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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
114/1024

2-46 ほひ

 ほひー……。


「はい、お待ちどうさま」


 わ、わ。


「すいません、私が取りに行くべきなのに」

「いいからいいから」

「ほら、座れ。食うぞ」


 オムカレーが、三人分。

 おいしそう……あや? コールズさん?


「ごっそさんでした」


 おぅ、相変わらず食べるのが早いです。


「ん? そうか?」


 ふむん。


「あのー、少しだけ、質問をさせて頂いても?」

「おう。なんだ」

「コールズさん、最初のお仕事は、何を選ばれたんですか?」

「ここだ。半年ぐらいだったですかね?」

「そうだな」


 食堂が最初のお勤め先だったんですか。


「勤め先というか、まぁ、面倒見てもらったんだよ。俺、十四だったからな」

「世の中に出る前に、常識をな。叩き込んだ」

「お皿、たくさん洗ってもらったねぇ」

「そうでしたね」


 なんか、懐かしそうな雰囲気。コールズさんは、こちらに来たのが十四歳の時だったんですか。


「ああ。半年後に、ようやく俺の希望が通ってな。戦闘職組合(バトラーズ・ギルド)に移った」

「俺たちが推薦したんだ」

「そうだったねぇ」


 戦闘職組合(バトラーズ・ギルド)か。昨日、習ったやつだ。


「害獣の駆除とかですよね? お仕事の内容」


 なんか、ものすごく大きな、猪と牛の中間みたいな生き物がいたりするみたいですけど。


「地竜の連中が管理してる山の方に出るんだよ。街に来る前に、十人がかりで駆除をしたりな」


 あとは、とコールズさんが続けた。


魔物(キメラ)の討伐に参加する場合もある。まぁ、詳しいことは、そっちの二人に聞けばいい」


 ほへ? どういうことですか?


「俺たちは、元々は戦闘職組合(バトラーズ・ギルド)に籍があったんだ」


 へ?


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