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妄想図鑑が世界を変える?【異世界トランザニヤ物語】  #イセトラ R15    作者: 楓 隆寿
第2幕 転章。  〜魔性のロカベルとハゴネの旅〜

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『ロカベルの魔法薬材と薬店』編 2 〜妄想魔獣と女神のようなエルフ〜








「しかし、なかなか出会わんな。もう目と鼻の先におると言うのに」


 神シロは天上の雲を指で”ちぎり”ながらぼやく。


「あなた、そんなせっかちでは……ふふ、その性格、ジュリが受け継いでますわね」


 神シロの妻、女神東雲が笑みを溢す。


「彼女は……”教授”らしくないからな……だが、頭は切れる。もし、ゴクトーが彼女を”眷属”にできれば、奴の運命も変わる……」


 黒銀の目の友こと、トランザニヤが真剣な表情で下界を覗く。


「見ものだな」


「ええ」


 相槌を打つ神シロと女神東雲も、ビヨンド村の薬屋を興味深く注視した。




 その頃、ゴクトーは──『ロカベルの魔法薬材と薬店』の店内。

 居住空間であるミーアの部屋の前に立っていた。





 ◇(主人公のゴクトーが語り部をつとめます)◇





「おおーー広い……」


 思わず声が漏れた。


 部屋に足を踏み入れると、まず目を引くのは大きな出窓だった。

 綺麗に束ねられた純白のカーテンが、

 外から差し込む柔らかな光りを和らげ、

 部屋全体に落ち着いた無垢をもたらしていた。

 

「これ綺麗にゃ!」


 そう言ってアリーは窓辺の小さな観葉植物に手を触れる。

 いくつか飾られたその植物は、繊細な緑の葉が空間に爽やかな香りを添える。


 そんな中、ジュリがふと見上げる。


 広々とした天窓が、青空を切り取るように部屋を照らしていた。


 天窓から降り注ぐ橙の陽色は、ジュリの桃髪を絹糸のように輝かせる。


 その光りは床に敷かれた大きな起毛のラグに反射し、そのふかふかな質感をも際立たせていた。

 

 一方のアカリは、愛くるしい杢目の脚を持つ、低いテーブルの木の感触を確認しながらーー


「これは明灯の魔導具よね?それも癒しタイプの最新式だわ」


 そう言って、その上のぼんやりと薄緑色を照らし出す魔導具を指さす。

 

 魔導具の控えめな光が部屋を穏やかに包み込み、夜になってもここが快適な場所であることを感じる。


 俺は顔が熱くなりながらも、思考を逡巡させた。


 あまり、ジロジロ見ない方が良いか……。

 だがな。

 女性の部屋に足を踏み入れたのは……何しろ初体験だ。

 

 自身で葛藤を繰り返しながらも、結局。

 興味津々で部屋の隅々まで見て回った。

 仲間たちもそれぞれ、呑気に部屋のあちこちを見て回る。


 そんな中、ジュリが口を開く。


「すごい魔導書の数ね。これ古代文字が書かれてるわね。わたしじゃ読めないけど」


 思わず声の方に目をやる。

 部屋の奥、出窓の横には大きめの本棚が三つ並び、そこには魔導書が隙間なく並べられていた。

 いずれも整理整頓が行き届き、一冊一冊が大切に扱われていることが伝わる。


 そんな中、本棚の隣の椅子に腰掛けながら、アリーが突然、声を上げた。


「この机と椅子、高そうにゃ」

 

 そう言う彼女の表情は満更でもない様子。

 

 無駄のないデザインの机と椅子。

 どちらも使いやすさと美しさが両立していた。

 書類や筆記具は綺麗に整頓されており、ここで集中して作業をしている様子が目に浮かぶ。


 一方でアカリが右側の出窓のそば、小さなキッチンを眺めながらつぶやく。


 「ここは使いやすそう」

 

 彼女の言葉に目を向ける。


 キッチンはシンプルながら実用的な造り。

 その一角に存在感を放つのは、『5ドア冷蔵魔導具』。その堂々たる佇まいは、ここがただの居住空間ではなく、冒険者としての日常を支える拠点であることを示していた。

 

 全体的に整然としつつも、温かみが感じられる空間。

 ここが『A級』冒険者、ミーアの部屋であることを、如実に知らしめた瞬間だった。

 

 仲間たちを眺め、部屋の主、ミーアが少し照れながら促した。


「どうぞ、適当に掛けて……」


 彼女の言葉に、俺たちは思い思いの場所に座る。

 アカリは感動したように言の葉を落とす。


「綺麗で素敵なお部屋ね……」


 足を崩してラグに、”女性座り”した。

 

 ”女性座り”は、両膝を一方に流して座る女性特有の座り方。

 背筋を伸ばす彼女の気品と、どこか艶っぽさが際立つ。

 彼女の顔には、部屋の心地良さに安心した表情も浮かんでいた。

 

 そんな俺はふとアカリの視線が気になる。

 目が合う彼女がお構いなしに、片方の足を少しずらした。


(■ダー様、今日は買っていただいた例のオレンジです)


 うわぁっ!オレンジ!

 アカリさんや……無防備に座り過ぎでは?


 思っても口に出せるわけがない。

 そこから視線をはぐらかす。

 耳まで熱を持ったが、思わずアリーに視線を向けた。


 アリーはラグの柔らかさにうっとりしながら、


「これ、“ふっかふか”にゃーー」


 そう言ってゴロゴロと寝転がる。

 彼女の声は少し、夢見心地な感じ。リラックスしてる雰囲気も漂わせる。

 そのメタリックブルーの瞳は、すでにどこか遠くを見つめていた。

 

 ミーアがアリーの頭を撫でながらつぶやく。


 「可愛い……ご機嫌そうで、何より」


 彼女の目はまさにハートになっていた。

 

 一方で、リズム良く腰を下ろし「いいわねーーこういう部屋。ミーア、あとで魔導書見せて──!」と、ジュリもラグに”女性座り”した。



 その瞬間、俺の目にチラッと飛び込む対照色ーー。


 (◆金色の紺のレース、この色ならネーにだって負けないんだから!)


 ってか、紺に金?

 ジュリさんや……座り方ッ!

 今の絶対わざとでしょッ!

 

 胸中は複雑。

 ■アカリと◆ジュリの想いが伝わるからだ。

 この時ばかりは、”心読のスキルは要らないです”と頭をよぎった。


 動揺を抑えきれず、危うく妄想スイッチがオンになりかける。

 部屋に漂う空気にはアカリ、ジュリの”プレッシャー”が重くのしかかった。


 部屋に差し込む陽がゆらめき、温度の上昇を肌で感じる。

 天窓に目を向け深呼吸。

 気を落ち着かせ、俺はラグに胡座をかいた。


 そんな俺を他所に、"ぐぅぅぅう”と誰かの腹の音が響く。


 その音を確かめ、ミーアが優しく言の葉を並べる。


「みんな、お腹空いてるね……うちが何か作るわ」


 そう言って普段の落ち着いた雰囲気を醸す。

 そして、ミーアがさりげなく紡ぐ。


「みんなもその格好じゃーー先ずは、シャワーを浴びて、着替えな……」


 その言葉尻が終わらないうちに、俺はさっと立ち上がった。

 

 ミーアの気遣いに応えるべく、空気を少しでも軽く、と。

 気を配りながら口を開く。


「パン屋ならもう開いてるはず。パンを買ってくるよ。俺がいると、着替えづらいだろうから……」


 言いながらも少し照れくささが心を満たす。

 

 すると、アリーが瞳をキラキラさせながら答えた。


「僕も行くにゃ!全然、汚れてにゃいから!」


 元気な声とともに手を挙げた。

 

 今更ながらアリーが汚れていないことに気づく。

 彼女の衣服は見た目にも清潔で、どこか不思議なほど整っていた。


 そんな思いが巡る中、アカリが零す。


「あ、あのダー様……血だら……」


 だが、俺はすぐにそれを左手で遮り制す。

 

 彼女は何か言いかけたが軽く頷き、言葉を飲んだ。

 

 その言葉は俺の血まみれの格好ーー

 心配が含まれていたのかもしれない。

 けれど、怪我をしているわけじゃない。

 しかも早朝だ。まだ人通りもまばらな時間。

 すれ違いさえしなければ……。


 そう思いながら声をかける。


「わかった、アリー……行こう!」


 軽く笑ってみせ、アリーと一緒に部屋を出て、階段を降りて行く。


 降りた先では、ミンシアが白衣を無造作に羽織ったまま、薬材を扱う手を止め、こちらをじっと見つめている。

 

 その瞬間ーー彼女の寝巻き姿に俺の心は貫かれた。

 

 やはり魔性のエルフ。魔族なんじゃないかと疑いたくなる。

 それぐらい彼女の周囲には【妖艶覇気】が漂っていた。

 

 顔に熱が籠り、血が耳にまで昇っていくのがわかる。


 バクバク音を鳴らす動悸が、俺の口を勝手に滑らす。


「あの、ア、アリーとちょっと、そ、そこまでパンを買いに……」


「そ、そう……坊や着替えは?」


「ない」


「そ、そうなの? い、いってらっしゃい!」


 言葉の途切れが微妙に引っかかるのだが。

 聞きたいことを飲み込んだような彼女の声色。

 

 俺は返事もそこそこ、アリーに手を引かれ逃げるように店を後にした。

 ロカベルの店を背にし、少しだけ空を見上げ、深呼吸して路地へ向かう。


 振り返ると、窓越しにまだこちらを見ているミンシアの姿があった。

 思い返すだけで、眩暈がし、胸がざわつく。


「鼓動、今は、動くな!」


 思わず声が漏れた。


 不思議そうな顔で覗き込むアリーを他所に、そのまま二人で歩き出す。

 部屋にいた時と違ってーーやけに心地良い風が吹いているように感じた。


 ゴ~ン… ゴ~ン…


 どこからでも見える時計台の短い針は、7オクロックを指し示す。

 雲ひとつない晴れやかな朝。まだ村も静かな刻を湛えていた。


 アリーが軽快な足取りで細い路地を進む。


「ゴクにぃは、方向音痴のスキル持ちにゃからね。僕が先導しゅりゅ……」


 俺の手を引く小さな彼女の手は温かく、それが妙に安心感を与えてくれる。

 自分が方向音痴のスキル持ちなのは自覚している。

 だが、こうして小さな背中を追いながら歩くと、

 不思議と少しだけ要らんスキルが、格別に愛おしく感じられる。


 思わず口角を上げながら歩いた。

 そんな俺の胸中を知る由も無く、

 アリーはさっさとメインストリートへ抜けていく。


 そんな幸せな時間も束の間、やがて、目的地にたどり着く。

 

 アリーが振り返って俺を見る。


「ゴクにぃは、この角の路地で待っててにゃ。

 ……その格好にゃと、店の人がびっくりすりゅよ」


「わかったよ、アリー」


 金貨が入った小袋を出して、アリーの小さな手にそっと乗せた。


 ノビの実家、パン屋ーー『ケロッグ・フロッグ』に、アリーは堂々と入っていった。


 パン屋の前で待つ間、俺は路地に並ぶ家を眺めていた。

 土壁の家が規則正しく並び、出窓には鉢植えや干された洗濯物。

 その平和な光景に目を奪われつつも、心はどこかそわそわしていた。


 ミンシア、普段あの格好なんだ。

 ほんと魔性エルフの姉妹だよな……。


 つい先程の光景が頭に浮かび、再び耳が熱くなる。

 思わず頭を振った。


 そんな中、短めの黒髪を靡かせ、片方の瞳をブルーに輝かせながら、ちんちくりんの女の子が店の前に立った。


「ここのパンはうまいのだ! そして、たみの好物なのだ! ビシッ!」


 母に向かってVサイン。


「だからと言って、無闇にあの魔法を使ってはダメよ」


 そう言って母親は長い黒髪をピンで止め直し、身綺麗に衣服を整えた。

 親子ともに和装の服。かなり珍しい。

 パン屋に子供連れの親子が入って行く。 



  まだ5歳ぐらいだろうか? 

 *オッドアイのたみちゃんかーー可愛らしいな。

 そう言えば、あの子は今、どうしているのだろうか?

 


 その光景が孤児院を想起させ、心が鷲掴みされた。

 


 

 しばらくして、アリーが大きな布油紙袋を抱えて戻ってくる。


「お待たにゃ!」


 彼女は自信満々にそう言って紙袋を俺に手渡す。

 それを受け取り、気を取り直して戻る道を二人で進む。

 

 アリーと何気ない会話を交わしながら歩く。

 次第に俺の心は少しずつ、落ち着きを取り戻していった。


 

 店に戻ると、正装に着替えたミンシアの姿は凛としていて、

 先程までの自分が、バカみたいに思えてくる。


 彼女は俺たちに気づき一言。


「お帰り……坊や、その格好で平気だったの?」


 「あ、大丈夫……した」


 彼女に返しながら、恥ずかしくなった俺は足早に店に入った。


 階段を駆け足で上り、部屋の前で深呼吸。


 トントントン


 ドアを開けると、シャワーを浴びたばかりのミーア、アカリ、ジュリの三人が揃って出迎えてくれた。

 

 その瞬間、まるで丘陵に佇む花の群生地に迷い込んだようなーー華やかな香りが広がる。


 良い香りに気持ちが昂る。

 目はかすみ、意識が朦朧としてくる。

 カチッとした音が脳内を巡る中、

 次の瞬間ーー俺は自分の”癖”の世界に入っていった。


 【妄想スイッチ:オン】

  

 ──ここから妄想です──


「待て待て待て。どこを見ればいいんだオレは……」


 ”死線”が思わず漏らした。


「サーチ、頼めるか”死線”?」


「主が望むなら、仕方あるまい……あいわかった」


 ミーアに先ず、”死線”が的に突き刺さる矢のようになる。

 

「『BB(ボヨン・バスター級)』、

『黒のバックスキンスウェード男爵』が主の眷属化を望んでいるようだ」



「黒のバックスキンスウェード男爵? 女性だよな? 初耳だな」


「ははは、そのうち鼓動が図鑑に記すさ、主」


「そうか」


 俺の返事を聞いて、すぐさま”死線”が紡ぐ。

 

「アカリだが、『オレンジの気球』がこちらに睨みを利かせているぞ。

 さらに対となる『オレンジの帆船』も、

 チャイナスリット港から出航したようだ。気をつけろよ、主」


「いやいや、考えるな。わかった、気をつける」


「ジュリにも気をつけることだな、主よ」


「そんなにか?」


「『小谷山』と名乗る大将がアピールするような姿勢で、

 蹲踞(そんきょ)してるぞ。まるで相撲取りだ」



「スライムの変化系魔物か?」


「多分な、ちょっと待て、あれはその取り巻きか?

 陣を張っているのは『紺トラスト将軍』だ。

 彼は『金の刺繍』が入った華やかな旗を掲げ、待ち構えているぞ」



「うむ。そうか、気をつけるよ。ご苦労」


 【妄想スイッチ:オフ】


 ──現実に戻りました──


「お安いご用だ」


 そう言って”死線”は『妄想図鑑』にふっと消えた。

 ”死線”に引っ張られるように、

 残りの者たちも吸引されるようにシュッと収まった。


 俺は我に帰り、意識を戻した。


「強そうなのが揃ったな……」


 思わず声が漏れる。

 動揺しない方がおかしい。益々現実に近づく俺の妄想。

 何せ死線は俺の目。直接映像が脳に届く。


 そんな俺を他所にアカリが、柔らかな声で耳元に響きかける。


「ダー様ありがとうございます。アリーもね……」


 気づけば彼女が密着している。

 感触が熱を持って広がり、全身が痺れるようだ。


「あ、ああ……」


 言葉にならない声が漏れる。

 一方で、ジュリも負けじと反対の腕を引っ張り、"ぷにょっ”。


 感情が入り乱れ、どうするべきかもわからない。

 ただ、無言で耳が熱くなっていくのを感じながら、

 胸中で思わずつぶやく。


 ……どうして、いつもこうなる?


 何とかこの状況から抜け出したい一心で、

 パンが入った布油紙袋をジュリに差し出す。

 

 中身を覗き、確認すると、さっと腕を離す彼女の口元が綻ぶ。

 

 その瞬間、思わず緊張感が緩んだ。


 そんな中、黙っていたミーアと一瞬目が合う。

 やんわりと微笑む、彼女のひとことが俺を救ってくれた。


「リーダー… どうぞ…シャワーを使ってくだい。

 ジュリさんはパンをお皿にお願いします。その間にスープと何か作りますね」


 その気使いの言葉に感謝しかない。


 ミーアさんや、あなたはきっと、いいお嫁さんになれるよ。

 …あの”むにゅ”さえ、なければね。

 あ、ひとこと余計か……。


 思いながらもシャワーを浴びに行こうと廊下に出た。

 ようやく、冷静さを取り戻す時間ができた。


 だがーー。


 「っ……?!」


 ドアを開けたその瞬間、目に飛び込んできた光景に全てがひっくり返された。

 視界に飛び込んできたのは、湯気に包まれた美しい曲線。

 

 そこには緑の長い髪を濡らした、ミンシアともまた違うエルフの女性がいた。

 湯気越しでも、まるで女神の彫刻のように整っているのがわかる。

 自然の造形美という言葉では、片付けられない魅力を感じた。


 ”ドンブラコ” ”ドンブラコ”


 まるでリズムを刻むかのように揺れている。

 彼女は何の疑いも持たず、魔法の歯磨きを持ったまま、こちらに向かって話しかける。


「あらミーア、珍しいわね。一緒に入るの? ミリネアお姉ちゃんも嬉しい……」


 

 澄んだ声が耳を打つ、その瞬間、心臓が張り裂けるくらい脈を打つ。

 彼女の無邪気な言葉がかえって刺さる。


 ど、どうすれば……い・い・い・んだ……。

 こ、これは……?


 理性は限界を迎え、俺はただ、その場に立ち尽くすしかなかったーー。












────────────


【文中補足】


 *オッドアイーー色違いの瞳。膨大な魔力(マナ)を保有するものが多い。

 『魔眼』とも呼ばれている。




 


 「お読みいただき、ありがとうございます」


「気に入っていただけたら、ブックマークをお願いしますわ〜」


 そう言ってもう1人の姉は、歯磨きを続けた。


 挿絵(By みてみん)

(*ロカベル長女のイラスト、魔法の歯磨き粉から蒸気が噴出されています)

 



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 リアクション、感想やレビューもお待ちしております。

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 引き続きよろしくお願いします。



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「たみさ〜ん、いつも応援ありがとうございます〜!!」







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― 新着の感想 ―
二章一話目、冒頭の“神々の俯瞰”で一気に空気が変わって、ここから物語が大きく動く予感にゾクッとしました。 一方でミーアの部屋の生活感が「拠点の安心」を作ってくれて、緩急が気持ちいいです。 妄想に走る…
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