信長Take3 登場人物9&あらすじ
【あらすじ】
武田晴信は前年の川中島の戦いで長尾景虎相手に負けに等しい引き分けを喫しており、その挽回と対策として快川紹喜を招き、『風林火陰山雷』の兵法極意を学び、武田家の改革に乗り出す。
その一環で反抗的な家臣を心服させる為に、南信濃侵攻作戦で圧倒的な戦果を見せつけて家臣の絶対的統制に成功した。
また、織田家では尾張守を兄の織田信広、伊勢守を北畠具教、志摩守を九鬼定隆に任じそれぞれの国の発展を命じ、帰蝶がその中心となって三国の連携を強める事になった。
その発展の一環として盛大な盆踊り大会を開催し、織田家の豊かさをアピールすると共に、願証寺には格差を見せつける事で圧力を強めていく。
一方、日本の副王たる三好長慶との謁見を経て、同盟及び通商の約束を取り付ける信長。
林秀定と斎藤龍重、および謹慎を解かれた織田信行が堺に滞在し通商を取りまとめ事になる。
足利将軍家では潜伏先の朽木から暗躍し、多数の家臣を召し抱え、三次に対する反抗作戦を実施、西近江の三好勢力を追い出し地盤を築く事に成功するが、その歪な家臣団の隙を突いた織田の同盟者である斎藤家によって京極一門が離反。
斎藤家は北近江を制圧すると、若狭へ雪崩込み北の海と港の入手に成功する。
信長は20年前倒しで陸路における日本分断を成し遂げたのであった。
【武田家陣営】
☆武田飛騨守晴信(32歳)
武田家当主。
昨年痛い目を見た川中島の結果から『風林火陰山雷』を学ぶ。
言う事を聞かない家臣団の統制に苦労していたが、南信濃への再侵攻を切っ掛けに家臣の統制に成功。
議会集団から絶対君主へリニューアルを果たす。
☆武田左馬助信繁(28歳)
☆馬場美濃守信治(38歳)
☆真田源太左衛門幸隆(40歳)
晴信の『風林火陰山雷』方針を受け積極的に協力した。
南信濃再侵攻では抜群の戦功を挙げる事に成功し、武田家臣団の引き締めに貢献する。
『風林火陰山雷』の破壊力もあるが、彼らの活躍と協力があってこその成功である。
☆秋山伯耆守虎繁(信友)(26歳)
☆飯富兵部少輔虎昌(49歳)
☆飯富源四郎昌景(後の山県昌景)(24歳)
晴信に対しては余り協力的では無かったが、信濃侵攻作戦で格の違いを思い知らされる。
以後は態度を改めて忠誠を誓う。
☆快川紹喜(51歳)
美濃出身、臨済宗妙心寺派の僧。
晴信に『風林火陰山雷』の極意を教えると共に、尾張や美濃、飛騨の情報を教える。
【朝倉家陣営】
☆朝倉越前守延景(20歳)
朝倉家当主。
今年は戦にも参戦した朝倉の若き当主。
宗滴に補佐をされながら、そつなく指揮をこなす。
史実における堕落前の性格なのか、高度なやり取りや政治的駆け引きにも、キチンと付いてくる能力を見せる。
☆朝倉宗滴(76歳)
朝倉家古参の将。
信長の要請を受けて飛騨の江間家へ交渉に赴く。
その経験と老獪さと己の信条たる『武士は犬ともいへ、畜生ともいへ、勝つことが本にて候』を存分に発揮し、江間家を篭絡する事に成功する。
【朝倉家内 浅井家陣営】
☆浅井新九郎久政(27歳)
北近江の戦国大名。
将軍家に派遣される。
朝倉家としては将軍に敵対しない事をアピールする為に過ぎないが、久政は本心から将軍に忠誠を誓っている。
斎藤に痛い目をみてからは武将として成長し、将軍の近江制圧に貢献する。
京極家とは極めて仲が悪い。
☆猿夜叉丸(浅井長政)(8歳)
浅井久政の長男。
将軍家に派遣される。
朝倉の思惑により、争いの間近に置く事で成長を期待されている。
☆京極マリア(仮名)(11歳)
本編未登場。
浅井久政の娘。
本来の歴史では京極高吉に嫁ぎキリスト教の洗礼を受けて『マリア』と名乗る事になるが、今回の歴史では浅井家と京極家の仲が決定的に悪化しており、婚姻の可能性が消えてしまった。
【足利将軍家陣営】
☆足利左近衛中将義藤(足利義輝)(17歳)
室町幕府第13代征夷大将軍。
とは言え、殆ど何の権力も無い飾りの将軍であるが、野心は高い。
織田家で戦法と武術を学び史実よりも、武将として成長する。
自分なりの親衛隊を組織し、西近江から三好勢力を追い出す事に成功する。
☆細川右京大夫晴元(39歳)
足利義藤に従う室町幕府管領。
かつては管領として権力を欲しいままにしたが、家臣の三好長慶に義藤もろ共、京を追い出されてしまう。
将軍に従い三好討伐に従事した。
☆朽木弥五郎元綱(4歳)
将軍家を匿う一族。
父が戦死したため僅か2歳で家督を継ぐ。
当然、状況など理解していないので朽木家の運営は家臣主導である。
【三好家陣営】
☆三好修理大夫長慶(31歳)
三好家当主。
京を支配し幕府を意のままにする現在の日本最大の実力者。
通称『日本の副王』
信長の実力を警戒するが、それ以上に何かを感じ取る。
信長と義龍と面会し何か密談をした後、同盟と通商を結ぶ。
将軍の反抗には特に対応をしていないが、こうなる事も予測済みであったようである。
優秀な弟や家臣を頼もしく思っているが、上達しない和歌の腕前には頭を抱えている。
☆三好豊前守之虎(実休)(26歳)
☆安宅摂津守冬康(25歳)
☆十河左衛門尉一存(21歳)
☆野口冬長(19歳)
三好長慶の弟たち。
それぞれが優秀な能力を持ち、兄の覇業を支えている。
ただし和歌は下手。
☆松永弾正忠久秀(45歳)
三好家家臣。
三好の堺担当。
和歌は下手。
☆松永備前守長頼(38歳)
三好家家臣。
松永久秀の弟にして、武芸に優れた武人。
あと、和歌も達者。
【願証寺陣営】
☆願証寺証恵(37歳)
信長の盆踊り作戦の真意を見抜いたは良いが、真綿で締め付けるかの様な封鎖作戦に手も足も出ない。
何とか挽回の機会を待っている。
☆織田信友
☆織田寛貞
尾張内乱で敵対し、桶狭間で織田信行を寝返らせた。
今回も何か暗躍している。
【斎藤家陣営】
☆斎藤美濃守義龍(26歳)
斎藤家当主。
信長の野望を理解し、己の役割が何かと考えた時、斎藤家として何をすべきか悟る。
近江今浜を念願の今龍に変更する。
謀略の才能も見せ始め、京極家を引き抜くと、そのまま北近江と若狭に侵攻し大部分を手に入れる。
☆斎藤道三(59歳)
信長の要請を受けて飛騨の三木家に赴く。
かつて美濃を奪った『マムシ』の異名通りに三木家を手玉に取り篭絡する。
☆稲葉彦四郎良通(38歳)
☆安藤守就(50歳)
☆氏家直元(41歳)
美濃三人衆として斎藤家に仕える武将。
浅井を駆逐した後は、それぞれ防御する城を与えられ、敵に対する防衛を担う事になる。
稲葉は六角、安藤は将軍に対する防備の任に当たっている。
☆明智十兵衛光秀(25歳)
今回は居残って政務に励む。
街道整備の遅れを取り戻す為に奮戦する。
☆不破太郎左衛門光治(22歳)
☆仙石治兵衛久盛(23歳)
若狭侵攻に同行する。
☆斎藤内蔵助利三(19歳)
信長に帰蝶の里帰りと仲睦まじい親子愛の詳細を報告した。
☆斎藤孫四郎龍重(20歳)
斎藤道三の次男
史実では義龍に謀殺された。
織田家の林秀貞と共に堺常駐の任を授かり、通商に尽力する。
☆斎藤喜平次龍定(19歳)
斎藤道三の三男
史実では兄共々、義龍に謀殺された。
兄の若狭侵攻に同道する。
☆京極長門守高吉(49歳)
かつて近江に勢力を誇った一族の当主。
浅井久政の父である亮政が京極から独立した際に険悪な関係となる。
将軍陣営に招かれたは良いが、浅井も居合わせた事と大劣勢の将軍家に付く不安から斎藤義龍の誘いに乗る。
【織田家】
☆織田尾張守信広(25歳)
尾張守に任じられ、尾張の発展を任せられる。
尾張に足りない物を文化と位置づけ、発展に尽力する。
☆九鬼志摩守定隆(45歳)
志摩守に任じられ、志摩の発展を任せられる。
尾張、伊勢、志摩の港の開発と、航路の開拓に力を入れる。
☆北畠伊勢守具教(25歳)
伊勢守に任じられ、伊勢の発展を任せられる。
近江へ至る道、願証寺に対する戦略の拠点として、かつて信長が滅ぼした北勢四十八家の金井城を再建した。
☆柴田権六勝家(31歳)
☆森三左衛門可成(30歳)
伊勢に領地を持つが、北畠具教の計画に協力し、金井城を発展させる。
☆林新五郎秀貞(40歳)
斎藤家の斎藤龍定、織田信行と共に堺常駐の任に携わる。
☆織田勘十郎信行(17歳)
2度に渡る裏切りにより長期の謹慎をしていたが、晴れて織田家に復帰することになる。
ただし、刑罰に等しい任務にて大陸の明に渡る事を命じられたが、自分の存在意義と織田家に対する足跡を残す為に奮戦する事を誓った。
☆生駒吉乃(15歳)
☆坂茜(18歳)
☆瑞林葵(19歳)
☆塙直子(16歳)
信長の側室たち。
盆踊りでは様々な伝説上の女に扮したが、帰蝶も含めて天照に扮した信長に美貌で負けた。
直子は信長初の子供を産む為に、帰蝶の思惑で京にも同行する。
【朝廷】
☆近衛前久(17歳)
信長一行が京に入った時、密談を行う。
【主人公】
☆織田信長(肉体:19歳 魂:49+5+8歳)
3回目の人生を邁進中。
史実では会う事が無かった三好長慶との面談を果たす。
公家の近衛前久と密談した。
盆踊りにて天照に扮して女性陣のプライドをへし折った。
今年は戦には積極的で無かったが、その代わり滞った内政と調略に精を出す。
その中には重度の武田アレルギーによる発作も含まれる。
☆帰蝶(肉体:18歳 魂:48+5+8歳)
2回目の人生を邁進中。
この物語最大の自由人。
平手政秀より中務丞の官位を受け継ぐ。
尾張、伊勢、志摩開発の統括者。
病弱な前世と偶然により性に対する知識はゼロであった。
☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)
未来よりテレパシーにて信長と帰蝶を補佐する。
帰蝶に性教育を施した。
その他いろいろとテレパシーにてサポートを行うが、日本の副王たる三好長慶の真の実力をテレパシー越しに感じ取り、歴史における不人気さが如何に出鱈目であるかを実感した。




