2-46 ほひ
ほひー……。
「はい、お待ちどうさま」
わ、わ。
「すいません、私が取りに行くべきなのに」
「いいからいいから」
「ほら、座れ。食うぞ」
オムカレーが、三人分。
おいしそう……あや? コールズさん?
「ごっそさんでした」
おぅ、相変わらず食べるのが早いです。
「ん? そうか?」
ふむん。
「あのー、少しだけ、質問をさせて頂いても?」
「おう。なんだ」
「コールズさん、最初のお仕事は、何を選ばれたんですか?」
「ここだ。半年ぐらいだったですかね?」
「そうだな」
食堂が最初のお勤め先だったんですか。
「勤め先というか、まぁ、面倒見てもらったんだよ。俺、十四だったからな」
「世の中に出る前に、常識をな。叩き込んだ」
「お皿、たくさん洗ってもらったねぇ」
「そうでしたね」
なんか、懐かしそうな雰囲気。コールズさんは、こちらに来たのが十四歳の時だったんですか。
「ああ。半年後に、ようやく俺の希望が通ってな。戦闘職組合に移った」
「俺たちが推薦したんだ」
「そうだったねぇ」
戦闘職組合か。昨日、習ったやつだ。
「害獣の駆除とかですよね? お仕事の内容」
なんか、ものすごく大きな、猪と牛の中間みたいな生き物がいたりするみたいですけど。
「地竜の連中が管理してる山の方に出るんだよ。街に来る前に、十人がかりで駆除をしたりな」
あとは、とコールズさんが続けた。
「魔物の討伐に参加する場合もある。まぁ、詳しいことは、そっちの二人に聞けばいい」
ほへ? どういうことですか?
「俺たちは、元々は戦闘職組合に籍があったんだ」
へ?




