『せ』
生産チート【せいさんちーと】
チートの一種。
→チート【ちーと】参照。
一般的なチートが戦闘能力に現れるのに対して、建築や農業、製薬や鍛冶、武器防具の製作、調理といった分野において、現代の知識を有していたり超常的な能力を有すること。
聖女【せいじょ】
本来の用語としては敬虔で神聖なる事績を成し遂げた、奇蹟を起こした女性のこと。あるいは宗教とは無関係に、慈愛に満ちた人物に使う比喩。
創作全般においてはヒロインの属性の1つ(聖女キャラ)。特徴として処女(性に無知)、慈愛に満ちている、世間知らず、天然などがある。……うちの聖女ちゃん全部満たしてるなこれ。
一歩間違えると読者・視聴者から極めて嫌われやすいという性質を持つ。つまりエンターテインメントの基本である武力行使に対して反対する立場にあり、その反論が世間を知らない浮ついた説教になりやすく、それが社会的立場から周囲のキャラクターに称賛され、また実際に戦場に出れば足手纏いになりやすい。
なろうにおいては特に異世界恋愛のジャンルに多く見られ、神または精霊の祝福を受けた女性のこと。世界または国家に1名程度しか選出されず、主に治癒や結界などの守護、浄化の魔法に対してその世界の一般的な魔法能力を大きく逸脱した力を保有する。地球より女性が異世界召喚される場合も多い。
魔王討伐の旅に出るパターンと、祈りによって国家や世界を守護するパターンに大別される。一般人が王侯貴族や勇者・魔王と結ばれるための設定であるとも言え、神から選出されたのではない(偽の)聖女と対立し悪役令嬢もの的な展開を行うこともできると話の展開が作りやすい。
精神的NTR【せいしんてきえぬてぃーあーる】
NTRの一種。
→NTR【えぬてぃーあーる】参照。
聖地巡礼【せいちじゅんれい】
創作作品の舞台となっている場所のことを聖地と称し、そこに観光目的で訪れること(巡礼)。ドラマだとロケ地巡りということが多く、アニメやライトノベルなどのオタク文化においてはこの言葉が使われることが多い。
『らき⭐︎すた』の埼玉県鷺宮町、『ガールズ&パンツァー』の茨城県大洗町などが有名。
『救世の聖女ツェツィリー、東京都品川区武蔵小山へ行く』の聖地は武蔵小山ですよ!巡礼に来てね!
世界観【せかいかん】
①哲学用語。世界とは何か、世界の意味とは何か、宗教的価値観から捉える世界の意義などを問う。
②原義とは異なり、創作における世界設定の意味。その創作における登場人物が世界をどう捉えているかを示す、あるいは単純にその世界の各種データ的なものを含む設定。
特に異世界を舞台とするTRPGにおいて広まり、なろうにおいてはほぼこの意味で使用される。
世界の強制力【せかいのきょうせいりょく】
乙女ゲーム転生やループものによく見られる設定。未来を知っている主人公が本来の状態から大きく逸脱しようとすると、なぜか規定のルートに収めるための動きが発生すること。例:前の人生で王子の婚約者だったが悪役令嬢としてヒロインに断罪され処刑された主人公が若き日の自分に転生したとき、今世ではそもそも王子と婚約しないように出会うきっかけとなったお茶会を欠席しても、なぜか王子が見舞いにやってきて結局婚約することとなる。
SEKKYOU【せっきょう】
説教のローマ字表記。二次創作やなろうで使われる用語。主人公が行う説教を揶揄する言葉。
なろうにおいては特に異世界転移して神からチート能力を授けられたような元一般人が、偉そうに、現地の社会風俗等を知らず、自らの所業を棚に上げ、的外れな説教をしている時に使われる。
主人公(または作者)が悦に入って、説教相手をばかにしているように見えると特にこのように言われる。
設定厨【せっていちゅう】
創作においてキャラクターや背景世界の設定を考えるのは極めて重要だが、それが行きすぎている作者のこと。
特に設定を作中でアピールしすぎたり、設定の厚さに対してストーリーが薄っぺらい場合に使われる。
攻め【せめ】
①攻撃する側、オフェンスのこと。反語:守り。
②恋愛関係において主導権を握る側。特に男性同士の恋愛において何をとは言わんが挿入する側のこと。反語:受け。A×Bという表記においてAが攻めとなる。
→受け【うけ】、掛け算、×【かけざん、かける】参照。
前世記憶【ぜんせきおく】
転生した場合の前の人生の記憶のこと。別人であった記憶の場合もあれば、前世も同じ人物であったという場合もある。
異世界の別人であった場合(異世界転生)は前世の知識・技術を活かすという方向性になり、乙女ゲーム内への転生や前世も同じ人物という場合は、前世で起きた悪いまたは失敗した事象(イベント)を回避・攻略するという方向性で話が進むことが多い。




