表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
信長Take3【コミカライズ連載中!】  作者: 松岡良佑
8章 天文21年(1552年)老いてなお鬼神なり
107/447

信長Take3 登場人物8&あらすじ

8章のあらすじと登場人物です。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

【あらすじ】

 新年の抱負にて信長が那古野を『人地』に改めて始まった天文21年。

 昨年に続いて北近江に侵攻する事になったが、今度は準備の完了した鉄砲隊を率いて参戦する事になる。

 雨森城を鉄砲隊の力で粉砕し威力を見せ付けるが、朝倉宗滴の桶狭間を模倣した迂回戦略を真似されて手痛い反撃を受ける。

 その後、高時川の用水路を堰き止めて大規模に水田の水を枯渇させて、砦を築き鉄砲隊の攻撃に有利な環境を作る戦略で浅井軍をほぼ壊滅させるが、朝倉軍の偽装撤退に嵌って義龍が孤立する。

 壮絶な一騎打ちで絶体絶命の危機に陥る義龍であったが、光秀と一益の救援で九死に一生を得る。

 信長からの書状を受け取った朝倉浅井は猿夜叉丸の生存を知り、戦局と敵の力を感じ取り和解と同盟の締結で手打ちとなった。

 一方、三好長慶から派遣された松永久秀が、朝倉家と織田斎藤家に接触し三好長慶の意向を伝える。

 織田斎藤陣営には戦勝祝いとして金品と官位を授け、信長達は動きを封じられる事になったのである。



【浅井家陣営】


 ☆浅井久政(26歳)

 北近江の戦国大名。

 六角家と縁を斬り朝倉家に臣従してまで斎藤織田軍と争う事を決意する。

 その為に嫡男の猿夜叉丸を奪還しようとして逆に織田に奪われる。

 断腸の思いで嫡男を死んだ事にした。


 ☆猿夜叉丸(浅井長政)(7歳)

 浅井久政の長男。

 織田に誘拐されて訳も判らぬままに濃尾の二国で訓練付けの毎日を送るが、割と順応して楽しんでいる様子。

 戦の結果で交渉により帰還することが決定した。


 ☆海北綱親(38歳)

 ☆赤尾清綱(38歳)

 ☆雨森清貞(37歳)

 浅井三将として久政に仕える武人。

 雨森城の戦いにて清貞が織田の本格導入した鉄砲隊の猛射を浴びて倒れた。


 ☆遠藤直経(22歳)

 浅井家家臣。

 猿夜叉丸奪還失敗の責任を取る為に、高時川の堰を破壊する決死隊の任につく。

 堰の破壊は成功したものの、水の中での重労働と鉄砲隊の猛射に精根尽き果て捉えられる。



【朝倉家陣営】


 ☆朝倉義景(19歳)

 朝倉家当主。

 今年は戦にも参戦した朝倉の若き当主。

 宗滴に補佐をされながら、そつなく指揮をこなす。

 史実における堕落前の正確なのか、高度なやり取りや政治的駆け引きにも、キチンと付いてくる能力を見せる。


 ☆朝倉宗滴(75歳)

 朝倉家古参の将。

 昨年も斎藤織田軍を翻弄し、今年も猛威を振るった怪物。

 信長の今川軍撃破した戦略を研究解析し琵琶湖を使ってマネをしてみせた。

 新機軸の兵器の鉄砲隊にも柔軟に対応して暴発事故を起こさせる損害を与える。

 交渉でも自身の武威と実績、経験と知識を駆使して、双方に妥当な案を示した。


 ☆朝倉景紀(47歳)

 朝倉家次代の担い手、と言われて十数年。

 先代が健在の為に目立った戦功があまり無い。

 但し、皆無と言うわけでは無い。

 比較対照が化け物なだけである。


 ☆山崎吉家(32歳)

 朝倉宗滴と共に浅井家へ援軍に派遣された武将。

 自身も決して無能な将では無いのだが、身近な比較対象が朝倉宗滴である為、眩暈を覚える毎日。



【斎藤家陣営】

 ☆斎藤義龍(25歳)

 斎藤家当主。

 信長の野望を理解し、己の役割が何かと考えた時、斎藤家として何をすべきか悟る。

 昨年手痛い目にあった朝倉と雌雄を決すべく再度北近江に侵攻する。

 朝倉宗滴の策に嵌り絶体絶命の危機に陥り、期せずして一騎打ちの状況に成る。

 激闘を繰り広げるも一歩及ばず敗れるが、明智光秀と滝川一益に救出された。



 ☆稲葉良通(37歳)

 ☆安藤守就(49歳)

 ☆氏家直元(40歳)

 美濃三人衆として斎藤家に仕える武将。

 浅井を駆逐した後は、それぞれ防御する城を与えられ、敵に対する防衛を担う事になる。

 稲葉良通は六角の抑えの為に今回の戦は不参加。


 ☆明智光秀(24歳)

 史実では放浪中に磨いた鉄砲の才能が、今回はその機会も無く眠ったままの為、信長によってその才能を開花させられる。

 短期間で脅威の成長をみせ、史実と遜色ない腕前を見せるようになった。

 今回の戦では肝いりの鉄砲隊を指揮して要所要所で役目を果たす。


 ☆不破光治(21歳)

 ☆斎藤利三(18歳)

 不破光治は厳しい親衛隊訓練を高い成績で突破してきた斎藤家の次代の武将。

 斎藤利三と供に戦に従軍した。


 ☆斎藤龍重(19歳)

 斎藤道三の次男

 史実では義龍に謀殺された。

 妹の暴れっぷりに引いている。


 ☆斎藤龍定(18歳)

 斎藤道三の三男

 史実では兄共々、義龍に謀殺された。

 妹の鬼神ぶりに己を鍛えなおす事を決意した。




【斎藤家陣営 織田援軍】


 ☆織田信長(肉体:18歳 魂:49+5+7歳)

 昨年は帰蝶に任せた近江侵攻を、今度は自身の目で確かめるべく参戦。

 秘蔵の硝石を惜しみなく使い鉄砲の破壊力を披露した。

 しかし朝倉宗滴には手痛い反撃を受けて伝説の強さを思い知った。


 ☆滝川一益(27歳)

 猿夜叉丸誘拐の実行犯。

 もちろん主犯は信長。

 今年は鉄砲隊を率いて浅井朝倉軍との戦いに本格参戦する事になる。

 明智光秀と連携し鉄砲の有用性を証明する。


 ☆柴田勝家(30歳)

 ☆☆森可成(289歳)

 ☆北畠具教(24歳)

 斎藤家への援軍として北近江に参陣する。



【六角家陣営】


 ☆六角定頼(57歳)

 六角家当主。

 昨年同様北近江の戦いには静観をした、と言うより動くに動けない状況であった。

 三好家と織田家に挟まれた難しい立場で今後の動きが気になるところ。



【足利将軍家陣営】


 ☆足利義藤(足利義輝)(16歳)

 室町幕府第13代征夷大将軍。

 とは言え、殆ど何の権力も無い飾りの将軍であるが、野心は高い。

 昨年から織田家に居候として親衛隊に偽名で加わる。

 帰蝶の考えで、史実の伝説である『剣豪将軍』を事実にする為に、猛特訓を受け免許皆伝(?)となった。

 信長とはお互い敵対する道を選んだが、雌雄を決して勝った方に従う約束を交わして織田家を後にした。


 ☆細川晴元(38歳)

 足利義藤に従う室町幕府管領。

 かつては管領として権力を欲しいままにしたが、家臣の三好長慶に義藤もろ共、京を追い出されてしまう。

 義藤に巻き込まれて親衛隊に入隊した後は、同じ様に訓練の毎日を送った。

 若い義藤よりも先に免許皆伝となり、京では味わえない身分を隠した生活を楽しんでいた。



【三好家陣営】


 ☆三好長慶(30歳)

 三好家当主。

 京を支配し幕府を意のままにする現在の日本最大の実力者。

 通称『日本の副王』

 信長と義龍の躍進に重い腰を上げたのか、松永久秀を派遣して書状二つで手玉に取った。


 ☆松永久秀(44歳)

 三好家家臣。

 長慶の命を受けて朝倉、織田、斎藤に接触し主君の意向と伝言を伝えて回った。

 信長の知る晩年の姿は好々爺にして妖怪であったが、今の久秀は鋭利な刃物を思わせつつ思慮深く落ち着いた三好家の忠臣であった。



【織田家陣営 今川家】


 ☆今川義元(33歳)

 駿河今川家当主にして『海道一の弓取り』の異名を持つ大大名。

 桶狭間で信長と戦うが敗北。

 力を貸す事を約束した。

 信長の発した『人地』の意味を理解し衝撃を受ける。

 とりあえずは静観しつつ、三国同盟と織田との関係の間を立ち回る事となる。


 ☆太原雪斎(56歳)

 今川家の最高幹部にして軍師。

 その存在が天下布武法度に抵触するので、今川家では表面上では織田家と敵対している事を利用し、法に触れないようにしている。

 義元同様に正確に『人地』の意味を感じ取った。


 ☆今川氏真(14歳)

 織田家へ人質として送られるはずであったが、妻が北条家の娘の為、織田家との繋がりを察知されないように弟に人質の役目を交代される。

 本人は人質として織田家に行きたかった模様。

 早川殿との仲は良好なのだが、それが災いして織田家に特訓に出かけることが出来ず困っている。


 ☆松平元康(9歳)

 今川家家臣。

 織田家への新年の挨拶として、今川代表でこっそり参列した。

 織田家の方針を持ち帰り義元に報告するが『人地』の意味は理解していない。



【主人公】

 ☆織田信長(肉体:18歳 魂:49+5+7歳)

 3回目の人生を邁進中。

『岐阜』に変わる地名変更として那古野を『人地』に変更し己の野望を明確にする。

 その影響地域は尾張、美濃、伊勢、志摩、伊賀、北近江、三河、駿河、遠江と拡大。

 思い通りにならない転生人生に、自分たちが生み出した世界であるが、その世界は自分達の物ではないと悟る。

 伝説の朝倉宗滴と戦い、伝説が本物である事を知り史実で戦わなかった幸運も悟った。


 ☆帰蝶(肉体:17歳 魂:48+5+7歳)

 2回目の人生を邁進中。

 この物語最大の自由人。

 今年は戦に不参加で、吉乃や新たに側室になった坂茜、瑞林葵、塙直子と行動を共にする。


 ☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)

 未来よりテレパシーにて信長と帰蝶を補佐する。

 伝説の朝倉宗滴や、史実と違い堕落していない朝倉義景、ファラージャにとって気になる存在である松永久秀の姿をみて毎度の事ながら史実と現実の差に驚く。

 自分の生み出した世界では有るが、そこに生きる者達の思惑と行動に、史実を知るアドバンテージなど±0であると理解した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ