死。

 史実より1年長く生きた。


 ☆織田備後守信秀(46歳没)

 桜洞城防衛担当

 桜洞城での織田軍大将。

 晴信の策にかかり城から釣り出されてしまい深志盆地で窮地に陥る。

 飛騨への撤退で一向一揆軍に包囲され、道を切り開くさなかで流れ矢により戦死。

 史実より5年長く生きた。


 ☆織田勘十郎信行(21歳)

 寧波よりの渡航中、難破事故に遭遇し偶然長尾景虎に救われる。

 その際、少ないながら持ち出した物品を買い上げられ、その中の弩が武田北条にも流れる事になる。

 また、景虎から織田関係者と見抜かれた上で、飛騨での一向一揆の危機を織田軍に伝える様頼まれる。




【主人公】


 ☆織田信長(肉体:23歳 魂:49+5+12歳)

 3回目の人生を邁進中。

 入道洞城防衛担当。

 武田家からの飛騨防衛を長年の計画と共に実行。

 その策は確かに成功し晴信の策も看破したが、より大きな規模での景虎の策により手痛い失敗を被る。

 ファラージャと帰蝶から『転生が不利である事を認識している』事が『油断である』と言われ衝撃を受けた。 


 ☆帰蝶(肉体:22歳 魂:48+5+12歳)

 2回目の人生を邁進中。

 この物語最大の自由人。

 桜洞城防衛担当。

 晴信の策に引っ掛かり城から釣り出され窮地に陥る。

 武田信繁との激闘の末に重傷を負った。


 ☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)

 未来よりテレパシーにて信長と帰蝶を補佐する。

 今回の結果で、転生による弊害が如実に表れたと感じ入る。

 色々手段は考えている模様。

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