9-123 ……そこまでぐいぐい
「……そこまでぐいぐいに寄せなくても、いいような気がしますです」
「こうしないと、横に流れちゃうから」
おぅふ。
「やっぱり大きいねー」
「ですかね?」
札束が挟めるのは間違いないけれども。ペン立てにもできるか。
「やめてね」
「しませんです」
現在、ドレス用の下着の調整中。肩紐ないと無理とのことだったので、肩紐のあるブラジャジーラを使い、ドレスは、肩紐自体は隠す方向のデザインへ。
下は普段着のスカートのまま、上だけ、下着丸出し状態。
「胸元、やっぱり、開ける感じなんすね」
人型の飾るやつが着た状態のドレスを、横目に見つつ。
「ヨリコちゃんくらいの年代だと、これが流行りだよ」
この世界の若い女は大胆セクシーなのか。このままだと、谷間がぐいぐいの見え見えになる予感。
「おとなしめのほうが、助かります」
「じゃあ、少し、胸元は上げようか」
アシスタントの女子の人に、テイラーさんが何やら指示をしていらっしゃる。
ぬー。前回の時より、本格的になってきた。
「ウェスト細いねー」
「え。そうですか?」
自分では、あまり分からず。裸の状態を見た人たちが。
・レインツリーさん
・グースベリーさん
・ウミさん
極端な人たちのような気はするけれども。比較はできないというか。
小柄、ということを除けば、一番、標準的に女性らしい体型の人は、レインツリーさんのような気がする。
「スカート丈はこのぐらいになるから……そうだ。ストッキング、どうする?」
すとっきんぐ?




