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玖、目覚め

 桜目線。


 朝陽が部屋に差し込む。

 あたたかい陽の光。

 私は目を覚ます。

 おそるおそる。

 ゆっくりと目を開いた。

 ふと気づく。

 右手がぎゅっとあたたかい。

 そっと傍らを見た。

 白い靄がかった視界が晴れる。

 光に溢れる美しい世界。

 夢にまで見た光景。

 ここにいる。

 いるんだ。

 心臓が早鐘を打つ。

 あの人だ。

 いてくれた。

 会えた会えた。

 滂沱と涙か溢れる。

「ひっく、ひっく」

 嗚咽が漏れる。

 一郎が跳ね起きた。

「どうした!」

 いいえ。

 ただ私、嬉しいの。



 ぽえむ。

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