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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード3 先輩~子供~祈る
184/1024

3-11 そもそ

 そもそも、謎のドアってあったっけ?

 昨日、外付けの物置を私は両方、確認してるはず。


「あのー、質問なのですが」


 無言のまま、促す雰囲気を感じたので、続きを。


「このドアって、昨日はなかったと思うのですが」

「そのことについては、戻って説明する」


 あ、説明してもらえるのか。何か、仕掛けがあるのかな。

 早足で歩く師匠について、勝手口から物置部屋に入り、そのまま作業部屋へ。


「待ってろ」


 そう言い残して、師匠は二階に上がっていった。

 なんだろ? あ。


「お帰りなさい」

「ただいま。リカルドは?」

「二階に上がられました」

「下の部屋には行った?」

「はい。それで、ここで待っているようにと」

「そういうことね」


 待っててね、と奥さんも言って、二階に行ってしまった。


 そして何やら、ばたばたと。

 え。喧嘩?

 よ。二人とも下りてきた。


「ごめんね、ばたばたして。これ。ヨリコちゃんに」

「ほは?」


 折り畳まれた布。手触りは、かなりしっかりめ。


「開いていいですか?」

「ええ」


 師匠は無言。うーぬ。

 ぱらりん、と。


「わ。エプロンですか」

「細工師のためのエプロン。もちろん、あなた用の」

「わー。お借りしますね」


 これ着たら、職人っぽさがちょっとは出るかな。


「それはお前のものだ」

「へ?」


 頂けるんですか?


「当たり前だ」


 おーーーー。


「それを着ている時に、物置のドアを開くと、奥のドアが出てくる仕掛けになっている」


 はーーーー、なるほど、そういう仕掛けが。


「あの部屋は、先生が色々と、手をかけてくれてね」


 レインツリーさんの仕業か。


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