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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード3 先輩~子供~祈る
176/1024

3-3 さてと

 さてと。戻りますかねー。


「ただいま戻りました!」

「ああ」


 奥さんのお姿は、既になし。二階に戻られたんだろうな。


「今日からは、これをやれ」

「はい?」


 巻き巻きの世界は終わりなのか。手渡されたのは、金属製の薄い板。模様というか、図形が描いてある。


「その線に沿って、たがねを打っていけ」


 たがね。


「必要なものは、お前の机の上に用意した。どれを使えばいいか、自分の頭で考えながらやれ。期限は一週間だ」

「質問です」


 何も言わないでこっちを見ている時は、質問して良し、の意味。のはず。


「たがねというのは、この、金属の棒のことですよね。()のついた」

「そうだ」

「打つというのは、この模様を深くしろ、ということでいいんでしょうか」

「均一に深くしろ。深さは、木槌で一打ち分だ。髪の毛が二本、入り込むぐらいの深さが一番いいが、まぁ、今は自分なりにやれ」


 なんか、たくさんしゃべった。


「客が来たら、俺に取り次げ」


 話は終わり、ということみたいで、ルーペさんは奥の自分のスペースの方に行ってしまった。

 むーん。


・図形は、ものすごく細かい

・線が重なっている部分もあるから、こういうところはどうするかを考えないといけない

・たがねは、たくさんあって、一つひとつが微妙に違う


 直線と曲線でたがねを使い分けて、木槌でこつこつこんこん。期限は一週間。それぐらい時間をかけてやれ、ということなんだと思う。

 ともかく、やろう。巻き巻きの世界から、こつこつこんこんの世界へ。


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