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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
136/1024

2-68 スー

「スープの色が変わりましたよ!」


 なんか、薄いオレンジ色?

 不思議。


「ふふふ」


 なんすか、その不敵な笑い方は。


「まーまー、食べてみてよ」


 では……。


「あ、うまい」


 スープの染み込んだところと、パンのさくさくと、お野菜のハーモニーが絶妙だ。

 塩加減が優しくて、パンには少し、甘味もあって。


「おいしいでしょ。エルフはわりとグルメだからね。葉っぱの食べ方は、数千年の蓄積があるから」

「葉っぱの食べ方……」


 私に続いてパンを頬ばったレインツリーさんが、うん、おいしい、と言って頷いた。


「たくさんあるから、気が済むまで食べて」


 いや、なんか、悪いですから、という言葉を飲み込んで、私は素直にご厚意を受けることにした。


「はい。いただきます」


 スープそのものもおいしい。


「このスープって、お豆さんのスープですか?」

「そだよー。はい。今度はこっちのパンをつけてみて」


 少し、赤い色のパン。


「ぴちょっとな――お、赤くなりましたね」


 スープの香りが少し、スパイシーな感じになった。


「パンをつけてスープの味を変えながら食べるんだよ。見た目も楽しいし、お野菜たくさん食べられるし」

「ドレッシングもおいしいっす」

「そう? 私のオリジナルレシピなんだけど」

「さすがっす」

「ふふふ」


 パンは一つひとつが小さめだから、たくさん食べられる。赤いスープを一口飲むと、爽やかな(から)みが口の中に広がった。


「はー。なんか、まったりしますね」

「そだねー」


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