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吸鬼  作者: ツヨシ
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やはり松明のようだ。


「来る。来る。来る。なんなの、こいつ。めちゃめちゃ気持ち悪いし、めちゃめちゃわけわかんない。その上こいつ、とてつもない力を持っているわ。こんなやつさっさと始末しないと。ほんと、とんでもないやつだわ」


雅美が言い終えた途端、吸鬼がいきなり現れた。


何処かを通って来たと言うよりも、それはまるで瞬間移動でもしてきたかのようだった。


吸鬼はそのまま円の内側に入った。


すると雅美が円の外側に飛び出し、桜井が松明を投げ入れた。


「走れ!」


桜井、そして雅美が走り出した。


上条が慌てて後を追う。


三人でなだれ込むように外に出ると、桜井が言った。


「車へ。とにかく早く逃げるんだ」


桜井、雅美、そして上条が車に乗り込んだ。


車が走りだした時、それは起こった。


爆発音。


そして建物のすき間から、強烈な閃光が放出された。


――なんだあ?


上条が思わずアクセルを緩めると、前を走る車と離されてしまった。


――くそっ。

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