『れ』
レイド【れいど】
MMORPGにおける大規模な戦闘を表す用語。語源は軍事用語で急襲または強奪を意味するraidのこと。
MMOの前身である時代から存在し、現代ではソーシャルゲームなどでも良く見かけられる。パターンとしてはPvP、プレイヤー同士が陣営に分かれて衝突する場合と、モンスターの軍団との衝突の場合、個人やパーティーでは倒せない強大なモンスターとの戦いの3パターンが存在する。
通常のMMOでは1〜6人程度で同時に攻略、プレイを行うがレイドとなるとその規模にもよるが数十人から数百人での単位での戦いとなる。
例えばMMOでの強大なボスがいたとして、単純に各自勝手にボスを殴っていたのでは勝てず、全体が役割ごとに纏まって動くことが必要になり、そのための指揮官のような者が必要となる場合もある。
なろうにおいてもVRゲームはもちろん、ファンタジーなどでも使用される用語。
レガリア【れがりあ】
① 王権またはその他支配者の象徴である道具のこと。王冠、王笏、宝珠、印璽などが多い。
宗教的権威づけがなされていることも多く、日本の天皇家の有する三種の神器はレガリアであり神器であるし、神聖ローマ皇帝の継承した聖槍はレガリアでありレリックである。
② 王が有する特権のこと。例:貨幣鋳造権。
③ 単に高位のマジックアイテムを示すこともある。
→マジックアイテム【まじっくあいてむ】参照。
歴史改変【れきしかいへん】
SFの一種で、大別すると2パターンに分かれる。
1つは過去の歴史的事象が違う結末であった場合、現在どういう世界になっているかというもの。例えば第二次世界大戦で同盟国側が勝利していた場合の現代史がどうなるか。
スチームパンクも本来は歴史改変もの。19世紀に蒸気機関の小型化、高性能化が成功していた場合、どうなるかというパターンである。
もう1つは現代人(個人または集団)が過去に時間遡行した場合(タイムマシンや転移転生)、何をなし、歴史がどう変化するかというもの。なろうの歴史ジャンルの大半はこれである。日本のSFにおいては特に架空戦記と呼ばれるパターンが人気。
→架空戦記【かくうせんき】参照。
歴史[文芸]【れきしぶんげい】
なろうにおけるジャンルの1つ。過去を舞台にした小説。時代小説、タイムトラベルものを含む。
実質ランキングは現代人が歴史上の人物に転生する作品で占拠されている。
またなろうにおいては第二次世界大戦以降の実在の人物を使った小説は書くことはできない。1964年の東京オリンピックものとかは不可。
レビュー【れびゅー】
①再評価、再調査、精査するの意。日本ではビジネスなどで使用。
②批評、論評の意。カスタマーレビューやブックレビューなどと表現し、商品の使い勝手など使ってみての感想や創作であれば作品の概要、評価、考察がレビューである。
③なろうにおける機能の1つ。
2021年2月、名称がイチオシレビューに変更されたが、今まで通りレビューと呼ばれることが多い。
→イチオシレビュー【いちおしれびゅー】参照。
なろうにおけるレビューは、「作品の推薦文や紹介文を投稿する為の機能」である。作品への意見や感想等は、感想欄に書くべきであり、レビューに書かないこと。推薦文なので批難するような言葉もダメ。
タイトルは、8文字以上100文字以内、本文は、空白・改行含まず150文字以上、空白・改行含み400文字以内で記載される。
ランキングに載っていない連載作品はなろうのトップページの新着に掲載されるのは平均しても投稿後わずか数分に過ぎない。しかしレビューであれば少なくとも数時間は掲載されるという意味で紹介としての価値がある。ただしそもそもレビュー欄を見ているユーザがどれほどいるかという話にもなるが。決して多くはない。
効果的なレビュー文の書き方についての考察は、かつて『レビューに関するアレやコレ!~レビューいっぱいいただいてる系なまこの書くレビュー論!』ってのを書いたのでここでとやかく言わない。それだけで2万字以上書いたからね!興味あったら読んでみてくれ。
レベル【れべる】
水平・水準を表す英単語、Levelのこと。
ゲーム、特にRPGにおいてキャラクターの強さを表す言葉として用いられる。最初のTRPGである『ダンジョンズ&ドラゴンズ』から存在する概念であり、ゲーム開始時に1レベルであるキャラクターたちを冒険を通じて成長させていく事となる。
ゲームにもよるが、レベルが上がることにより能力値が上昇したり、スキルの習得や成功率の上昇、使える魔法が増える、今のジョブの上位の職業につけるようになるなどキャラクターが強化されていく。
なろうにおいてVRゲームジャンルはもちろん、ファンタジージャンルにおいてもレベルやステータスという概念を持ち込むものが多く見られる。この手のゲームに親しんでいる読者にとっては強さや成長のイメージがつきやすいこと、レベルアップや高レベルという状態が興味をもちやすいのが利点。
他方、ゲーム的要素を作中に持ち込むことを好まない読者も存在するため一長一短である。
レリック【れりっく】
① 残存種。かつては広く分布していたが、現在は限られた地域に少数生存する種。いわゆる「生きた化石」。
② 歴史的遺物、特に宗教的遺物のこと。聖遺物。特にカトリックにおいてキリストや聖人、殉死者の遺体・遺品などを示す。
歴史的には聖餐を行う教会には聖遺物が必要であるなどという決まりもあり、遺体は分割され略奪の対象にもなった。このあたりの話を描くファンタジー作品は少ない。
③ 単に高位のマジックアイテムを示すこともある。
TRPG、『セブン=フォートレス』でレリックユーザーというクラスは超古代兵器というマジックアイテムを有するが、これは歴史的遺物という意味も有していると言えるか。
→マジックアイテム【まじっくあいてむ】参照。




