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僕とエルフな勇者さまとの昭和の終わり。日常、商い。スローな両世界販売ライフの予定?(改修版)  作者: かず斉入道


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第5話 姫様は妹が出来て嬉しそうなのだが(3)

「……沙也加ちゃん」、「沙也加ちゃん!」、「沙也加ちゃん、うちの声が聞こえる?」


 僕の幼馴染の美幸は、沙也加へと視線を変えると──。自分の娘の魔力暴走で驚愕したのではないか?


 だから呆然としているのだろう? と思われる沙也加へと声をかけた。


「……ん? あっ! 何、美幸?」


 美幸に声をかけられた沙也加の奴は三度ぐらい声を荒々しくかけられればやっと我に返ったような状態へとなるから。


「沙也加先輩大丈夫ですか?」と。


 零の奴も心配した顔で沙也加へと声をかけるから。


「沙也加……」

「総長……」

「沙也加先輩……」

「頭……」と。


 沙也加に続いて、アイツ等が地元や近くの中学校の仲のよかったメンバー達と作った女性ばかりの暴走族【堕天使】のメンバー達が沙也加の心の方を心配して声をかける。


「……ああ、大丈夫だよ。うちは……」



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