2-22 ま、気
ま、気にしないでおこう。口に出した方が、行動に移しやすい、というのはあるし。
というわけで。
「〈ステータス画面〉、起動!」
手の動きとかは使わず、集中だけで……うん、もう、慣れたみたいだ。
さて、ステータス情報パネルを呼び出したわけだけど。
・技能要素の確認
・未確認のプラグインの学習
これからしなければならないことは、ひとまずこれぐらいか。
今朝は、プラグイン管理パネルをじっと眺めて、できそうなことを考えた結果、時計替わりになるものを作ることができた。
「むーん」
そういえば、プラグイン管理パネルばっかり見てて、技能要素の方は見てないな。
昨日の、最初の着替えの時に見たけど、改めて、技能階梯1は、と。
┃|# 技能階梯 1
┃|●侵入鍵
┃|情報図書館に対する侵入を可能とし、ま
┃|た、その痕跡は常時、消去される。
┃|
┃|●個体情報鍵
┃|ステータス情報の参照に関する全ての権
┃|限を解放する。
┃|
┃|●認証鍵:ヨリコ・ブロッサム
┃|名称[ヨリコ・ブロッサム]に対する情
┃|報参照に関する権限を承認し、付加する。
┃|
情報図書館というのが、最初に見た時は良く分からなかったけど、端末宝珠というものが存在している、ということから推測すると、宝鍵を使って、ここからステータス情報を端末宝珠に引っ張ってきている、ということなんだろうな。
情報図書館か。うーむ。
「保留」
今は考えない。私の場合は、侵入鍵というものを使って情報図書館に入ってる。で、個体情報鍵というのでステータス情報を見ることができて、でも、個々のステータス情報には鍵がかかってて、私の情報にかかっている鍵を、認証鍵というので解除してる。
のか?
「まぁ、でも、端末宝珠の話を聞いたから、改めて見てみると、なんとなく、意味は分かる……うーん」
ぬーん。




