242・はじめての こうりん1
|д゜)映像と音楽はエンタメの基本。
モンステラ聖皇国、首都・イスト―――
そこで信者と思われる女性が買い物がてら、
雑談に興じていた。
「そういえばあの噂、知ってる?」
「大聖堂の?
魔導具が全て故障したって聞いていますわ。
でも、まだ原因がわかっていないんじゃ」
そこで妙齢の女性は軽く息を吐いて、
「いえ、違うわ。
それとは別の噂よ。
何でも、どこかの子供が夢の中で、
大精霊様に関するお告げを聞いたんですって」
「お告げ?
それってどんな」
そこで彼女は小声になって、
「夢を見たのは子供だから、難しい言葉は
わからなかったみたいだけど―――
大精霊様が酷い目にあっている人たちを
助けに来る。
その時、助けるのを邪魔する人たちは
死んだ後も決して救われる事は無いって。
ウチの子供たちの間でも噂になっている
そうですわ」
「そういえば、ウチの子も変な噂話が流れて
いるって言ってたわね。
でも酷い目にあっている人たちって……
このモンステラ聖皇国にいるのかしら?」
一方は首を傾げ、もう一方も不思議そうに首を
左右に振り、
「メルビナ大教皇様―――
って事は無いわよねえ。
ご病気になられたと聞いてはいますけど、
病状もそんなに酷いわけじゃないという
話ですし」
「ウチも生活が苦しいけど、別に酷い目に
あっているわけでもないし……
まあ子供の噂だから、そんなに気にする
事でも無いんじゃないかしら」
「そうね。あ、じゃあ私はここで」
「それじゃあ、また」
そう言いながら彼女たちは別れ、それぞれの
道へ進んで行った。
「……噂、ですか……?」
大聖堂、そのトップのために用意された一室。
そこで大教皇代理となったレオゾ枢機卿が、
報告を聞いていた。
病的なまでに痩せたその頬は、魔導具の照明で
影が浮き彫りになると、まるでガイコツのように
見え、
それは、側近の亡命やメルビナ大教皇の
奪還など―――
度重なる失態によって心労が増した事の結果でも
あったのだが、構わず彼は話を続ける。
「……大聖堂の事が噂になっている事くらい、
私も把握しておりますが……」
「い、いえ。
そちらではなく―――
子供たちの間で妙な噂が流行っているとの
事です」
差し出された書面にレオゾ枢機卿は目を通し、
「……ふむ……?」
一通り読み終わると、その書類をテーブルの
上に音も無く置く。
「……大精霊様が、ね……」
「はっ、はい!
何せ噂の発信源が子供なので、大精霊様の
お言葉を幼い頭でしか理解出来ていない
ようですが、
断片的な情報を総合すると、そのように」
そこにはより詳しく、そして原本であろう
言葉が―――
『虐げられし者たちを救うため、大精霊様が
降臨なされる。
その行く手を阻む者は、死して後も天の門は
くぐれないであろう』
そう報告書には記されていた。
「虐げられし者……ですか……
例の兵器化計画のために捕らえている、
人外どもの事……でしょうかね。
……そして彼らを救いに、大精霊様が
現れる、と……」
「は、はい!
調査部隊もそう見ております!
つまりこれは、敵対勢力による情報操作の
可能性が……!
こちらも何らかの対応をすべきかと」
枢機卿と同じく宗教的な衣装に身を包む青年は、
これは人為的なものだと語り、その対抗策を
促す。
だがその意見に対し彼は、
「……放置しておきなさい……
下手に騒げば、却って疑われる結果と
なるでしょう……
ただでさえ、大聖堂の件で人々の間に不安が
広がっています……
……ただ粛々と、やるべき事をするのです」
「は、ハハッ!!
では私はこれで―――」
その答えに青年は深々と頭を下げ、退室した。
一人部屋に残ったレオゾ枢機卿は天井を見上げ、
「……小賢しい……!
……ですが、このような手段をすると
いう事は、表立って敵対するまでの覚悟は
まだ無いという事でしょう……
……計画が成功した暁には、まずそいつらから
素材に加えてあげましょう……」
聖職者らしからぬ笑みを彼は浮かべ、
窓の外の空へ視線を移した。
「シン、よくぞ来た。
一族の長、ロナト。そこの女性も心より
歓迎する。
しかも精霊様も2人、来た。
ぜひとも宴、受けて欲しい」
半人半馬の―――
焦げ茶の髪を馬のたてがみのようにした、
三十代くらいの戦士のような肉体の男が、
見下ろすようにあいさつする。
数日後、私はティエラ王女様と土精霊様、
氷精霊様を連れて、クアートル大陸の
ケンタウロス族の集落へとやって来ていた。
今回、アルテリーゼもメルも身重なので
来れなかったため……
帝国からワイバーンを一体借りて、文字通り
飛んで来たのだが、
「ランドルフ帝国王女、ティエラです。
突然の訪問を許して頂き、感謝します。
実は歓迎の宴の前に、聞いて欲しい事が
ありまして―――」
その揃えられたパープルの前髪を下げるように
彼女が一礼すると、
「他国の女王!?
失礼した、無礼、詫びる。
して用件、何」
そこで中性的な顔立ちの、グリーンの髪と
瞳を持つ精霊と、
透き通るようなミドルショートの白い髪の
少女の姿をした精霊も、ロナトさんの前に
やって来て、
「以前、この近くの森に……
森の精霊様が帰還した事がありましたが」
(■197話 はじめての もす
■201話 はじめての きせき参照)
「わらわたち、彼女に会いに来たの」
それを聞いた彼は、子供と視線を
合わせるように前足を折りたたんで、
その言葉にうなずいた。
「あまりに非道。
許せない、事」
モンステラ聖皇国、そして大ライラック国で
行われている、亜人・人外の兵器化計画の
説明をされた彼らは―――
真っ直ぐに怒りを露わにする。
「族長。
他の部族、行方不明、出てる、聞いた。
もしかしたら、関わり、ある」
「だとしたら我ら、協力、当然。
ロナトとロナトの一族、何でも、やる」
族長であるロナトさんを始め、彼の一族の
若者たちも、全面的に支援してくれるようだ。
「だが、シン。
それと森の精霊様、呼び出す。
何の関係、ある」
ロナトさんが疑問を口にする。
そこで私は、公都『ヤマト』で話し合った作戦を
説明する事にした。
―――数日前―――
―――公都『ヤマト』冒険者ギルド支部―――
「噂を流す?」
「はい。モンステラ聖皇国は大精霊様を
崇拝している国です。
例え噂でも無視は出来ません」
それを聞いていたアラフィフの筋肉質の
ギルド長はうなずき、
「まあ、確かにな。
自分たちが定めた教義である以上、
少なからず影響はあるだろう」
「それはわかるッスけど……
そこでどうしてあの森の精霊様が
出てくるッスか?」
褐色肌の次期ギルド長の青年が首を傾げる。
そこで私は、支部長室まで来てもらった
精霊様の少年少女に、
「土精霊様、氷精霊様からすると―――
あの森の精霊様ってまだ若いんですよね?」
「そう、ですね」
「あと200年もすれば、わらわたちと
同じくらいにはなるの」
人外目線の回答に、人間組の表情は少し
複雑になるが、
「あの、それで……
どうして森の精霊様が?」
改めてティエラ王女様が問い質す。
「あの森の精霊様―――
外見上は、こちらの2人よりも年上なんです。
そこで、大精霊というイメージはあっちの方が
近いんじゃないかって」
「??」
彼女はまだわからない、という表情だが、
「つまり、彼女に『大精霊』役になって
もらおうと思っているんです。
森の精霊様を前面に押し出し、その左右を
土精霊様、氷精霊様で固めて……
私とベッセルギルドマスターが後方を担当。
それで正面から直接乗り込もうかと」
「正面だと!?」
その言葉にジャンさんが聞き返してくる。
「そ、そりゃあちょっと策が無いんじゃ
ないッスか?」
レイド君も心配そうに声を上げるが、
「兵器化施設の資料を見たんですけどね。
捕らえられている人数がおよそ
100人前後―――
潜入して救出出来る限界を超えています。
多少の犠牲を覚悟してなら、話は別ですが。
それにもし何かあれば、彼らを殺せという
命令は当然出ているでしょう。
また、メルビナ大教皇様奪還の後でもあり、
似たような手段は通用しないかと」
つまり忍び込み、魔導具を無効化したところで、
異常を察知した瞬間……
捕らえられている人々が、危害を加えられる
恐れがあるのだ。
また魔導具無効化を一度経験している以上、
それなりの人員を配置していると見た方がいい。
「よ、要するに―――
大精霊様降臨を演出するのですか。
しかし、そう上手くいくかどうか」
ティエラ様が当然の心配を口にするが、
「これだけでは厳しいでしょうね。
ただ、ベッセルギルドマスターの協力が
あれば……」
そして現在に戻り―――
「ふむ、なるほど。
面白い。上手くいく、必ず」
一通り説明を聞いたロナトさんは、
馬の方の前足をコツコツと地面に叩きながら
感心していた。
「でも、よろしいんでしょうか。
演出ではありますが、つまるところ……
大精霊様を騙る事になるのですが」
一番恐れている事をおずおずとたずねると、
「問題ない」
「大精霊様、信じていれば―――
騙される事、ない。
やましい事ある、騙される」
そう言って彼らは肯定する。
言われてみれば、信仰心を試されている
ようなものだ。
ましてや国家を挙げて大精霊様を信じる
モンステラ聖皇国の事……
演出や偽物に騙されるのであればそれまで、
というのがケンタウロス族の認識なのか。
「それで、シン。
我ら、どう動けばいい?」
「あ、はい。
まずは森の精霊様に一度、ランドルフ帝国まで
来て頂きます。
そこで準備を終えた後、こちらまで戻って
来ますので―――
その後、モンステラ聖皇国近くまで私たちを
護衛・運んで欲しいのです」
「うむ、わかった。
まず森、目指そう」
そして森の精霊様を迎えるため、私たちは
まず大陸中央にある森へと向かった。
「相変わらず大きい森ですね」
「じゃー、わらわたちでちょっと探して来るね」
二人の精霊様はそう言うと……
ふわりと浮き上がり、森の中へと姿を消し、
そして小一時間もすると―――
「おお、森の精霊様」
「常なる大地の実り、感謝を」
土精霊様、氷精霊様が連れて来た、
森の精霊様……
蝶のような大きな羽をまとい、
外見は二十代半ばに見える……
青く透き通るようなミドルショートの
髪の女性を前に、
ロナトさんとその部族の方たちは、祈りを
捧げるように両手を組んで前足をたたむ。
彼らの言葉がわからない彼女は戸惑って
いるようだが、
「大丈夫です、事情はお話ししましたから」
「協力してくれるってー」
幼く見える男女の言葉に、森の精霊様は
やや困ったように微笑んだ。
「く……っ!!
だ、ダメだ……!
これ以上は自分の致死量を超えて
しまう……!!」
ランドルフ帝国帝都・グランドールまで
戻って来た私たちは、
さっそく冒険者ギルド本部、そのトップである
ベッセルギルドマスターにアポを取ったのだが、
連れて来た三人の精霊様を見た彼は、片手で
顔を抑え、土下座のようなポーズで私たちを
迎える。
エルフ族も精霊信仰が強いとは聞いていたけど、
さすがに一気に三人も集まると刺激が強すぎた
らしく―――
「あっあの!
アウリス様、顔をお上げください!
お話ししてあった通り、ご協力をお願い
したく……!」
ティエラ王女様が立ち上がるのを促すと、
彼は同席していたカティアさんの助けを借りて、
やっと席に着く事が出来たのであった。
「なるほどねぇ。
自分の『自分だけの世界』を使って、
大精霊様降臨を演出。
そのまま兵器化施設へ乗り込んでいくって
筋書きだったっけ」
「確かにギルドマスターの魔法なら、それは
可能だと思いますが……
ですが相手からも攻撃はあるでしょう。
一瞬でも崩れたら見破られる可能性も」
女性職員である彼女は一抹の不安があるのか、
失敗する恐れについて言及する。
「そこはまあ、私の出番です。
ギルドマスターの『自分だけの世界』の
範囲外を、私の『抵抗魔法』で対処します。
模擬戦で戦った事のあるベッセルさんなら、
私の実力のほどはおわかりかと」
「あぁ、シン殿なら安心だね。
……ところで、精霊の方々はどこに?
ティエラ王女様も、来るなりどこかへ
行ってしまったようだが」
ベッセルさんの質問通り―――
三人の精霊様には、『準備』のために退室して
もらった。
「衣装合わせ、というところでしょうか。
今回、私たちは大精霊様とその一行、
という事になりますので……」
そこまで話すとノックの音が室内に響き、
「あ、来たようですね」
そして扉を開け、彼らが入って来ると―――
「……え」
「……は?」
その姿を見て、2人は固まった。
―――二日後、昼を二時間ほど回った頃。
モンステラ聖皇国、首都・イスト……
大聖堂、その最高責任者がいる部屋で、
レオゾ枢機卿はドアを叩く音に応える。
「……何事ですか?」
その声に、扉を開けて報告者が入ると、
「く、国の北西に魔力を感知しました!!
どうも大陸中央、未開拓地域の森の方向から
近付いているらしく」
「……!」
その言葉に枢機卿は、メルビナ大教皇奪還の
時の事を思い出し、思わず立ち上がる。
「……何が接近しているのです?
確認は……?」
「そ、それが―――
かなりの遠距離で魔力反応をとらえた
ようで、そうとう膨大な魔力かと
推測されます!
このままであれば後数時間で、
モンステラ聖皇国の北部へ到達するかと。
今、確認のため偵察を向かわせています!」
そこで彼は少し考え、
「……そんなに遠くから、ですか?
まるでわざと見つかるような動き……
そして北部へ向かっている……
……確か、大ライラック寄りの北部に、
例の兵器化施設があったはず……」
もしや、メルビナ大教皇奪還と同じく、奇襲を
仕掛けに来たのではないか?
そうレオゾ枢機卿は思考を巡らすが、
「……兵器化施設へ使者を飛ばしなさい。
……例の緊急時命令……
『……いざとなれば、施設内の亜人・人外は
処分やむ無し』、
これを徹底するように、と……!」
「は、ははっ!!」
そして枢機卿は次の状況に対応すべく、
机の上の書類を乱雑に片付けた。
「魔力反応、なおも接近中!
未だ目標の姿見えず!!」
「しかし、何という凄まじい魔力だ……!
いったいどれほどの勢力が近付いていると
いうのだ!?」
一方で、モンステラ聖皇国の偵察部隊は―――
突然出現した強大な魔力反応の正体を確認
するため、馬を走らせていた。
「注意しろ!
これだけの魔力反応となると、左右、空、
どちらにいても不思議は無い!
全員、全方向への警戒を怠るな!」
目標と偵察部隊はお互いにその距離を
詰めつつあり、
やがて魔力感知器の反応に重なっても、
その姿は確認出来ず……
「近いぞ!!」
「周囲を見渡せ!
どんな異常も見逃すな!!
いったいどんな相手が……ん?」
そこで、彼らが乗っていた馬の足が止まる。
「た、隊長。これは―――」
「曲? 音楽?
どこから……」
彼らの耳は、場違いな音を認識する。
それは紛れもなく人の手で奏でられた
音楽であり―――
「! 隊長、アレを!!」
やがて偵察部隊の一人が、ある地点を指差す。
「人……?」
「見たところ5人ほどか。
こんなところで何を」
そして段々とその姿がハッキリとして来ると、
彼らは言葉を失っていく。
中央には美しい大人の女性が、神々しい衣装に
身を包み―――
さらにその左右には、中央の女性に負けず
劣らず……
シンプルではあるが荘厳な着物を着た
子供たちが、宙に浮かんでいた。
そしてさらに子供たちの外側には、フードの
ような装束を着込んだ大人が二人。
それらが静かに歩みを進め―――
「な、なんだ……?
幻影か?」
「いえ、しかし―――
音楽はハッキリと聞こえます。
まるで天から流れるような」
彼らは警戒を解かず、じっとその一行を
見つめる。
しかしその中の一人が、
「た、隊長……
あの連中……いえ、あの方々の周辺、
おかしくありませんか?」
その指摘に全員が目を配ると、
「は、花畑が……!?」
「あの方々の周辺だけ、次々と花が咲き乱れて
おります!」
「ちょ、蝶も飛び交っています!
こ、こんな事って……」
目の前の光景に魂を奪われたように、
ただ近付いて来る花畑に彼らは見入る。
やがて偵察隊の内の一人が、
「……大精霊、様……?」
その言葉を皮切りに、
「だ、大精霊様だ!」
「大精霊様が降臨なされた……!」
「我がモンステラ聖皇国に、
来てくださったのだ……!」
そう口々に語る部隊の面々に隊長は、
「ま、惑わされるな!!
もしこれが敵の策略であればどうする!
それに大精霊様なら、人間ごときの魔法など
通用しまい!
攻撃を仕掛けよ!!」
さすがに隊長クラスは冷静なようで、
部下たちに攻撃命令を出すが、
「い、いやしかし」
「そもそも襲撃であれば、たったこれだけで
来るはずが」
若い部下たちは戸惑い、実行を躊躇する。
「だからそれを確認すると言うのだ!!
もし本当に大精霊様であれば、どんな魔法でも
ご無事であろう!?」
上司の言葉に消極的になりながらも、彼らは
一行に向かって構え、
「ファ、火球!!」
「石弾!!」
「風刃!!」
と、次々に攻撃魔法が放たれる。
だが―――
その魔法は吸収されるがごとく、一行の手間で
次々と消滅し、
「き、効かない……!」
「やっぱりだ!
あの方々は、大精霊様とその配下なんだ!!」
「お、俺たちはなんて事を……!」
部下たちは動揺するが、それ以上に隊長は
混乱、そして後悔していた。
そしてゆっくりと一行は彼らに接近し、
偵察部隊は馬に乗ったまま動けず、
裁きを待つかのように停止する。
すると、宙に浮いていた子供の一人が
隊長にふわりと近付いたかと思うと、
「めっ」
自分よりも小さな子をたしなめるように、
そう言いながら、デコピンをし、
微笑むと、また元の位置に戻り―――
行進を続けた。
「た、隊長……」
それを見ていた部下の一人がおずおずと
彼にたずねるが、
「……! て、撤退! 撤退だ!!
とにかく本国にこの事を伝えるぞ!!」
「はっ、はい!!」
そうして彼らは、逃げるように去って行った。
「うまく行きましたかね」
「大丈夫じゃないかな?
でも、範囲指定まで出来る『抵抗魔法』なんて
初めてだよ」
私とアウリス様―――
ベッセルギルドマスターは、お互いフードを
被った状態でうなずき合う。
「これで何とか、森の精霊様を大精霊様と
認識してくれればいいのですが」
「でもまあ?
アレだけ魔法撃ち込んできたんだしー、
信じたと思うよー?」
土精霊様と氷精霊様は、神主と巫女のような
衣装を着て、浮かびながら語る。
そして大精霊様こと森の精霊様が着込んで
いるのは、純和風というか……
ソシャゲーに出て来るような、天照大御神の
イメージ。
この衣装は天人族に頼んで作成してもらった。
さらに周辺は―――
ベッセルさんの『自分だけの世界』で、
蝶が飛び回るお花畑を演出。
その外側を自分の『無効化』で、常に
魔法を打ち消し、
ゲームのBGMをモチーフにした音楽を、
専用の魔導具で流し続け……
一行は行進していたのである。
また上空には『浮遊島』が二つ。
私たちに合わせてピッタリとくっついて
移動している。
今回、捕らえられている亜人・人外がおよそ
100人前後になるという事で―――
救出用に二つとも出動させたのだ。
浮遊島の上にはハニー・ホーネットたちが
待機しており、兵器化施設に到着したら、
彼らで上空まで引っ張り上げる予定である。
こうして私たちは目的地に向け……
その歩みを再開した。
( ・ω・)最後まで読んでくださり
ありがとうございます!
本作品は毎週日曜日の16時更新です。
休日のお供にどうぞ。
みなさまのブックマーク・評価・感想を
お待ちしております。
それが何よりのモチベーションアップとなります。
(;・∀・)カクヨムでも書いています。
こちらもよろしくお願いします。
【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】
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【指】【完結】
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【かみつかれた】【完結】
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【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【完結】
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