『そ』
総受け【そううけ】
その作品の登場する他の主要キャラクター全てに対して受けであること。
→受け【うけ】参照。
相互・相互お気に入り【そうご・そうごおきにいり】
お互いに相手をお気に入りユーザに設定している(こちらが相手をお気に入りユーザとし、相手がこちらを逆お気に入りユーザに指定している)状態のこと。
→お気に入りユーザ【おきにいりゆーざ】、逆お気に入りユーザ【ぎゃくおきにいりゆーざ】参照。
正式ななろうにおける用語というわけでは無いが、この状態で相手がお気に入りユーザを非公開としていない場合、こちらのお気に入りユーザ一覧のリストにおける相手の名前の後ろにハートマークがつく、れっきとしたなろうの機能である。
相互評価クラスタを生む温床となっていると相互お気に入りが多いことを批判するようなユーザも存在するが、不当な意見である(もちろん相互評価クラスタそのものは規約違反である)。
相互評価クラスタ【そうごひょうかくらすた】
略してクラスタと言われる場合もあるが、クラスタそのものは他の意味もあるので注意が必要。
→クラスタ【くらすた】参照。
作品を投稿した時にお互いに評価を入れ合うことを約束していたり、相互にレビューを入れ合うなどを約束している集団のこと。例えば20人規模の相互評価クラスタがあり、その大半が同時にブクマ・評価すれば約200ptになるので、日間異世界恋愛やハイファンタジーといった人気の高いジャンルでもランキングの中〜下の方に入ることができ、人の目に止まり、ランキングを駆け上がれる可能性がある。
結局のところそれで駆け上がれる作品は元々地力があるし、地力のない作品はそこまで行ってもすぐランキング落ちするだけであるが。
当然規約違反行為でありBANの対象である。
総攻め【そうぜめ】
その作品の登場する他の主要キャラクター全てに対して攻めであること。
→攻め【せめ】参照。
側室・側妃【そくしつ・そくひ】
一夫多妻制が認められている(いた)社会のうち、イスラムは妻を平等に扱うことが教義の原則にあるが、儒教では妻に序列をつける。
中国や日本の身分の高い層においては一人の正妻を定め、それ以外の配偶者を側室とした。原義的には使用人程度の地位しか持たないが、側室の立場の強さについては文化や時代によってまるで異なる(江戸時代の大奥であれば将軍の子を宿した側室の立場はかなり強くなる)。
またヨーロッパはキリスト教文化なので一夫一妻制が教義により定められているため側室は存在しない。公妾や愛人・寵姫など、妻としては認められない関係である。
なろうにおいては中世ヨーロッパ風異世界が舞台と書きながら、一夫多妻制が採用されており、特に王侯貴族は側室を置くことが認められている(推奨される)とする作品が男性向け女性向け問わず多く見られる。
また側妃という言葉は日本語には存在しない言葉である。中国語では清朝の時代には使われていた言葉であるが、直接的に関連性があるかは不明。それとは無関係にライトノベルで使われるようになり、なろうで広まっている言葉である可能性が高い。
意味としては正室である王妃に対し、側室を側妃と書いているだけなのであるが、上記の通り側室というと立場が低いことをイメージされる可能性がある。妃という言葉から、社会的立場がそれなりにあることを感じさせるための造語とも言える。
卒業パーティー【そつぎょうぱーてぃー】
学校、特にハイスクールの学年末に行われるダンスパーティーのこと。米語におけるプロムナード、またはプロムという略称で知られるフォーマルなダンスパーティーをベースにしたダンスパーティーが異世界の学園において行われている。
アメリカで19世紀末ごろに始まった文化であり、本来は中近世に存在しない。
ほぼいつも婚約破棄の断罪イベントが発生している。
そっ閉じ【そっとじ】
そっと閉じるの略。ネットスラングから。
何かを開けた後(扉や蓋、本、インターネットのページなど)、それをそっと閉じることから。
開けた先に不快であったり、不都合なもの、自分の趣味には合わないものなどがあった時、それに悲鳴をあげたり非難、反論するのではなく、何も言わず立ち去ること。
なろうにおいては基本的には作品を読んで趣味に合わない時に評価・感想などを書かずにそのページを閉じる事を示すことが多い。ブラバと同義。
作中で物理的に扉や本を閉じる時にこの言葉がそのまま使われていることもあるが、ネットスラングなので雰囲気に合ってるかは注意が必要である(例:メイドは部屋の清掃をしようと扉を開けたら、そこで王子が婚約者以外の令嬢と愛し合っているのを発見し、扉をそっ閉じした)。
その他[その他]【そのたそのた】
なろうのジャンルの1つで、ジャンル別では最下部に存在する。他のジャンルの定義に該当しない作品。普通に小説ではというものからエッセイ的なものまで書かれていてランキングも混沌としている。
わたしはオフ会のレポートや自作品の設定集をこのジャンルに投稿することが多い。
ゾンビ【ぞんび】
①原義的にはヴードゥー教の司祭が秘術で死体に魂を移して使役するもののこと。術者の命に従って労働をさせるなどするもので、人を襲うなどの習性は持たない。
②土葬された死体が動き出し、人を襲うもの。古くから存在するネタではあるが、今のゾンビの原型はホラー映画『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』に端を発し、ゾンビに襲われて死んだ人間もゾンビになるという設定が付与された。指数関数的に増えていくゾンビ・パンデミックものである。
ゾンビはホラーもの映画の中で段々と下火にはなっていくが、『バイオハザード』の登場により再燃するなど常に一定の人気はある。人間の死体を動かす、内臓をはみ出させるなど視聴者に嫌悪感を抱かせやすく、ホラーものとして使いやすい。
また初期のゾンビもの映画は大量のゾンビが呻きながらゆっくりと迫ってくるというものであったが、80年代以降凶暴化したゾンビが高速で走って突っ込んでくるようなものを描くものも増え、その描かれ方は一様ではない。
コミカルなイメージで言えばマイケル・ジャクソンの『スリラー』のPVが有名だろう。ゾンビが一糸乱れぬダンスを踊るものであり、わたしもなろうでそのネタを書いたことがある。
③なろうにおいてはジャンルSF:パニックの中では圧倒的な人気を誇り、カテゴリの半分はゾンビが登場すると言える。一方でモンスターを主人公とする作品としては人気がない。書籍化作品の中では『Free Life Fantasy Online ~人外姫様、始めました~』において主人公がゾンビスタートであるが、すぐに上位種になってゾンビ感はなくなる。




