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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード3 先輩~子供~祈る
192/1024

3-19 す

「すいません、失礼します」


 空手チョップを空間に打ち込みながら御者さんの横を抜け、馬車のドアの下にいつのまにか置かれていた短い階段を踏んで中へ。


「……おぅ」


 ザ・豪華。


・高そうなソファーっぽいものが向かい合わせになっている

・窓のガラスは無色透明で、カーテン付き

・小さいテーブルが据え付けられていて、その上には、多分、お菓子箱だと思われるものがある

・その他もろもろ、なんかすごい


 思わず、見入ってしまった。


「ヨリコちゃん、奥に座って」

「あ、はい」


 奥へ移動。

 続いて入ってきたバードランドさんはさっさと座ってしまい、ソファーの上をぽんぽんと叩いた。


「はい、座って座って」


 えっこいせ……おぅ。高級な座り心地。


「じゃ、ヨリコちゃん、借りていくから」


 ドアの近くに、トーチライトさんがいらっしゃってくれてた。


「では、行ってまいります」

「ええ。行ってらっしゃい」


 そのあとの、じゃあね、というバードランドさんに向けられた言葉を合図に、御者さんの手でドアが閉められた。


「お菓子食べる?」

「あ、いえ、大丈夫です」

「飲み物もあるけど?」

「いえ、ほんと、お気遣いなく」

「遠慮はしないでね?」

「はい」


 さっき、朝ご飯、食べたばっかりっす。


「そうか」


 そうです。


「奥様、馬車を出してもよろしいでしょうか?」

「お願いします」


 正面の壁に音もなく小さな窓が(ひら)き、御者さんとバードランドさんのやり取りが終わったあと、音もなく閉じた。


・馬車といえば、ものすごく揺れるもの


 の、はずなんだけど。


「動いてますよね?」

「動いてるわよ。窓の外、見てみたら?」


 うん。速い。


「揺れてません」

「あー、そういうことね。転生者(リレイター)発案の工夫らしいんだけど、この馬車の中って、少し、浮いてるのよ」


 なんと!


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