『の』
能力値【のうりょくち】
ゲームにおいてそのキャラクターの強さを可視化するために与えられる値のこと。例えば2人のキャラクターが筋力に優れていると言ったとして、それはどちらがどの程度強いのか分からないが、人間の平均筋力を10とした時に片方は数値が12であり、片方は14であると言えばどちらが筋力があるか分かるというもの。
TRPGから主にRPGのコンピュータゲーム、ゲームをベースとした創作、なろうではVRゲームジャンルではほぼ確実に存在し、ファンタジーでもステータスという形で良く見かけられる。
ゲームとしては便宜上能力値というものが設定されるのは当然であり、例えば能力値が存在しないアクションゲームなどであっても内部データとして参照される数値は当然存在する。
しかしそれは現実世界のものをゲームに落とし込むためのプロセスであり、ファンタジージャンルにおいて能力値というシステムがあるものを嫌う読者は多い。
特に表示回数が多すぎれば「文字稼ぎでは?」と言われることもあるので注意。
どういう値を能力値として使用するかについてはゲーム・小説など作品によって異なる。以下なろうの作品で見かける主要どころを記載する。
STR(strength)ストレ、筋力
VIT(vitality)ヴィット、耐久力
INT(intelligence)イント、知力
MID(mind)マインド、精神力
DEX(dexterity)デクス、器用度
AGI(agility)アジ、素早さ
LUK(luck)ラック、幸運
TEC(technic)テック、技量
STM(stamina)スタミナ、持久力
HPエイチピー、ヒットポイントやヘルスポイントの略、生命点
MPエムピー、マジックポイントやマインドポイントの略、精神力点
ゲームにおいてはHP、MPはゲーム中に大きく変動する値であり、能力値とは扱わない数値であることが多いが、なろうの小説においてはその変動を逐一表記する訳でもなく、能力値として扱うことも多い。
またゲームにあって小説であまり能力値として見かけないものに、魅力、CHA(charisma)またはAPP(appearance)の値などがある。
ノーフォーク農法【のーふぉーくのうほう】
イギリスのノーフォーク地方にて18世紀に行われた農業革命。フォークを使わないという意味ではない。
それまでの中世は冬穀(小麦など)と夏穀(大麦など)と休耕地(放牧地とする)の3つをサイクルさせる三圃式農業が主流であったが、それを例えば小麦、カブ、大麦、クローバーと四圃輪栽式で農業を行うこと。
これによりノーフォーク地域の生産量は大幅に上昇、小麦価格の下落を引き起こし、産業革命の都市人口を支えた。
なろうにおいて転生者が領地経営するNAISEIもので貧乏貴族が中世風農業地域にノーフォーク農法を導入して生産力倍増!的な話が見かけられるが、実際のところ農業か経済史を学んでいれば無茶言うなという話である。
その理由はいくつもあるが、一番大きいものとして、そもそも大規模な地質改善からスタートしているので初期資本が莫大にかかるということ。ノーフォークの場合で20年かけて初期資本を回収しているので、貧乏貴族が手を出せるものでも無ければ、すぐに結果が出せるものでもない。
ちなみにこの地質改善をチート魔法でできるなら、そもそも現代農業が行えるのでノーフォーク農法すら不要となる。
ノクタ【のくた】
ノクターンの略。
→ノクターン【のくたーん】参照。
ノクターン【のくたーん】
ノクターンノベルズのこと。株式会社ヒナプロジェクトが運営する男性向けで性的な意味での18禁小説投稿専用サイト(2022年6/1まではナイトランタンの運営)。基本的な機能は全てなろうと同様であるが、ログインにはXIDが必要となる。
略称はノクタ、夜想曲、夜。
のじゃロリ【のじゃろり】
ロリの一種。
→ロリ【ろり】参照。
野良パ【のらぱ】
野良パーティーの略。ゲーム用語。
パーティーを組んで攻略するタイプのゲームにおいて普段組んでいるメンバーとは異なる者達とパーティーを組むこと。オンラインゲームにおいては主流であるとも言える。
一度きりのパーティーとなる場合もあれば、そこから仲を深めいつも組むようになることもある。
ノンジャンル【のんじゃんる】
なろうのジャンルの1つ。2016年にジャンルの再編があり、そこで各ユーザが現在のジャンルに作品を設定し直すこととなったのだが、そこでジャンル変更しなかった作品(作者がなろうを退会してはいないがもうログインしていないなど)はノンジャンルとされている。
ちなみに今でもノンジャンルのまま更新されている作品も存在する。
よって今作品を書いてノンジャンルにすることはできない。ジャンル別ランキングには上がらなくなる。総合は不明。
拙作『なまこの紹介するお気に入り短編集』でもこのノンジャンルから紹介している素晴らしい作品がある。例えば『Robot Heart』などは、これ童話にジャンル移動してくれないかなぁと常々思っている。




