表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
117/1024

2-49 へー

「へー、よっこいせ」


 ベッドに座って足を思いっきり伸ばしてみたら、随分と身体のあちこちが強張(こわば)っていることに気づいた。

 自分で思っていたよりも、私は食堂での就業訓練中、ずっと緊張していたらしい。


「お風呂、入らないとだなー」


 でも、少しの間だけ、ぼーっとしていたい。


「今日は……何があったっけ」


 食堂のお手伝いをして、転生者組合(リレイターズ・ギルド)の職員さんたちと、少し、お話したりして。あー、そうだ、奥さんは転生者(リレイター)で、固有技能(ギフト・スキル)を七つ持ってるって。


「七つはさすがにびっくりしたなー」


 あとは……料理長と奥さんは元々、戦闘職組合(バトラーズ・ギルド)所属の戦闘職(バトラー)さん。こっちもびっくりした。


「コールズさんも、最初の勤め先は食堂で、そのあとに戦闘職組合(バトラーズ・ギルド)に移ったって言ってたっけ」


 戦闘職(バトラー)。害獣駆除、魔物(キメラ)討伐が主なお仕事の人たち。

 私の固有技能(ギフト・スキル)で、どうにかなるようなお仕事ではなさそう。


「私、何をして生きていけばいいのかなぁ……」


 結婚。家庭に入る。


「……無理」


 元男子ですし。いちおう。男の人と、あれやこれや、ということになるのはさすがに。


「悔いのない選択か」


 奥さんに言われた言葉が、なんか胸の奥に残ってる。失敗した、と思ったら、元の道を戻って別の道に行けばいい、だっけ。

 むーん。でも。


「この世界に、甘えすぎるのは良くないな」


 自立せねば。今はまだ、無理だけど。少しずつ、前へ。


「今の私に、何ができるのか、よりも、何をしたいのか、なのかな」


 ……分からん。


「お風呂入る前に、〈ステータス画面〉の勉強をしておくか」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ