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銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
1023/1024

9-127 あの方々は、そのー

「あの方々は、そのー、どんな感じで」

「処分はこれから、だろうね」


 処分。

 なんか。心が痛い。


「ヨリちゃんが気にすることじゃないよ。彼らだって、覚悟の上だったみたいだし、そこは、かわいそう、とか思うほうが失礼かもだね」


 そうか。


「分かりましたです」


 フェザーフォールか。師匠と奥さんに、お土産買わないとだな。グレイルを離れるのであれば、兄弟子さんと姉弟子さんにご挨拶したい、というのもなくはなく。


「もし、ヨリちゃんがよければ、なんだけどさ」

「はい?」

「グーちゃんのとこ、行ってみない?」


 グーちゃんさん。グウェンドリン・ブルーグラスさんか。

 書架の魔女。


「いいんですかね? 私が行っても」


 ちょっと、興味はあるけれども。図書館の館長さん、だよな。本来は。


「グーちゃんが、良かったらって言ってたから」


 先方のお許しはある、と。

 むー。

 む。


「一度、お伺いしてはみたいです」

「ん。分かった。それでさ」


 ほい?


「何でしょう?」

「ヨリちゃん、船、平気そう?」


 船。


「いやー、どうなんすかね。最初にこちらに伺った時に乗った小さな舟は、大丈夫でしたけど」


 船に乗っていくようなところなのかな。


「馬車もあるんだけど、そっちのほうが時間がかかるんだよ。ここからなら、エルフ限定ではあるんだけど、船で行けるから。グーちゃんち」


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