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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード3 先輩~子供~祈る
193/1024

3-20 私た

「私たちの前世の世界より、もう、なんか技術が進んでませんですか」

「進んでるね」


 ほわー。


「あ、横揺れは少し、あるんですね」

「曲がったりするとね」


 なるなる。


「今、入った道が、騎士さんたちのご自宅がある区画の入口ですか?」

「そ」


 ふむ。


「ヨリコちゃん、この世界はもう、慣れた?」

「え?」


 いやー。


「どうでしょう。なんとか、お仕事は決まった感じではありますが、まだ、先は分からないですし、知らないことだらけですよ」


 そういえば。


「バードランドさんは、こちらの世界に慣れるまで、どれぐらいかかりました?」

「私は……最初は、自分のことをどうしても女だって思えなかったから、ひと月はかかったかなぁ」


 ひと月ですか。


「自分のことを僕って言ってたし」


 ほーむ。


「同い年の転生者(リレイター)がいたんだけど……シバとは会ってるわよね?」

「コールズさんですよね。転生者組合(リレイターズ・ギルド)で、ものすごく、お世話になってますです」

「そっか。あいつ、そういえば副支部長だったね」


 コールズさんが、どうかしましたですか?


「シバに、お前、変わったやつだなって言われてさ」


 へー。


「そうか、自分は変わってるやつなんだって、思ってね。だったら、自分のことを僕って言ってもいいよねって、思ったんだ。そしたら、すごく楽になった」


 あー、なんとなく、分かります。全部、ひとまず飲み込んでしまうというか。


「そうそう。だから、ヨリコちゃんも気楽にね。いろんなことに、いつのまにか慣れていってしまうから」


 いつのまにか。そうですね。


「でも、今はご結婚されてるんですよね」

「なんかね、そういうふうになっちゃったね」


 うーぬ。

 結婚か。男の人と、結婚。

 さすがにそれは、私には無理だ。


「娘がいるんだけど、もう、今年で五歳になるの」


 ぬへ!? 娘さん!?


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