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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
153/1024

2-85 巻き巻き

 巻き巻き世界のマキコさんー♪ 睫毛を巻ーいて、眉毛も巻いてー♪

 電光石火の早業でー♪ 見知らぬ男にローリングクレイドルー♪


「さて」


 今日の午前中の成果は三つ。かかった時間はだいたい、二時間ぐらいか。

 一つ、四十分。正解の組み合わせを探すのに手間取っているからだけど、いくらなんでも、時間がかかり過ぎなのは自分でも分かる。


・基準の皮紐より長いものは右、短いものは左

・基準の皮紐より太いものは上、細いものは下


 とにかく自分でルールを作って、それに従って作業をした方が、今の私には良さそうだ。

 時短。とにかく時短。


・基準の棒より長いものは右、短いものは左

・基準の棒より直径が大きいものは上、小さいものは下


 作業台を八分割しつつ、手元の作業スペースは確保。完成品の中で自信のあるものは作業台の右上、これは違うかも知れないと思うものは、左上。


「あ、これだと十一分割か」


 改めて作業台の上を眺めてみた。

 ものすごく、ごちゃごちゃしてる。これって、もしかしなくても、無駄な回り道なのではないか。

 何も考えないで、ひたすら組み合わせて失敗したら次、というふうにやっていった方が、いいのかも知れない。


「どうするのが、正解なのかなぁ……」


 ラジオ体操の腰をぐるんぐるんするやつを小さめの動きでしつつ、考えていたら、私の使っている作業台の背中側にある、おっさんのスペースが目に入った。

 私が使っているのと同じ作業台と、机替わりにもなっていると思われる、背の低い棚が壁際に二つ。壁にも棚が作られていて、そこには工具の入った箱があれこれ並んでいる。

 上手く言葉にできないけれど、その場所は、静かな感じ、がした。


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