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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第57話 異世界の勇者様はショッピングモールに驚愕!(5)

「──はい! ありがとう御座います、お客さま……」と言った感じだけれど。


 若い女性向きの衣服を販売しているテナントのお姉さんは、僕の男らしいと言うか?


 エルに対しての男としての見栄と言う奴で、僕と結婚をしても苦労をかけない、楽をさせて幸せにしてやるから大丈夫だよ、と言った見栄を素早く察知してくれて、慌ててレジへと持っていき、生産しながら、丁寧に畳んで袋詰め……。


 その様子をエルは不安な顔をしながら見るけれど。


「……そんなに心配をしなくていいよ、エル……。どのみち下着や衣服も全然足りないから、また別のお店に見にいこう……。エルに時計やバッグ、財布も買ってあげたいしね」と。


 僕はエルに微笑みながら告げるのだけれど。


「……いいや、いいよ、一樹……。本当に勿体ないから……。特に私、この世界のお金の価値がまだわからないけれど。これだけのドレスの量だとかなりの金額がすると思うの? だから一樹、お金が勿体無いからいいよ……」




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