表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/41

選択ゲーム 1

私は部屋の中に入った。部屋の先にあった物は驚くべき光景だった。そこは空港だ。

目の前にはモニターがある。普通は飛行機の搭乗時間が表示されているはずだ。しかしそこにある言葉が表示されていた。

『選択ゲームにようこそ。』

 ゲームという言葉に違和感を覚えた。この異空間に来た目的は修行だったはず。ゲームという言葉の意味を理解できない。

突然入り口のドアのランプが青から赤に変わった。モニターには次のメッセージが表示される。

『ゲームの説明をします。椅子に座ってください。』

指示に従い私は適当な椅子に座った。すると次のメッセージが表示された。

『それでは選択ゲームの説明をします。あなたはフローチャートをご存じですか。』

すると机にタブレット端末が現れた。それにはYes・Noと表示されている。

『それでは答えをタッチしてください。』

フローチャートというのは流れ図のことだったと思う。私はYesをタッチした。

 『このゲームの目的は適切な修行内容を見極めることです。フローチャートというシステムを使い適切な修行内容を判断します。』

次のメッセージがモニターに表示された。

 『これから二者択一の問題を出します。あなたの選択肢はYesかNoしかありません。答えだと思うドアを開けて次の部屋に進んでください。ただし後退は出来ません。慎重に選択をしてください。また次の部屋からは答えを選択した後に実演をしてもらいます。実演が終了してから答えを変更することも出来ます。問題は全部で五問あります。』

 二者択一の問題を答えるだけのゲームだということを知り不安から解放された。しかし私は知らなかった。この単純なゲームの裏にある真意を。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ