9-126 ガー
ガーターベルツとストッキング的なもののセットを頂いてしまった。色は黒。
かわいい箱に入ってる。
「どしたの、それ」
「テイラーさんからのいただきもので」
「下着?」
「なんで分かるんですか」
「その箱、よく使うからね。キリキリは」
「あ。なるほど」
うーむ。どうしよう、これ。黒には黒、だろうけど。
黒の下着の上下とか、持ってない。
「開けないの?」
「いやー。まあ。これは、このままで」
荷物の中の奥にそっと押し込んでおこう。トランクは、と。
「あ、そうだ。ヨリちゃん」
「はい?」
レインツリーさんのご自宅に移動し、以前にも泊めて頂いたお部屋で現在、休憩中。お夕飯は、クリア済み。この前に行った、白身魚のフライがおいしいところ。お店の名前は、おかえ里、だったっけ。まあ、日本人の感性でそういうふうに感じるだけで、日本語のダジャレとかではないところが、なんか、不思議だけど。
「とりあえず、手紙は渡せたし、癒し先生としかばね先生にも会えたから、当面の予定はクリアした感じなんだけど。第一支部にも行ったしさ」
「はい」
「どうする? フェザーフォールに戻るか、もうしばらく、こっちにいるか」
フェザーフォールには戻らないほうがいいって、前に、レインツリーさんがおっしゃっていたけど。状況が変わったのかな。
「フェザーフォールに戻っても、大丈夫な感じなんですかね?」
「ヨリちゃんが会った義賊団関連の話がもう、出回ってるから。大丈夫」
なるほど。あの件か。




