*【作中補足】『肉食女子の態度と『妄想王』……そして、流星群。』
(*ボロボロな装備のアカリのイラスト)
【本文より抜粋】
「……”死線”が危ういんだ……」
俺が返したその瞬間、『江戸っ子鼓動』が叫ぶ!
「出よ!『青銅のトライアングル』」
「鼓動さん、お呼びですか?」
(*ゴクトーの妄想魔獣型ロボット)
「いや、俺は呼んでないんだが」
【妄想スイッチ:オフ】
──現実に戻りました──
『青銅のトライアングル』はチーンと高い金属音を鳴らし、
寂しそうに『妄想図鑑』に吸い込まれ収まった。
***
「ふふ……昼間から七つの流星群なんて、珍しいですわね。
これはもう、運命が動き出すーー予兆かもしれませんわね……」
艶やかな唇が、意味深に微笑む。
白衣の胸元には、『教授』の文字が金の魔法糸で縫い込まれていた。
そして、同じ空の下ーー七つの流れ星が、銀の帯となって煌めく。
そのひと筋の光の中に、黒いローブをまとった銀髪の青年の面影が、
淡く浮かび上がっていたーー。
【文中補足】
*『カイド』ーードルバー海とマレー海がぶつかる『ドルマレー海域』に面した巨人が治める国。
(*ズードリア大陸マップ)
*『オックス』ーー巨人族たちが飼育する魔獣。
美しい毛並みと力強い体躯を誇る巨大な魔牛。
その上質な毛皮は高級品として知られ、交易品としても重宝される。
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