表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妄想図鑑が世界を変える?【異世界トランザニヤ物語】  #イセトラ R15    作者: 楓 隆寿
第0幕 序章。 〜妄想図鑑と神代魔法士〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/108

*作中補足*  『妄想図鑑』 No.01: 赤絹シタギ(アカギヌ・シタギ)






「旦那!これを捲っておくんさい。笑えますぜ」



 胸の『江戸っ子鼓動』が、そう言って俺に『図鑑』を寄越す。



 俺は頭の中を整理しながら……恐る恐る一枚目のページを捲った。



 異世界のグリモアーーそれはまるで魔法の扉の鍵のような、神秘的な宝物。


 

 挿絵(By みてみん)


 

 妄想図鑑を開いた瞬間、脳内が一変し、

 無数の光がほのかに輝きながら舞い上がる。


 それは、古代の文字や奇怪な記号が現れるが、

 不思議なことに俺には読めた。



 そのグリモアは、まるで生きているかのように柔らかく、

 ページの間からは微かな魔力(マナ)の流れが感じられる。


 ページの一つ一つには、異なる妄想の風景や生き物、

 魔物が細密に描かれていた。


 時折、ページの端に浮かび上がる光の粒子が、

 まるでその内容を生き生きと語りかけてくるかのようだ。


 表紙には、古代の紋章や謎めいたシンボルが刻まれ、

 触れると暖かさとともに奇妙な安心感が伝わる。


 ページをめくると神代魔法の秘密が明らかになり、

 俺の想像力を刺激してやまなかったーー。




 ■ 図鑑No.01:赤絹シタギ(アカギヌ・シタギ)




 挿絵(By みてみん)

 (*バトルコスチューム着用時)



 ■ 分類名:艶姿顕現型・超妄想精霊イリュージョン・ミューズ



 妄想発動条件:江戸っ子鼓動の臨界突破 × ”死線”の暴走 × 甘い香りの残像 

 → 発動確率:極めて高い。


   •通称:「妄想界の紅き女王」、「妄想の奥義・最終形態」、

      「神代魔法を揺るがす者」などと呼ばれている。




 ■ 外見特徴

  紅玉のように艶やかな赤いレザーを纏う幻影の美少女。

  そのシルエットは柔らかく、線が極めて繊細で残酷なまでに美しい。

  目が合った瞬間、視界の中心が“赤”に染まる演出まで見える。




 ■ 内面/キャラ性


  セリフは時代劇調、挑発的な視線と所作がすべてを物語る。

  「語らない分、語っている」系の最上級妄想体。


  あくまで“ゴクトーの無意識”が創り出した存在であるため、制御不能。

  近づきすぎると、鼓動が暴走 → 妄想世界が現実に侵食するリスクあり。




  ■ 神代魔法との関連


  関連呪式:「朱染召喚陣スカーレット・ゲート」。

  妄想が現実化する直前に出現するサイン。



  挿絵(By みてみん)

 (*魔法発動時の赤絹シタギ)



  ■ 発動魔法候補:


  「幻衣招来」:自身の理想を具現化し、戦闘補助として展開できる。

  「妄想護身結界」:敵の視線を逸らし、注目を一点に集める防御魔法。




  ■ 備考

 

 赤絹シタギは、「妄想タイム」の中でもっとも視覚的、

 衝撃的なキャラクターであり、神々ですら一瞬黙るという記録がある。


  ゴクトーの中では「出るとマズい」と理解しながらも、

  もっとも頻繁に出てくる妄想体。


 “禁断の妄想核”とも呼ばれ、神代魔法の暴走トリガーにもなりうる。




 ■ 図鑑メモ


 「その赤き絹、視界に入れた瞬間に、俺の脳内は別次元に突入する……」


 ーーゴクトー(妄想から目覚めた直後の独白)。



 このグリモアはただの図鑑ではなく、妄想と魔力の結晶だ。


 ページを閉じても、その余韻は心の奥底に残り、

 俺の妄想を絶え間なく掻き立て続けるーー。




















 お読みいただき、ありがとうございます。


 気に入っていただけたらブックマークをお願いします。

 リアクション、感想やレビューもお待ちしております。

【☆☆☆☆☆】に★をつけていただけると、モチベも上がります。


 引き続きよろしくお願いします。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ