229・はじめての おりがみ
|д゜)18時過ぎて気温30度超って(酷暑)
「イ、『妖煙火』を
『抵抗魔法』で……!?」
「わ、私の目には―――
一喝して魔物を退けたように見えましたが」
煙の魔物とやらを撃退した後、白翼族の二人は
その光景に目を丸くして驚く。
「別にあれくらい、シンならどうって事
ないよー」
「あの『妖煙火』とやらも、魔力を帯びた
生命体なのであろう?
ならばシンが本気で『抵抗魔法』で
吹き飛ばせば、後は流されるだけじゃな」
黒髪セミロングのアジアンチックな妻と、
同じ黒髪ロングの―――欧州モデル系の妻が
『妖煙火』が流れ去った後を見ながら語る。
「おー、おとーさんやっぱりスゴーい!!」
女子中学生くらいの、ショートの黒髪をした
ラッチが手放しで喜ぶ。
「しかし、あのような魔物……
普段はどうやって対処を?」
「見張り役がおりますから、危険が近付けば
それ担当の者が風魔法で吹き飛ばします。
ただ今回の小さな浮遊島に関しては、
そこまで気が回らなかったと言いますか」
「言い訳ではありませんが、基本的に
10年か20年に一度現れるような魔物
ですので―――
それで長老様も失念しておられたのかと。
申し訳ありませんでした」
二名の白翼族はすっかりしょげ返って、
そのプライドも忘れて謝ってくる。
「だが、対応策は見えましたぞ」
そこで研究メンバーの一人が会話に入ってくる。
「あの白翼族の巨大浮遊島でやったように、
最初から東西南北に魔導風力推進装置を
設置すれば……
『妖煙火』に対抗する事が可能です!」
「推進と同時に逃げる事も出来ますし、
本国に着きましたら、さっそく設置
いたしましょう!」
何やらやる気になっているメンバーたちと
共に―――
私たちは帰路を急ぐ事にした。
「空中拠点、ね……
マジで引っ張って来るとはなあ。
何かどんどん技術力が上がっていくな。
キナ臭くなっている以上、仕方がねぇ事かも
知れないけどよ」
公都『ヤマト』の冒険者ギルド支部で―――
私の報告を受けて、筋肉質のアラフィフの
ギルド長がつぶやく。
「それで、1つは王都フォルロワ上空と、
もう1つはここ、公都『ヤマト』の上空で
各試験をするそうです」
「相当上空にありますから、あまり
目立たないッスけど」
「でもハーピー族やワイバーンの皆さんは
喜んでいましたね。
もともと高地や高い木の上に住んでいた
種族らしいので」
私の言葉に、褐色肌の青年・レイド君と……
その妻であるタヌキ顔の丸眼鏡の女性、
ミリアさんが返してくる。
「まあ空を飛ぶ連中なら落ちたりは
しねぇだろう。
それよりシン、王都から連絡だ。
またティエラ王女様が来たんだとよ。
例の『ゲート』を使って。
で、お前さんに相談したい事があるんだと」
「ティエラ様が?
何かあったんでしょうか」
ジャンさんに私は聞き返すが、
「どうもあちらさんの新しい情報を入手
したらしい。
それでシンにも対抗策を考えて欲しいって
ところじゃねえかな」
「わかりました。
では、明日にでも―――」
こうして私は翌日、家族で王都に向かう事に
なった。
「お久しぶりです、シン殿」
パープルの長髪に、前髪を眉毛の上で
揃えた、痩身の女性が頭を下げる。
「お久しぶりです、ティエラ様。
前回会ったのは半月ほど前でしょうか」
王都・フォルロワの冒険者ギルド本部……
その応接室でランドルフ帝国の王女と互いに
一礼する。
「すまんな、シン。
だが今回の件はお前さんにも動いて
欲しくてな」
グレーの短髪に白髪が混じった、細マッチョ
タイプのギルド本部長がこちらをねぎらう。
「で、サシャとジェレミエルなんだが……」
「ラッチが来た途端さらってどこかへ」
「走って逃げたぞ」
ライさんの疑問にメルとアルテリーゼが、
呆れながら答える。
「まあいい。
あいつらは後で叱っておくとして―――
ティエラ殿、説明を」
「は、はい」
そこで彼女が事情を説明し始めた。
「大ライラック国が周辺地域で大規模な
奴隷調達を開始……
同時にモンステラ聖皇国の過激派の
枢機卿と密談を重ねている、と」
「はい。それとまだ未確認ですが―――
その二ヶ国で亜人や人外の取り引きをして
いるのではないか、という疑いもあります。
ランドルフ帝国及び同盟各国の融和政策に、
真っ向から対立するものと」
あの合同軍事演習の後……
大ライラック国、そしてモンステラ聖皇国が
これまでとは異なる動きを見せ始めたとの
情報が、彼女の元に届けられたらしい。
「奴隷調達も他国との接触も―――
独立国の行動だし、口を出せば内政干渉に
なりますが……」
「少なくとも友好的な動きでは無い事だけは、
確かでしょうね」
ブロンドの髪を腰まで伸ばした童顔の女性と、
秘書風の眼鏡をかけた黒髪ミドルショートの
同性―――
サシャさんとジェレミエルさんがいつの間にか、
ライさんとティエラ様が隣り合って座る、
その背後で会話に参加していた。
ラッチはと言うと、難しい話について
いけなかったのか……
部屋に入って早々ドラゴンの姿に戻り、
アルテリーゼの膝で眠ってしまっている。
「それと、これもまだ未確認なのですが、
大ライラック国かモンステラ聖皇国の
どちらかが、間者を潜入させている
可能性があります」
「というより確実に入って来ているだろうな。
いくらワイバーンで警戒しているとはいえ、
範囲索敵持ちの人材は貴重だし、海岸線全体を
カバーなど出来ん。
沖合で小さな船に乗り換えて密かに
上陸されたら、どうにもならんだろうし」
帝国の王女様の言葉を、この国の前国王の兄が
肯定する。
「だが、さすがに王都にまで入って来たら、
怪しい連中には『見張り』が付くはずだ。
実際―――
もう何名か報告が上がって来ているしな」
「そうなんですか。
……あれ? でもわたくしの時は」
そういえばティエラ様は最初、この国に
商人に化けて潜入して来たんだっけ。
(■148話 はじめての いかりょうり参照)
ライさんが見るからに気まずそうな表情を
した後、後ろの秘書二人が、
「当然、上がっておりましたよ」
「ただ海の向こうの大陸から来たとは、
想定外でしたので―――
どう対応するか決めかねているうちに、
ギルド本部へいらっしゃいましたから」
……なるほど。
そしてクラーケンのフライを食べて倒れたと。
その事を思い出したのか、ティエラ様の
顔は真っ赤になる。
「まあ問題はそいつらの対応だな。
そのまま帰してやってもいいんだが、
あの合同軍事演習を見てもなお、
敵対意思を捨てていないとなると厄介だ。
それにこっちも、もう見せるモンは全部
見せてやったし―――
これ以上勝手に見られて見逃すほど、
お人好しでもねえ」
「では……」
ライさんにティエラ様が視線を向け、
「ま、後はこっちに任せてもらおう。
それと―――ちょうどいい実地訓練だ」
「??」
彼の言葉に王女様は首を傾げ……
その後、彼女は退室し、ティエラ様抜きで
『依頼』の話をする事になった。
「あー! お久しぶりです!!
えーと……ブロウさん!」
赤毛のふくよかな、王都のマフィアのリーダー、
ブロウさんと、
いかにもなチンピラ風の細身の男で、かつ彼女の
組織の部下、ジャーヴさんが、
ギルド本部の地下訓練場にいた。
「半分くらい忘れていただろ。
まっ、あんたも活躍しているようで何よりだ」
他にも獣人族やハーピー族、ワイバーンたちも
いて、
「あ、そっちもお久しぶりー」
「元気にしていたかのう?」
ジャーヴさんが妻二人に声をかけられ、
気まずそうに苦笑する。
そこでライさんが代表のように彼らの前に立ち、
「シン、これがお前さんに言っていた―――
『見えない部隊』だ。
もっとも創設したばかりで、まだ訓練も始めた
ばかりだがね」
メンバーの一人一人の顔を見ながら、
彼は自慢するように語る。
ちなみにラッチは一応、機密保護の観点から……
あの秘書二人と、ティエラ様に預けてある。
「魔力って使わないと、すぐ腹が減るのな」
「おかげでメシが美味くて仕方がねぇよ」
誰かがボヤくように話すと、つられて他の
メンバーが笑い出す。
「さて、さっそくだが―――
『見えない部隊』の初仕事にかかってもらう。
どうやら海の向こうからわざわざ、我が国を
のぞきに来た物好きがいるようだ。
お土産は向こうに行った時たっぷり渡した
はずだ。
これ以上は強欲というものだろう。
よって、一時『保護』させてもらおう」
「保護でいいんですか?
『消した』方が早いんじゃ……」
ぶっそうな発言がメンバーから出て来るが、
「完全敵対とはまだなっていない今、
それは避けたい。
メンバーの身分もわからんしな。
ティエラ殿の時のように、お偉いさんが
混じっている場合もある」
「ですがそれだと―――
私たち『見えない部隊』の存在が……」
ハーピー族の一人が当然の心配を口にする。
「確かにその恐れはあるが……
情報なんてものは、相手の受け取り方次第。
それにお前たちに出てもらうとは言ったが、
別に正体を明かせ、という事でもない。
要は、方法はいくらでもあるって事だ」
「と言いますと?」
今度は私が本部長に聞き返すと、
「何、例えばだな―――」
そして私と妻二人、メンバーが円陣を組むように
集まり、彼の説明に耳を傾けた。
「なかなかエグい事考えますねー」
「シンの影響かのう?」
メルとアルテリーゼがいきなりそんな感想を
口にする。
「いや何で私……」
「あながち間違いでもねぇぞ?
お前さんの『ソンシの兵法』を参考にさせて
もらっているからな」
ライさんがあっさりと追撃するように認める。
「で、でも確かにそれなら―――
隠密が何人か混ざっているな、
くらいで済むかも知れません」
私がごまかすように会話を続けると、
「取り敢えず今判明しているのは……
王都に向かっている連中が5人、
すでに潜入している連中が3人だな。
多分、今回が初めての潜入のはずだ。
後続は恐らく支援か、情報収集がうまく
行った場合の回収組だろう。
となると、どこかで合流する事が
考えられる」
そこで本部長がいったん区切り、
「その合流した時を狙う。
全員捕縛が今回の任務だ。
1人も逃がすなよ」
彼の説明が終わると、メンバーは特に
臆する事もなく、
「しっかしまあ、まだ訓練して10日も
経っていないのに初任務とは」
「ま、こっちの都合を考えて動いてくれる
わけじゃねーからな、あっちは」
「それじゃあボチボチ、給料分のお仕事は
しますかね、っと」
口々に軽口を叩く彼らにライさんは、
「『魔力無し』の訓練は、確かにそんなに
していないけどよ。
国内外の諜報はこなして来ただろうが。
いつも通りにやりゃあいい」
そこで妻二人が割って入り、
「んでー?」
「我らやシンはどうすればいいのじゃ?」
その質問に彼はこちらへ振り向き、
「念のため後方支援をお願いしたい。
コイツらなら大丈夫だと思うが、
万が一って事もある。
いざという時は、全員『無効化』して
もらって構わないからよ」
「えっ」
ライさんがあっさりと私の能力について
話す事に思わず驚くが、
「ああ、彼らにはお前さんの正体はすでに
明かしてある。
俺の正体と一緒にな。
何せコイツらは今やウィンベル王国の
超特級機密事項なんだ。
ま、機密事項同士仲良くしてくれ」
それは喜んでいい事なのかどうか……
私はちょっと考え込むが、すぐに気を
取り直して、
「わかりました。
それで、任務の日はいつになります?」
「潜入したヤツらに動きがあり次第―――
というより、ここ2・3日以内に動き出すと
見ている。
それまで活発だった活動が止まったそうだ。
という事は、おおよその目的は達したと見て
いいだろう。
後は後続組と連絡が付いた時点で
合流・撤退……
という流れだろうな」
ふむふむ、と私はうなずき、
「わかりました。
じゃあ皆さんも私が別世界からの人間と
わかったところで―――
あ、そうだ!
じゃあ、『見えない部隊』の身分証明
みたいなものでも作りましょうか」
「ほお、面白そうだな。
じゃあやってみせてくれ」
「はい。じゃあまずは紙を……」
そして私は、数枚の紙をメルとアルテリーゼに
持って来てもらい、それを作る事にした。
「何だ、こりゃあ?」
長方形の紙を折り、出来上がったのは―――
三角形に折りたたまれたもの。
「これ、私たちも見た事無いよね?」
「見た目はただの三角の紙になっただけに
見えるがのう」
妻二人がそれをまじまじと見つめる。
私はちょうど視線が合ったジャーヴさんに、
それを手渡して、
「えっ? 俺ですかい?」
「はい。これをこう振りかぶって……
思いっきり下に振ってみてください」
彼は怪訝そうな顔をしていたが、
言われた通りに振り上げると―――
『パン!!!』
と大きな音が地下訓練場に響き、
「うあっ!?」
「爆発!?」
「魔法攻撃!?」
と、みんなが驚くが、
「これは、ただ紙を折りたたんだだけです。
それでこんな音が出せるんですよ。
まあ任務中に使う機会があるとは思いません
けど、これを覚えておけば味方の識別にも
使えます。
擬態魔法で敵に化けられた
としても―――
これを作る事が出来るかどうかで、
判断出来ますし」
「まー確かに」
「ただ諜報活動には不向きな感じじゃのう」
メルとアルテリーゼも私の説明に同調するが、
「いや、そうとも限らねぇぞ」
本部長が私が作った『紙鉄砲』を見て、
アゴをなでながら、
「例えば『魔力無し』状態でコイツを夜間に
使えば……
ある程度の位置はバレるが、注意を引かせる
事も出来る。
その間に他のヤツを潜入させるとか、
使い方はいろいろ考えられるぜ」
それを聞いたメンバーはウンウンとうなずく。
「しかし面白ぇな。
他にもこういうモン作れるのか?」
「え? ええと、まあ。
知っているものだったら―――」
そこで今度は正方形の紙を使って、
彼らの目の前で『折り鶴』を作る。
すると……
「これ、鳥か!?」
「首が長いからドラゴンとか?」
「一枚の紙から作ったんだよな……」
と、子供のような興味津々の目でメンバーは
それを見つめる。
「うはぁ、何これスゴい」
「でもシン~……
また我らに隠し事を……」
妻たちが非難するような目で私を見るが、
「か、紙がこっちの世界だと貴重だから、
なかなか教える機会が無かったんだよ。
それにホラ、さっきの『カミデッポー』
なんか、子供たちに教えた日にはどうなるか」
すると女性陣の何人かが微妙な表情になって、
「あ~……多分作りまくりでしょうね。
特に男の子は」
「そしてあちこちからイタズラで爆発音が」
「絶対混乱する未来しか見えない」
それを聞いた男性陣が視線を左右か下へと
そらす。
「ま、まあまあ。
今回は使う事は無いでしょうし―――
予定通り、ライさんが立てた作戦通りで
行きましょう」
そして私たちは海の向こうからのスパイを
捕獲するべく……
王都のギルド本部で待機する事になった。
「……来たか?」
ウィンベル王国の王都・フォルロワ郊外で、
夜の闇の中で動く怪しい人影が一つ。
その声に呼応するかのように、向こうからも
一人出て来て、
「―――『天』」
「―――『犬』」
何かの合図だろうか、一方の男も答え、
「合言葉は確認した。任務は?」
「大方終わった。
後は国にこの情報を持ち帰るだけだ」
二人がそう言い終わると、それぞれの後ろから
二人と四人が姿を現す。
彼らは三人組と五人組に別れて対峙すると、
「急げ。
浜で小舟に乗って沖合まで一気に出るぞ」
「言われなくてもわかっている」
「尾行されてはいないだろうな?」
「少なくとも俺の範囲索敵には……ん!?」
三人組になった方の一人が声を上げる。
「お前らこそ何をしていた。
魔力反応が後方から来ているぞ」
「何だと?
浜から慎重に移動してきたつもりなのだが」
「どっちにしろこのまま海岸には行けまい。
どうする?
いったん王都に戻るか?」
「そうだな……
あえて危険性の高い方を選ぶ事もない」
そして彼らが踵を返そうとした瞬間、
「!? 何だ!?
王都側からも魔力反応が迫っているだと!」
「どういう事だ!?
それが本当なら、我々は挟み撃ちに―――」
範囲索敵持ちが告げる情報に、彼らは混乱に
陥る。
やがて王都側の方から、近付いてくる人影が……
「女……?」
「いや、それより―――
どうしてこんなに近付くまで気付かなった?」
そこに現れたのはマフィアの女ボスだった
ブロウで、
「こんな年でも女扱いしてくれるとは、
嬉しいもんだねえ」
「何者だ、貴様―――」
彼女はその男たちを前にしても涼し気な
表情を崩さず、逆に彼らは身構える。
「何者って……
まあ、同業者ってところかね。
で、どうするんだい?
大人しくしてくれると助かるんだけど」
彼女の提案に彼らは顔を見合わせるが、
「くそ……
反対方向からも魔力反応が迫り続けている!
あの女の後ろからもだ!!」
「これまでか……」
そしてその光景を、彼らの前後からではなく、
側面から見守る一行がいた。
「どう? シン」
「大人しくなったみたいだが―――」
私は妻たちと一緒に作戦に参加し、
事の成り行きを見ていたが、
「何かもう終わりそうだな―。
ライさんの作戦を使う事も無さそう」
ライさんの立案した作戦、それは……
挟み撃ちもそうだが、さらに彼らの中に途中で
『魔力封じ』の腕輪を外させる者とそのままの
者に分け、
即ち『見えない者』と『見える者』を混在させ、
敵のかく乱を狙ったのである。
「だがシン、何か匂うぞ。
身籠ったからか鼻が敏感に
なっているのかも知れんが」
「匂うって、例えばどんな?」
「鉄というか金属?
のような匂いじゃ。
魔導具とかかのう?」
アルテリーゼが首を傾げていると、
メルが焦り始めて、
「それって何か魔導具を持っているって事?
ヤバくない?
ほら、以前シンを狙ってきた刺客が―――」
人間の方の妻の言葉で、私の記憶から該当する
件が引っ張り出される。
確かアイゼン王国からの刺客が私を狙って来て、
最後は自爆覚悟で……
(■126話
はじめての げいげき(ひなんじょ)参照)
「……ッ!!
前方30メートル、幅10メートルの
範囲において―――
・・・・・
魔法・魔力で動く魔導具などあり得ない!」
とっさに叫ぶように『無効化』を行う。
するとそれと同時に、
「大ライラック国、万歳っ!!」
「万歳!!」
という大声が夜空に響いたが、
「ん……?」
「あれ?」
「じ、自決用の魔導具が……!?」
その連中は、自分が取り出した魔導具を
不思議そうに眺めていたが、
「っ!!
ボサッとしてるんじゃないよ、
取り押さえな!!」
ブロウの号令で、残りの『見えない部隊』の
全員が彼らに飛び掛かり―――
何とか全員を生きたまま捕獲出来たのであった。
( ・ω・)最後まで読んでくださり
ありがとうございます!
本作品は毎週日曜日の16時更新です。
休日のお供にどうぞ。
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お待ちしております。
それが何よりのモチベーションアップとなります。
(;・∀・)カクヨムでも書いています。
こちらもよろしくお願いします。
【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】
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【指】【完結】
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【かみつかれた】【完結】
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【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【毎日更新中!】
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