表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード1 転生~ステータス画面~戦い
66/1011

1-66 装備品

 装備品(ガジェット)の、鑑定。


「とりあえず……あった、これか」


 プラグイン管理ページを流し読みしていた時に目に入った、スクリプトプラグインというのも、すごく引っかかるけど。

 まずは、装備鑑定プラグインから。


「オンにすると……どうなるんだろ」


 ステータス情報の方を見ると……装備情報のところに書いてある銀のペンダントの横に、眼鏡っぽいアイコンが付いてる。


「このアイコンを押すと、どうなる……あ、出てきた」


┃[首]▼銀のペンダント

┃   |

┃   ├─区分─

┃   |

┃   |生来装備[首]

┃   |

┃   ├─付与─

┃   |

┃   |●魔力付与【不可知】99

┃   |●魔力付与【格納】1

┃   |

┃   ├─鑑定者─

┃   |

┃   |ヨリコ・ブロッサム

┃   |


「むーん?」


 区分は……生来装備(ユニーク・ガジェット)というのは、銀のペンダントが生来装備(ユニーク・ガジェット)だ、ということなんだろうし、首、というのは、ぬーん、装備する場所のこと、だろうな、多分。

 鑑定者には、私の名前が書いてあるけど。既に私は銀のペンダントを鑑定している、ということ? 今、こうやって装備鑑定プラグインで見たから、なのかな。

 うぬぬ。


「付与は……なんだろう」


 装備品(ガジェット)に、くっついている特別な効果、ぐらいの意味……かな。

 魔力付与とわざわざ書いてあるということは、他にも、なんとか付与があるとか?


「むにゅーーーん」


 【不可知】は、まぁ、多分、誰からも気づかれないとか、そういうあれだと思うけど。目が覚める前に、そんな話を誰かとした記憶があるし、何より、自分で本当にそうなのかどうか、確認もした。間違いなく、銀のペンダントは、それ自体、人に気づかれることがない、という力を持っている。

 で……【格納】ってなんだ。これのことは、説明を受けていないと思うんだけど。

 それとも、私が忘れているだけなのか。


「横の数字は……技能階梯(スキル・ランク)みたいなものなのかな……うーん」


 どう理解するのが正しいのか。


「中身を見るのが一番、早いのかな」


 まずは魔力付与【不可知】を長押し。


┃   |●魔力付与【不可知】99

┃   |本装備品は、受動的にその存在を

┃   |知覚、及び能動的にその存在を認

┃   |識されることがない。ただし、本

┃   |装備品の鑑定者については、この

┃   |効果より除外される。

┃   |本装備品は生来装備であるため、

┃   |生来の所有者は鑑定者として登録

┃   |される。

┃   |


「受動的にその存在を知覚」


 ぼーっとしていた時に視界に入ったものを、あとで思い出すとか、そういうことがないという意味か? なんか、独特の言い回しだけど。


「能動的にその存在を認識」


 自分の意志で、何かを見ようとする、ぐらいの意味かな。

 私の胸を見て銀のペンダントに気づいてしまうのが受動的で、私の胸元に何かないか、探すのが能動的。

 ま、何にせよ、どうやったって銀のペンダントには気づけません、ということなんだろうな。その、気づかれなさ加減が、横にある99という数字なんだろう。

 うん、そう理解しておく。

 鑑定者に私の名前が書いてあったのは、【不可知】にそういう効果があったからで、装備鑑定プラグインは関係なかった、と。ふむふむ。


「これって、この世界の誰も、銀のペンダントに気づけないってことか。魔法使っても駄目なのかな」


 うーん。それはそれで……どうなんだろう。


「【格納】の方は……」


┃   |●魔力付与【格納】1

┃   |一辺の長さが5cmの立方体の内

┃   |側に収まる体積の無生物1つを、

┃   |本装備品の内部に保持することが

┃   |できる。魔力の結線により取り出

┃   |すことが可能。

┃   |保持されている間、対象物の時間

┃   |は停止した状態となる。

┃   |

┃   |> 格納 [ 1 / 1 ]

┃   |


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ