表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
74/1011

2-6 ぬー

 ぬー。


・私たちがいるところは、中心大陸と呼ばれている

・中心大陸はその大部分を山が占める

・山は地竜さんたちが管理している

・中心大陸の西側の狭い範囲に、人間を始めとした色々な種族が生活している

・人間の国は五つ

・国は王制で、王都という大きな都市を中心とする都市国家

・城砦のようなものがあって、そこが街としての機能を備える場合もある


「駄目だ。情報量が多い」


 あれこれ書き並べたメモパネルを眺めながら、頭の中を整理しようとしてみるけれども、トーチライトさんのお話は思っていたよりも中身が濃かった。

 国の名前やその成立の背景、人間以外の種族の生活なんかも、お話の中には出てきたけれど。

 でも、一番、重要そうなのは。


・鉄葉戦争


 てつようせんそう。


・エルフとドワーフの間で起きた、数千年規模と言われている戦争のこと


 今は、エルフさんとドワーフさんの仲は別に悪くない。この戦争が正式に終わったのが、転生者(リレイター)が現れ始めた頃。


「長い戦争があって、そのせいで世界全体が疲弊していて、そんな時に転生者(リレイター)が現れて、そして、魔物(キメラ)が現れた」


魔物(キメラ)侵攻


 で、これが起きた。世界はわりと、ひどいことになって、それを立て直すために頑張ったのが、転生者(リレイター)の先輩たちと、その人たちを信じて動いた、この世界の人たち。

 この、魔物(キメラ)侵攻への共同作戦が発端になって、鉄葉戦争が終わった。


「むー」


 やっぱり。


転生者(リレイター)は、この世界を良い方向に向かわせるために現れた


 こう、思ってしまうなぁ、こういうお話を聞いてしまうと。


「ふーむ」


 にゅーむ。


「ほーむ」


 るーむ?


「ぬむーーーーん」


 あー、ザ・手持無沙汰、再び。


「……トーチライトさん、遅いな」


 美容師さんの段取りをしに行くって言ってから、もう、二十分ぐらい経ってるけど。

 なんか、あったのかな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ