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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
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2-60 少し、改

 少し、改まった口調でブライトンさんが言葉を続ける。


「明日と明後日のブロッサムさんの就業訓練のご予定が、無くなってしまいまして」

「そうなんですか?」

「明日からは郵便物の仕分けを行なっている商家でのお仕事だったのですが……」


 はい。頂いた予定表にも書いてありましたし、今朝も、グリーンリーフさんにご説明して頂きました。


「それが、郵便物の配達が滞ってしまっていて、商家の方に行って頂いても、何もすることがないと、先方の方から連絡が届いたものですから」


 それは……なるほど。


「これからお伝えするお話は、明日、正式に発表が各地で為されることなのですが、魔物(キメラ)の出現予測が、修正されることになりました」


 ぬ? 出てくる日にちが変わるとかですか?


「いえ……恐らく、魔物(キメラ)の出現が連続するのではないか、とのことのようです」


 ……それは。


「第一陣の出現予測は変わりません。ちょうど、二週間後に出現するとのことなのですが、第二陣については、第一陣の出現当日より、三日以内、という予測しか立てることができないそうで、出現場所についても複数の候補があるとかで……」


 それって、もしかしなくても、緊急事態ですよね?


「そうですね。生まれてきて十九年目になりますが、初めて経験します」


 おぅ、同い年だったのか、ブライトンさん。なのに、この落ち着き。

 いや、それは今は置いておけ、私。


「ですので、支部長が最終的なご判断を為されますが、主任からは、対応が決まるまでの数日は、待機して頂くことになると思います、とのことでした」


 ふむ。


「あの、フェザーフォール内であれば、外出して頂いても大丈夫だと思います」

「いや、でも、付き添いをお願いしなければならない以上、そんな緊急事態なら、お手すきの方を探してお願いするのも、心苦しいと申しますか……」


 なんか、ブライトンさんの話し方が、伝染してきた。


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