『も』
も
喪【も】
ネット、特に旧2ちゃんねる用語。異性にモテない男を喪男(もだん・もおとこ)、モテない女を喪女(もじょ・もおんな)と称していたことが起源で、纏めて喪。
主な要素として異性との交際経験が無く、異性の友人も存在せず、告白されたことがなく、性交経験がないような人間を指す。本人が恋愛に対して諦めている、興味を失っている状態であることも多い。
なろうでも喪女が異世界転移/転生してイケメン王子から迫られてるんですが!的な文脈でよく見かける。
もう遅い【もうおそい】
2020年下半期に急に増えたタイトルのパワーワード。ハイファンタジーのランキングでまず流行し、その他ジャンルへと波及した。ざまぁ、パーティー追放の亜種であり、長文タイトルの構文である。
→ざまぁ【ざまぁ】、パーティー追放【ぱーてぃーついほう】、長文タイトル【ちょうぶんたいとる】参照。
形式は以下のようになる。タイトル例:無能だと勇者パーティーを追放された私、実はパーティーを支える重要人物だった。〜今更パーティー戻って来いと言われてももう遅い。私は姫に雇われ満足な生活を送ってますので」
主人公の有能さを分からない無能な組織から追放されるところから話がスタートし、主人公はその才能を認める組織にすぐに高待遇で雇われる。
追放した側の組織が主人公の不在により衰退する様が閑話として描かれ、最終的に主人公に組織に戻るよう頼むが、それを「もう遅い」と断るのがストーリーとなる。
もだもだ【もだもだ】
本来の意味は悩み悶えるさま。
恋愛小説において両者の社会的地位の違いなどを気にして思い悩み、主人公たちが好きあっているのに恋愛関係を進めようとしないさま。及びそれを楽しむ作品であることを示すキーワード。
→類語、じれじれ【じれじれ】参照。
モブ【もぶ】
モブ、mobという英単語自体は無秩序な群衆を表す言葉であるが、ここで使われる言葉としてはモブキャラクターの略であり和製英語。特にマンガやアニメにおいて使用され、キャラクター名の与えられていない背景となっているキャラクター、書き割りのこと。映画・演劇業界で言えばエキストラに等しい。
意味は拡大しており、ゲームにおける雑魚モンスターのことをモブと表現することがあったり、セリフなどがしっかりあっても地味な脇役のこともモブと表現することがある。
なろうにおいてはVRゲームジャンルで雑魚敵をモブと表現するものがある他、異世界恋愛ジャンルでは乙女ゲームのモブキャラ転生というものがある。この場合はゲーム内のヒロインでも悪役令嬢でもないキャラクターへ転生した主人公という意味になる。
モフモフ【もふもふ】
名詞であり形容詞であり、動詞でもある謎単語。
動物の毛や鳥の羽が空気を含んで膨らみ、手で触り……触り……モフモフしたいんじゃぁっ!!ってなる状態のこと。
アニマルビデオとか見てて、柔らかそう!揉みたい!って思うでしょっていう。
もふもふ(形容詞):毛が空気を含んで膨らんだ様。
もふもふ(名詞):上記状態の動物のこと。
もふもふ(動詞):もふもふする、もふるの形で使用し、動物を思うがまま撫で回すこと。
なので、モフモフなモフモフをモフモフするという文章を作ることが可能!もふもふもふ……。
なろうでも人気。なろうでモフモフな動物の出てくる作品を描くのは人気ある要素と言って良い。ただしこのキーワードには気をつけるべき点がある。実際小説検索でやってみて貰えば分かりやすいが、総合ポイントの高い順で
モフモフで検索1位:『用務員さんは勇者じゃありませんので』
もふもふで検索1位:『くま クマ 熊 ベアー』
なろうの検索、カタカナとひらがなを別モノと考えるので、検索ヒット率上げたいなら両方ともキーワードに入れておこうね。
モルドする【もるどする】
笑い出す、大笑いするの意。
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター神ゲーに挑まんとす。〜』においてモルドというキャラが笑い出すと止まらなくなるということを主人公が「笑っちゃう」ことを「モルドしちゃう」と言ったことから、同作のファンが使うスラング。




