表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/219

3-65.解釈

「―という訳なんですけど、あたしらはカナが何を言ってるのかサッパリで…」

「先輩、どういう事なのか分かりませんか…?」

 代わる代わるに事情を説明していった沙穂と楓がそれを質問に代えて話を締めくくると、晃人は特に思案する素振りも見せず即座に肯定の頷きを見せた。

「事情は把握できましたし、それなりのお答えを差し上げられるかと思います」

 その返答に沙穂と楓は顔を見合わせて共に表情を明るくするが、喜ぶのはまだ早計である事を晃人が告げて来る。

「あくまでも僕個人の見解に過ぎませんので、その点についてはご了承いただきたい」

 晃人はそれが事実である保証はないとするも、自分達では理解の糸口すら見いだせずにいた沙穂と楓なのでそれでも十分大助かりだ。

「それで全然だいじょうぶです!」

「聞かせてもらいます!」

 沙穂と楓が若干食い気味にそれぞれ了承の意志を示すと、晃人はにこやかに頷いてから今もテーブルに突っ伏したままでいる遥の方を見やった。

「遥さんもよろしいですか?」

 当人に対しても律儀に確認をする晃人だったが、遥は突然話し掛けられた為にビクッとして、ようやく下がりかけていた顔の表面温度が再び急上昇してしまう。沙穂と楓が事情を説明している間、遥は例の「いやらしい想像」共々晃人の存在を何とか意識しないよう必死に努めていたものの、それが一瞬にして水の泡だ。

「ぼ、ボクの事は気にしなくていいから! い、今は話しかけてこないで!」

 遥が机に突っ伏したまま上ずった声で応えると、晃人はそのぞんざいですらあった言い様に気を悪くした様子も無くそれを微笑まし気にすらする。

「どうやら答え合わせは後程お三方だけでして頂いた方が良さそうですね」

 遥の様子を目にした晃人はこれから述べる事の真偽については、自分が立ち去ってからの方が良いだろう事を進言し、これに付いては沙穂と楓も特に異論はない。

「あー…、会長が居るとカナはずっとこんなだろうしね」

 沙穂は晃人が現れて以来すっかり机と仲良しになってしまっている遥の様子に苦笑して、楓の方は少しばかり申し訳なさそうな顔をする。

「すみません…カナちゃんは先輩の事が嫌いとかじゃないんですよ…?」

 楓は謝罪と共にフォローの言葉を述べて、晃人も事情を聴いたばかりなので、これには「大丈夫です」と笑顔で理解を示してくれた。

「とは言え、男である僕がここに長居していては遥さんも気が気ではないでしょうから、そろそろ本題に入りましょう」

 事情は何であれ、今は遥の為にも手早く話を終わらせるに越した事はないとする晃人に、沙穂と楓はお互いに目配せをして頷き合う。

「「おねがいします!」」

 沙穂と楓が仲良く声を揃えて応えたのを認めた晃人は、ニッコリと微笑んで二人の説明を聞いて想像し得た「見解」について話し始めた。

「まず、お二方が遥さんのお話を理解し難かった要因に付いてですが、それがお二方には無い男性的な感性に依る物だったからではないでしょうか」

 晃人はそう告げながら、沙穂と楓が話に付いてこれているかどうかを確認する為に二人へそれぞれ目配せをする。

「えっ…と…カナちゃんが昔はそうだったっていうのは分かるんですけど…」

 楓は以前の遥がそうだっただろう事自体には理解を示しながらも首を傾げさせ、同様の様子でいる沙穂がそれをより具体的な疑問とした。

「男のアレを想像しちゃうのが男性的って…おかしくないですか?」

 二人は勿論、遥がかつて男の子だった事や、今現在「男」である賢治に片思い中である事は重々承知の上だ。しかしながら、だからと言って男なら誰彼構わず発現してしまうその「いやらしい想像」が男性的と言われても、それはまるでピンとこない話だった。遥が元々男性全般を恋愛対象としているのならともかくとして、賢治が特別と言うだけで決してそういう訳では無い事を二人は知っているのだ。

「カナって幼馴染の彼以外の男には相手が可哀そうになるくらい興味無さそうだけど…」

 沙穂はその「相手」に具体的な人物でも思い浮かべたのか、若干憐れみがこもった表情で何やら遠い目をする。

「あっ…もしかしてカナちゃん最近BL読んでるからそっちの方面に目覚めた…とか?」

 閃き顔で声を上げた楓はそんな可能性を指摘して来たが、これはとんでもない誤解であった為に遥はかなりギョッとしてしまった。

「むーっ!」

 遥は突っ伏した態勢のまま机をバシバシと叩いて激しく抗議するも、その脳裏にかつて晃人とBLを絡めたちょっとした「妄想」をしてしまった記憶が不意に過ってゆく。

「あっ…」

 それは現在の「いやらしい想像」とは全く毛色が違う物ではあるのだが、今それを思い出してしまったとなると話は別だ。遥の脳内では必然的に「いやらしい想像」とかつての「BL妄想」混ざり合って、それがあっという間に大変恐ろしいイメージへと昇華してしまった。

「んーっ!」

 それは、全裸でアレをそそり立たせる晃人が同様の有様でいる光彦の足元に跪いて頭を撫でられているというかつて無い程インパクトのある光景で、遥はその強烈も過ぎる絵面に堪らずジタバタともがいて今日一番の悶絶だ。

「か、カナちゃん…!? あ、あれ? もしかして正解だったの?」

 楓がびっくりしながら自身の予測が当たっていたのかどうかを問い掛けて来ると、遥は机に突っ伏したまま左右に激しく首を振ってそれを全力で否定する。

「むーっ! むーっ!」

 今は思わずBLという単語に釣られて凄まじい「妄想」を繰り広げてしまった遥だが、それはあくまでも条件が重なった所為で起こった不幸な事故でしかない。

「遥さんがボーイズラブに興味がおありとは…、そうすると今一度解釈を組み直す余地があるかもしれませんね…」

 晃人が至って真面目にそんな事を言い出してしまったので、遥は思わずガバッと起き上がって再びBL路線を全力否定だ。

「ちがうから! BLはかんけーないから!」

 確かに遥は今でも継続的にBLを読んではいるし、切っ掛けは「元同性」である「男」の賢治に恋をしてしまった事からなので、些か倒錯的ではあるかもしれない。だがしかし、だからと言ってその影響で今回の事が引き起った訳で無い事だけはハッキリと断言できた。

「だいたい! ボクが読んでるBLはエッチなやつじゃないから!」

 遥はエキサイトするあまり両こぶしを胸前でブンブン上下させながら、それが至って健全な内容で「いやらしい想像」とは結び付きにくい物である事を力説する。実際に遥が読んでいるBLは精々がキス止まりな少女漫画寄りの物ばかりで、例の想像に登場するアレの描写等も一切無い。

「あー…うん、分かったからちょっと落ち着きなって」

 沙穂が若干呆れた様子で苦笑しながら周りを見る様に目配せしてくると、遥は自分が声を荒げた所為で他の客や店員から注目を浴びている事に気が付いてハッと我に返る。

「はわっ…!?」

 その場に居合わせた客や店員は総じて若い女性ばかりで、その半数以上が妙に暖かい視線を送って来ていた事は僅かに救いではあったものの、もちろん遥がそれで安堵する訳もない。

「はぅぅ…!」

 注目されるに至った発言の内容が内容だっただけに、遥は耳たぶまで真っ赤になって恥ずかしさのあまり再び机に突っ伏してしまう。注目の視線を向けて来ていた他の客や店員達がその様子にほっこりしたり、キュンとなっていたのは若干の余談だ。

「まぁ…、BLに目覚めたってんなら、どっちかっていうと女の子っぽいしね…」

 沙穂が話の軌道修正も兼ねて、それは晃人の言う所の「男性的」では無いだろう事を指摘すると、これには楓も「なるほどー」と納得する。

「でもそうすると…どういう事なんですか?」

 当初の疑問に立ち返った楓の問い掛けに、晃人は笑顔と頷きを見せて、遥が男のアレを想像してしまう事を男性的とするその根拠を明らかにした。

「まず僕が言いたかったのは、好意の有無に拘らず異性のパーツに焦点を当てて執着を見せるのは、男性特有の思考であるという事です。例えば代表的な所で言えばこれですね」

 晃人は「これ」と曖昧な言い回しをしながらも、両手を使い胸前で弧を描くジェスチャーをしてそれが何の事であるのかを表現する。

「「あ、あぁー…」」

 晃人の示している物が何で有るのかを理解した沙穂と楓は、微妙な感嘆を上げながらそれぞれ自身の胸元に視線を落として共に渋い表情になった。二人は完全に平坦な遥とは違ってちゃんとした物を持ってはいるのだが、年頃の娘なのでそれなりに思う所がある様だ。

「要するにカナのそれは男子が女子の…あー…パンツを好きなのと一緒って事ですか?」

 沙穂は胸囲に付いてやはり何かしらコンプレックスがあるらしく、代わりに別な物を例に挙げて晃人に正否を問う。

「女性の下着ですか…成程、概念的には概ねそれで合っているかと思います」

 晃人は生真面目に沙穂が挙げた例を精査してから、それが大きくは的を外していない事を肯定した。

「確かにそれはあたしらに分かんない感覚かもだけど…うーん」

 晃人からの肯定を得られた沙穂は、それならば遥の話しを理解し難かったのも無理は無いとしながらも、どこか釈然としない様子で難しい顔をする。

「さっきも言った通り、カナは幼馴染の彼以外の男には全く興味がないんですよ? それなのに男のアレにだけ興味津々ってのはちょっと…」

 沙穂は遥が男性全般を異性として意識していない以上、やはり今の話しは成り立たない事を指摘して、楓もそれが尤もである事を認めて即座に同意した。

「そういえばそうですよ! カナちゃんが女子のパンツに興味津々っていうならまだ分かりますけど!」

 楓は先程沙穂が上げた例を持ち出して晃人に反論するが、これに黙っていられなかったのが当然遥である。女友達に女子のパンツ好き等と勘ぐられては堪ったものでは無いし、そもそも遥は女の子と下着の組み合わせには些かのトラウマが在って、今ではそれを恐ろしいとさえ思っているのだ。

「ミナ…何言ってんの…」

 遥が突っ伏した態勢のまま顔だけ上げてジト目を向けると、それに気付いた楓は慌てて謝りを入れて来る。

「大丈夫だよカナちゃん、本気ではそんなこと思ってないよ! だってカナちゃんが体育の前は一目散に教室から出てくの知ってるし!」

 楓は弁解ついでに余計な事まで喋ってしまっているが、遥は一先ずの疑念は晴れた様なので、頬を膨らませつつもそれ以上の言及は避けて再び机に突っ伏した。

「あー…、まぁ、カナはこの通り男子より断然女子の方を意識しちゃってる訳なんですけど、そこの所はどうなんですか?」

 遥と楓のやり取りを少々呆れた顔で眺めていた沙穂は、それを前提条件が成立していない根拠に代えて改めて晃人に是非を問い掛ける。

「尤もな疑問ですし、だからこそお二方も理解に苦しんだのでしょうが、それについては次の解釈でご説明いたします」

 晃人は別段慌てた様子も答えに窮した様子も無く、沙穂と楓の疑問に応えるべく話を次の段階へと進めて行った。

「遥さんは男性を異性として認識していないとの事ですが、所謂『性の芽生え』が訪れていたとすればどうですか?」

 その解釈は沙穂や楓にとっては斬新が過ぎたらしく、遥が打ち明け話をした時と同じ様に疑問を露わにする素っ頓狂な声が重なり合う。ただし、今回のそれは沙穂と楓の物だけでは無く、当人である遥の物も加えて三人分だった。

「はっ…?」

「えっ…?」

「へっ…?」

 遥自身も含めた三人が思わず声を上げてしまったのも無理はない。性の芽生え、それは一般的に、第二次性徴を迎えるか否かという比較的幼い子供が、自身や周囲の身体的変化に伴って性差を意識し始める時期の事を指す言葉なのだ。

「そ、それって、小学生の時とかに経験する…?」

 楓が困惑頻りの面持ちでその言葉の意味合いを確認すると、晃人はそれで正しい事を頷いて肯定する。

「その通りです」

 晃人からの返答を受けても尚楓は困惑した面持ちで、それに代わって今度は沙穂の方が差し当たっての疑問点を論った。

「い、いや…意味は解りますけど、カナはこんなだけど高校生ですよ?」

 遥は見た目通りの幼女では無い事を沙穂は指摘するも、晃人はこれも頷きで肯定する。

「確かに遥さんは既に性差に付いては十分な知識をお持ちでしょうから、今更と思われるかもしれません」

 晃人は三人の困惑している理由を汲みつつも、次には理解の入口として一つの問題提起をした。

「しかしながら、遥さんが持っている女性としての自覚や自意識に付いてはどうですか?」

 遥はその言い様に晃人が何故「性の芽生え」等と言い出したのか、その意味合いに気付いてハッとなる。

「あっ…」

 遥は自分が「女の子」である事を受け入れて以来、日々その実感を強めて、またそうであろうと努めてきた。それは裏を返せばまだ完全には「女の子」になり切れていない証でもあり、もしも晃人がその途上で起こっている意識の変化を「性の芽生え」と呼んだとするのならば、確かにそれはそうかもしれないのだ。

「そうか…だから…」

 遥は晃人の解釈の全貌を把握すると共に、実の所今まで自身でも判然としていなかった例のアレを想像してしまうメカニズムについても、それが何だったのかを理解する。

「あぁ…もしかして、女の子としての自覚が強まって来たから、その逆に男を全般的に異性として認識するようになったと…、はぁ…それで性の芽生えかぁ…」

 遥がハッとなっている間に、元来察しの良い沙穂も晃人が言わんとする事の大部分が呑み込めてきた様だ。

「ですので、遥さんがしてしまう例の想像は、小学生男児が同級生女児の丸みを帯び始めた身体を否が応にも意識してしまうのと丁度同じような事だと思います」

 先の「男性的」であるという見解も含めたその結論に沙穂は「成程」と納得を見せるも、片や楓の方はまだ上手く理解が追い付いていない様子である。

「あ、あの…えっと…いくら男の子を異性として意識し始めたからって…男の人のアレを想像しちゃうのは流石に極端って言うか…何か不自然って言うか…」

 楓がたどたどしく自身の疑問を言葉にすると、晃人はその意図を汲み取ってにこやかに頷きを見せた。

「では、遥さんがごく最近、男性のソレを強烈に意識し得る何かしらの経験をしたとすればどうでしょうか? それによって性の芽生えを促進されたと考えると、個人的には全ての辻褄が合うのですが」

 まるで見て来たかのような晃人の鋭い推察に遥はギョッとしてしまうが、楓の方は得心がいったらしくパチパチと拍手をしながら「おー」と感嘆の声を上げる。

「確かにそう考えると色々納得だわぁ…」

 沙穂も晃人の話しは筋が通っている事を認めて感心した面持ちを見せ、そして次には遥の方へと視線を移して何やら意味ありげな笑みを浮かべさせた。

「ねぇカナぁ…会長はああ言ってるんだけどぉ…そこん所どうなのかなぁ?」

 沙穂の極端な猫撫で声での問い掛けに、遥はビクッと身体を小さく震わせて、それまで晃人の所為で少なからず上がっていた体温が一気に急低下だ。

「あっ…えっと…な、何の事か…」

 遥は沙穂が何を聞きたがっているのかを半ば理解した上で白を切ってみせるが、当然それがまかり通る訳がない。

「やっぱりあの人の誕生日に何か有ったんでしょ! 全部白状なさい!」

 沙穂はそれまで座っていた晃人の隣から勢いよく立ち上がると、遥の真横にやって来るなり両肩をガっと掴んで机に突っ伏したままだったその身体を強引に引き起こした。そうなると必然的に遥の視界には正面に座っていた晃人が入ってしまい、否が応にも例の想像を掻き立てられて再び体温が急上昇だ。

「ま、まってヒナ! あ、晃人君いるからぁ!」

 遥は明後日の方へと顔を背け、尚且つその前で腕を交差させる二段構えの防御を敷いて晃人がこの場に居ては相変わらず話しどころでは無い事を訴える。そしてその訴えは、幸か不幸か、当の晃人によってあっさりと聞き入れられてしまった。

「どうやら答え合わせが始まったようですし、そろそろ予備校の時間でもありますので、僕はここで失礼させて頂くとします」

 晃人は予備校を理由の一つに挙げはしたが、時間を確認するそぶりを見せなかった事から恐らくそれは遥達に気を遣わせないための方便だ。

「あ、先輩、ありがとうございました!」

 遥と沙穂がじゃれ合っている間に楓からの感謝だけを受け取った晃人はお得意の王子スマイルを見せると、残り二人の挨拶も待たずに宣言通り颯爽とその場から立ち去ってゆく。

「あっ…かいちょー助かりましたー!」

「べ、勉強頑張ってねー!」

 タイミングを逃してしまった沙穂と遥が少し慌ててその背中に挨拶を投げ掛けるも、晃人は丁度退店してしまう所で振り返る事も無くそのまま行ってしまった。

「…さて、会長の為にもちゃぁんと答え合わせをしなくちゃねぇ」

 晃人の姿が見えなくなるや否や、沙穂はニヤリとした笑みを浮かべながら遥を逃がさない様、肩に腕を回して自分の方へと引き寄せる。

「あっ…えっと…た、多分…晃人君の言ってた通り…かなぁ…?」

 遥は晃人の解釈が大凡で正解だろう事を告げて早々に答え合わせを終わらせようとするも、当然ながら沙穂がそれだけで逃してくれる訳は無かった。

「そっかぁ、それなら会長が言ってた男のアレを強烈に意識しちゃう経験ってのもやっぱりしちゃってるんだぁ…?」

 沙穂が詰問内容をより具体的にして圧を強めて来ると、楓も席を遥の隣に移して反対側から同様に圧を掛けて来る。

「それってやっぱりあの人の誕生日の時だよね? カナちゃんがどんな凄い経験しちゃったのか、ワタシとっても気になるなぁ!」

 沙穂と楓から左右同時に問い詰められた遥は、今し方晃人の解釈が正しい事を認めてしまっている事もあって、流石にもう「何も無かった」ではこれを押し切れない。

「あ、あぅぅ…」

 結局、遥は沙穂と楓の追及から逃れられずに、賢治の誕生日に体験した事を包み隠さず全て白状する羽目になったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ