『ら』
ライトノベル【らいとのべる】
略称はラノベ。和製英語。きちんとした定義があるわけでは無いが、元々は若年層向きに書かれた小説群のこと。図書館的な定義で言うとヤングアダルト(YA)小説であるのだが、アダルトという言い方が日本ではポルノ的に使われていることもあり、一般には定着しなかった(図書館の棚ではYAという表記である)。
和製英語ではあるが、ライトノベル、またはラノベという表現は日本のYA小説という意味で海外にも伝わっている。笑うのはライトノベルは当然Light Novelなのだが、ラノベの英語表記がRanobeなことである。日本人発音……。
ライトノベルの定義は業界でも定まっておらず、何がライトノベルであるかという事は極めて困難である。以下そうであるとされる定義を列挙するが、例外は存在する。
ライトノベルを出版しているレーベルから出版されている。
作者または出版社がライトノベルだと言っている。
表紙がアニメ系のイラストである。
内容が青少年向けの娯楽小説である。
アニメ化・漫画化などのメディアミックスが多い。
あなたがそれをライトノベルだと思うならそれはライトノベルだ。
女性向けラノベはどうなのかとか、ラノベのメイン購買層は今は高くなっているという話がとか、ラノベから派生したライト文芸はどうなるのかとか色々ある訳だが、あまり細かく突っ込むとキリがない。
なろうでの作品の多くはライトノベル系の文体、作風のものが多い。特にファンタジー、VRジャンル、現実世界恋愛中心に。女性向けラノベという意味では異世界恋愛もそうと言える。
ラノベ【らのべ】
ライトノベルの略。
→ライトノベル【らいとのべる】参照。
ラブノベ【らぶのべ】
なろうのグループサイト。恋愛作品に特化したサイトで、なろうの作品の中から異世界恋愛のものと現実世界恋愛のもののみこちらから閲覧可能。
ヒナプロジェクトが2007年より運営しているため歴史は長い。なろうの黎明期における読者向け機能の強化として、PC向け読者用サイト『小説を読もう!』と同時に携帯電話向け恋愛小説専門サイトとして『ラブノベ』が設立された。
しかしなろう全体で携帯電話向けの対応はもう終了しており、今後ラブノベの必要性があるのかについては不明。
ランキング【らんきんぐ】
なろうの作者の多くがここに入ることを目指すもの。
なろうにおいては総合ランキング、ジャンル別ランキング、異世界転生/転移ランキングの3種が存在する。ムーンライトは女性向けとBLの2つにランキングが分かれており、ノクターン、ミッドナイトはランキングが1種類である。
それぞれのランキングに日間、週間、月間、四半期、年間のランキングが存在し(総合には累計もある)、まずは日間のランキングに入るかどうかによって得られるPV、ポイント、感想の量などがまるで変わってくるため、そのTOP100に入ることがまず目標となり、その中でもTOP5は読もうのランキングトップページに表示されることになるため、そこを目指すこととなる。
とは言えジャンルによって注目度も全く異なるので、例えばなろうのエッセイジャンルを好んで読む読者でわたしの名前を知らないことはないだろうが、なろう全体では決して有名ではないのである。
ランキングタグ【らんきんぐたぐ】
小説閲覧ページにHTMLタグを設置することができる場所のこと。ランキングサイトへのリンクや個人サイト、Web拍手、自身の他サイトへのリンクを貼ることができる。
目次ページの下部と各話の下部に設置することができ、各話の下部には同じものしか置くことはできないが、目次の下部には別のものを置くことが可能。
例えばこのページを下へとスクロールすると黄色と黒のバナーがある。そこがランキングタグ。このバナーはクリックすると拙作『なまこ×どりる』が表示されるようになっている。
バナー表示でアフィリエイトなど収益の発生するタグや、なろうでR18サイトへの直接リンクなどは規約違反となる。設置前に説明をよく読んでおくこと。
HTMLの構文に詳しくなくても、書き方が書いてあるエッセイはなろう内に存在するので、調べてみると良いだろう。
また、2020年9月にランキングタグ欄からワンクリックで定型文の感想投稿するタグが『朝倉ぷらす』氏により開発されたが、同10月に新たな規約が追加されて禁止された。気楽に「いいね!」できるのはニーズがあるのだけど、あのタグ悪さできるし仕方ないところ。運営による「いいね!」ボタンの実装が期待される。




